コラム:眠気誘うドル/円相場、日米中銀の危機モードが拍車=上野泰也氏

[東京 28日] - ドル/円<JPY=EBS>相場は最近、ほとんど動かなくなった。5月は106─107円台を中心とする狭いレンジの中での上下動にとどまっている。日中の値動きがほとんどなく、スクリーン上の気配を眺め続けるとだんだん眠くなってきてしまう。そうした点では、日銀による長期国債の大規模な買い入れや「イールドカーブコントロール」によって市場としてのダイナミズムがほとんど失われてしまった国内債券市場がいわば「先輩格」になる。最近ではさっぱり動かなくなったドル/円が「JGB(日本国債)化してしまった」と揶揄(やゆ)されることもある。

参照元:ロイター: トップニュース

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