
仮想通貨を勝手にマイニングするクリプトジャック攻撃が増加、モネロやKotoが対象に=マカフィーラボの脅威報告書

サイバーセキュリティ調査チームの「マカフィーラボ」は、脅威に関する報告書を8月28日に公開した。今年の第1四半期でクリプトジャックが29%、ランサムウェア攻撃は118%上昇したとしている。
サイバーセキュリティ調査チームの「マカフィーラボ」は、脅威に関する報告書を8月28日に公開した。今年の第1四半期でクリプトジャックが29%、ランサムウェア攻撃は118%上昇したとしている。
フランスの警察は、モネロ(XMR)を標的にしたクリプトジャックに使用されていた大規模なボットネットを閉鎖した。英BBCが8月27日に報じた。
オーストラリアのハッカーが、2018年1月に45万ドル(10万トークン以上。約4700万円)相当の仮想通貨リップル(XRP)を盗んだ罪を認めた。盗み出したXRPは中国の仮想通貨取引所に送付後、ビットコイン(BTC)に交換したそうだ。
仮想通貨取引所バイナンスは8月23日、同取引所利用者のものとして拡散されたKYC(顧客確認)データに対する調査について、更新情報を発表した。それによれば、漏洩したデータは外部KYCサービス事業者が処理した画像と一部が一致するという。
英イングランド在住の19歳男性、エリオット・ガントン容疑者は、数千ポンド相当の仮想通貨を報酬として、個人情報データの不正販売やハッキングを行った罪を認めたという。同容疑者は、ノーリッチ・クラウン裁判所から20ヵ月の禁固刑を宣告され、40万ポンド(約5170万円)の返済を命じられたそうだ。
仮想通貨取引所バイナンスから個人情報データを盗んだと主張する者が、データを公開する用意をしているという。
2019年の仮想通貨取引所や投資家やユーザーのサイバー犯罪被害額は、43億ドル(約4500億円)に達した。ブロックチェーンセキュリティ会社サイファートレース(CipherTrace)が8月12日、報告書で述べた。
今年5月にハッキング被害を受け、仮想通貨取引所バイナンスから流出した7000BTCのうち、4836BTCが「仮想通貨タンブラー(暗号通貨ミキシングサービス)」であるチップミキサーで資金洗浄が行われている疑いがあることがわかった。
サイバーセキュリティ企業のファイア・アイは7日、中国政府が支援するハッカー集団が仮想通貨やゲーム企業などをターゲットにしたサイバー攻撃を行っていたとするレポートを公表した。
仮想通貨取引所大手バイナンスは7日、ハッカーがバイナンス利用者の個人情報にアクセスしたという主張に反論した。誤った情報を流した個人を特定した人には最大25BTC(約3000万円)の懸賞金を出すと述べた。