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ポンド/円、BOE10年ぶり利上げへ ブログ

ポンド/円、BOE10年ぶり利上げへ

本日の英中銀(BOE)理事会について、四半期インフレレポートの発表やカーニーBOE総裁会見もある「スーパーサーズデー」である事から、普段以上に注目が集まっています。また、前回9月の理事会議事録で「経済が引き続き成長し、インフレ圧力が上昇し続ければ、今後数カ月以内に利上げを実施する必要がある」との見解が明らかとなった事や、10月に発表された最新のインフレ率がBOEのインフレ目標(2%)を大幅に上回っている事などから、市場では0.25%の利上げが確実視されています。

そうした中、市場の関心は今後の利上げペースにも集まっています。以下、主な注目点です。
(1)金利先物市場では、今後1年間で2回の利上げが想定されています。今回利上げすると後1回の計算である。ブレグジット交渉難航の影響が懸念される中、カーニー総裁会見などからBOEの今後の政策スタンスを読み解く事となるでしょう。
(2)四半期インフレレポートについて、前回8月は、経済成長率見通しについては、2017年1.7%、18年1.6%、19年1.8%としました。また、インフレについては2017年10月に3%付近でピークを迎えるとの見通しを示し、18年2.6%、19年2.2%としました。前回と比べ変化がないか注目です。
(3)今後のBOEの政策を読む上で、利上げ反対者数も見逃せません。市場予想は9名中1?3名となっており、仮に4人となった場合は追加利上げ期待が後退してポンド買い一巡後に急反落するリスクにも備えが必要と見ます。

注目点の多い中、発表直後は神経質な値動きが見込まれます。
今夜から明朝の注目材料は? ブログ

今夜から明朝の注目材料は?

東京市場のドル/円は、日経平均が上げ幅を拡大する中で114円目前まで値を上げるも、日経平均の取引終了後に小幅に上げ幅を縮小しています。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。

11/1(水)
17:30  10月スイス製造業PMI
18:30☆10月英製造業PMI
19:00  カンリフBOE副総裁、講演
21:15☆10月米ADP全国雇用者数
23:00☆10月米ISM製造業景況指数
23:00  9月米建設支出
23:30  米EIA週間原油在庫統計
27:00☆米FOMC政策金利発表
29:15  ポロズBOC総裁、議会証言

11/2(木)
09:30☆9月豪貿易収支
09:30  9月豪住宅建設許可
※☆は特に注目の材料

本日の米連邦公開市場委員会(FOMC)について、市場では金利据え置き予想がコンセンサスとなっています。年内利上げ期待が維持されるか、声明を注視する事となりそうです。その他、3日の10月雇用統計を前に10月ADP全国雇用者数や10月ISM製造業景況指数にも注目です。
 
豪ドル/円、三役逆転点灯で下値余地 ブログ

豪ドル/円、三役逆転点灯で下値余地

豪ドル/円相場は今月25日に日足の一目均衡表の雲を下抜けたことで、下落サインと解される「三役逆転」が点灯する中、30日に9月上旬以来の安値となる86.70円台まで下落しました。週足を見ると転換線を明確に割り込んでおり、相場は調整局面を迎えた可能性が高そうです。目先は今年夏以降下値支持となっている週足の基準線が焦点となるでしょう。同線は今週は86円ちょうど付近に位置しており、割り込むようならば、雲上限(今週は84.421円)に向けた一段安もあると見ます。
今日のテクニカル見通し:ユーロ/ドル ブログ

今日のテクニカル見通し:ユーロ/ドル

前週27日のマネトレでも解説しましたが、ユーロ/ドルはH&Sのネックラインを下抜けた事で下落トレンドに入った可能性があります。

ただ、昨日の足形は前週金曜の陰線実体部にかぶさる陽線となっており、一旦は反発が入っても不思議ではありません。これからエントリーするのであれば、戻りを確認後の反落を探すのも手です。

(1)ユーロ/ドル日足(10/27マネトレより)

 
(2)ユーロ/ドル日足、H&Sの下値目処10/27(マネトレより)


ただ、昨日は前週末の陰線実体部にかぶさる陽線引けとなっており、一旦はリバウンドが入る事も考えられます。これからエントリーするのであれば、戻りを確認した後の反落局面を待つのも手です。



(上記ユーロ/ドル日足の外貨ネクストネオのチャートは10/26の10:54現在)


○下値目処について
10/27安値(1.15737ドル)を割ると、週足の一目均衡表の基準線(1.14656ドル)や1月安値1.03392ドル-9月高値1.20922ドルの上げ幅38.2%押し(1.14226ドル)などが位置する1.14ドル台前半から半ばまで主だった目処が見当らないため、心理的節目の1.15ドルちょうどが機能するかポイントです。

