
急落は何だったのか?仮想通貨ビットコインのハッシュレート、過去最高を更新

25日の急落の一因とも言われていたハッシュレートの急落。その後急回復し、26日には過去最高を更新した。一方、ビットコインに反発の兆しはなく、執筆時点で8000ドルをめぐる攻防が続いている。
25日の急落の一因とも言われていたハッシュレートの急落。その後急回復し、26日には過去最高を更新した。一方、ビットコインに反発の兆しはなく、執筆時点で8000ドルをめぐる攻防が続いている。
仮想通貨マイニング機器大手ビットメインは9月9日、マイニングマシン「アントマイナーS17」シリーズの最新モデルとして、「アントマイナーS17e」と「アントマイナーT17e」の2製品を発売した。同シリーズは第2世代7nm(ナノメートル)プロセスルールによるASIC(特定用途向け集積回路)を採用しており、S17eのハッシュレートが最大毎秒64テラハッシュ(TH/s)、T17eは最大毎秒53テラハッシュという。
ドイツの統計情報サイト「スタティスタ(Statista)」において、仮想通貨ビットコインのマイニングにおける年間エネルギー消費量が2019年9月5日に公開された。2017年3月から2019年7月までの推移がグラフ化されている。2019年7月時点の年間エネルギー消費量は69.79テラワット時だった。
中国の仮想通貨マイニング機器大手ビットメインは、台湾を拠点とする世界最大級の半導体製造専門企業TSMCに対して、60万台分のマイニング機器新製品に相当するチップを注文したという。ビットメインの新製品は2019年下半期に出荷予定で、7nm(ナノメートル)プロセスルールによるチップを採用したモデルと、16nmモデルで構成されているそうだ。
中国の四川省で起きた洪水によるマイニング業者が影響を受けたと報じられる中、ビットコインのマイニングにおける計算力を示すハッシュレートは過去最高に近い水準を保っている。