もし、前述の1.14ドル台前半から半ばを下抜けるようならば、H&Sの下値目標にあたる1.1240ドル前後(上図(2)参照)に向けた一段安も考えられます。

○上値目処について
まずは、8/17安値1.16621ドルと10/6安値1.16692ドルを結ぶトレンドライン(1.1670ドル前後)に注目です。戻りが弱いと押し戻されるでしょう。仮に突破したとしても、10/12に付けた直近高値(1.18796ドル)を超える動きとならない限り、下値が意識されやすい展開が続くと見ます。

○下値目処
1.16103ドル(ボリンジャーバンド-2シグマ)
<!--ご質問、ご感想などはこちらから-->1.15737ドル(10/27安値)
1.15900ドル(26週線)
1.14656ドル(週足の一目均衡表の基準線)
1.14226ドル(1月安値1.03392ドル-9月高値1.20922ドルの上げ幅38.2%押し)
1.14000ドル前後(15年8月と16年5月の高値を結ぶトレンドライン)
1.12932ドル(月足の一目均衡表の転換線)
1.1240ドル前後(上図(2)参照)
1.12157ドル(月足の一目均衡表の基準線)

○上値目処
1.1670ドル前後(8/17安値1.16621ドルと10/6安値1.16692ドルを結ぶトレンドライン)
1.16871ドル(6日線)
1.17158ドル(日足の一目均衡表の転換線)
1.17267ドル(日足の一目均衡表の基準線)
1.17351ドル(14年5月高値1.39933ドル-17年1月安値1.03392ドルの下げ幅38.2%戻し)
1.17556ドル(20日線)
1.17560ドル(月足の一目均衡表の雲下限)
1.17634ドル(日足の一目均衡表の雲下限)
1.18070ドル(75日線)
1.18221ドル(13週線)
1.18330ドル(週足の一目均衡表の転換線)
1.18796ドル(10/12高値)
今夜から明朝の注目材料は? ブログ

今夜から明朝の注目材料は?

東京市場のドル/円は、ゴトー(5・10)日の仲値公示に絡んで113.80円台まで値を上げるも、その後は伸び悩んでいます。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。

10/30(月)
17:00  10月スイスKOF景気先行指数
19:00  10月ユーロ圏消費者信頼感・確報
21:30  9月米個人消費支出(PCE)
21:30  9月米個人所得
21:30☆9月米コアPCEデフレーター
22:00☆10月独消費者物価指数・速報

10/31(火)
06:45  9月NZ住宅建設許可
08:50  9月日鉱工業生産・速報
10:00☆10月中国製造業PMI
10:00  10月中国非製造業PMI 
※☆は特に注目の材料

今週中に次期米連邦準備制度理事会(FRB)議長が指名されるとの見方が強まる中、前週に続いて議長人事が中心テーマとなりそうです。市場関係者の間では、テイラー・スタンフォード大教授ならドル高、テイラー氏と比べハト派のパウエルFRB理事ならドル安の反応が見込まれます。

また、明日朝に中国で10月製造業PMIが発表されます。市場予想は52.1と前月(52.4)からの小幅低下となっています。 
今日のテクニカル見通し:ドル/円 ブログ

今日のテクニカル見通し:ドル/円

ドル/円相場は、朝方のツイッターでも書きましたが、取引時間中の114円台半ばと、終値ベースでの114円台が、いずれも上値を抑える格好となっています。これら2つが115円台乗せに向けた関門となっている様子です。

チャート形状が先月後半から今月初めにどことなく似ている事から、調整が入った場合は日足の一目均衡表の基準線や転換線のほか、ボリンジャーバンド-2シグマなどが機能するか注目です。


(上記ドル/円・日足の外貨ネクストネオのチャートは10/30の10:51現在)

○下値目処について
日足の一目均衡表の転換線(113.292円)や基準線(112.958円)、20日線(112.932円)辺りが下値支持となるようならば、調整は浅そうです。ただし、これらを割ってしまうようならば、200日線(111.740円)やボリンジャーバンド-2シグマ(111.636円)などが位置する111円台後半に向けた一段安も考えられます。

○上値目処について
冒頭で触れた、取引時間中の7/11高値(114.491円)と、終値での114円台定着が、ポイントです。これらを達成できれば上値余地が拡大する公算です。ただ、3/10高値(115.503円)まで主だった目標値が見当らないため、心理的節目の115円ちょうどに注目です。

○下値目処
113.568円(10/20高値)
112.958円(日足の一目均衡表の基準線)
112.932円(20日線)
112.835円(日足の一目均衡表の転換線)
112.264円(52週線)
112.180円(週足の一目均衡表の雲上限)
111.740円(200日線)
111.731円(ボリンジャーバンド-2シグマ)
111.651円(10/16安値)
111.411円(26週線)
111.410円(月足の一目均衡表の転換線)
111.274円(月足の一目均衡表の基準線)
111.266円(13週線)
111.169円(75日線)


○上値目処
113.744円(6日線)
114.228円(ボリンジャーバンド+2シグマ)
114.448円(10/27高値)
114.491円(7/11高値)
114.640円(昨年12月高値118.661円-今年4月安値108.134円の61.8%戻し)
115.503円(3/10高値)
115.838円(月足の一目均衡表の雲上限)
115.977円(16年1月安値)
今夜の注目材料は? ブログ

今夜の注目材料は?

東京市場のドル/円は、日経平均や米長期金利の上昇を受けて114.30円台まで値を上げました。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。

10/27(金)
19:45  アンジェローニECB顧問、講演
20:00  バイトマン独連銀総裁、講演
21:30☆米7-9月期GDP・速報
21:30☆米7-9月期個人消費・速報
23:00  10月米ミシガン大消費者信頼感指数・確報
※☆は特に注目の材料

昨日の米下院での予算案可決により税制改革の実現が期待される中、本日は米7-9月期国内総生産(GDP)に注目です。市場予想は前期比年率+2.6%となっており、予想を上回る伸びとなれば更なるドル買いを後押ししそうです。
今夜の注目材料は? ブログ

今夜の注目材料は?

東京市場のドル/円は、本邦衆院選での与党大勝を受けて114.10円前後まで上昇するも一時的となり、その後は米長期金利が低下する中で一時113.60円台まで押し戻されました。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。

10/23(月)
21:30  8月カナダ卸売売上高
23:00  10月ユーロ圏消費者信頼感指数
※☆は特に注目の材料

本邦衆院選について、投開票前からほぼ織り込まれていた事もあり、円売りはやや失速気味です。海外市場では次期米連邦準備制度理事会(FRB)議長人事や米税制改革期待に再び関心が集まるか、米長期金利の反応にも注目です。
 
今日のテクニカル見通し:ドル/円 ブログ

今日のテクニカル見通し:ドル/円

ドル/円相場は、先月末から今月始めにかけて113円台前半から半ばが上値抵抗となっていましたが、今日は窓を開けて抵抗突破して一時114円台に乗せました。

この窓はトレンドの開始時に出現するとされる「ブレイクアウェイ」であると考えられます。このまま窓が埋まらなければ、上昇トレンド再開のきっかけとなる事も考えられます。


(上記ドル/円・日足の外貨ネクストネオのチャートは10/23の11:15現在)

○上値目処について
減じてのでの本日高値(114.100円)を更新すると、冒頭で触れた春以降の上値抵抗である114円台前半から半ばが見えてきます。もし7/11高値(114.491円)を突破すると、3/10高値(115.503円)まで主だった目標値が見当らないため、心理的節目の115円ちょうどに注目です。

なお、フォーメーションの観点からは、冒頭で触れた窓(10/20高値113.568円-現時点での10/23安値113.765円)を維持できるか注目です。窓が埋まらなければ強い上昇トレンド発生の可能性が伺える一方、すぐに埋まりるようならば窓明けは一時的との解釈もあり得ます。

○下値目処について
前述の窓を埋めるようならば、20日線(112.623円)や200日線(111.744円)を再び試す事が予想されます。特に200日線に重なるようにボリンジャーバンド-2シグマ(111.731円)もあり、割ると下値余地が拡大する降参です。

○上値目処
114.100円(現時点での、10/23高値)
113.435円(10/6高値)
114.491円(7/11高値)
114.640円(昨年12月高値118.661円-今年4月安値108.134円の61.8%戻し)
115.503円(3/10高値)
115.838円(月足の一目均衡表の雲上限)

○下値目処
113.765円(現時点での、10/23安値)
113.568円(10/20高値)
113.514円(ボリンジャーバンド+2シグマ)
112.876円(日足の一目均衡表の転換線)
112.858円(6日線)
112.623円(20日線)
112.549円(日足の一目均衡表の基準線)
112.314円(10/9安値)
112.062円(52週線)
111.744円(200日線)
111.731円(ボリンジャーバンド-2シグマ)
111.688円(10/13安値)
111.410円(月足の一目均衡表の転換線)
111.378円(26週線)
111.274円(月足の一目均衡表の基準線)
111.127円(75日線)
111.047円(8/4高値)
111.042円(13週線)
110.904円(日足の一目均衡表の雲上限、週足の一目均衡表の基準線、週足の一目均衡表の転換線)
カナダドル/円、年内利上げ期待が再び高まるか ブログ

カナダドル/円、年内利上げ期待が再び高まるか

カナダ/円は先月15日に91.60円台まで上昇したあとはじり安で推移。19日に加中銀(BOC)のレーン副総裁がカナダドル高について言及した事や、28日にポロズBOC総裁が「次回の利上げは経済指標次第」と発言した事などから、利上げペースが緩むとの見方が一因となっているようです。金利先物市場から見た年内の利上げ確率は、先月8日の79%台をピークに、今月19日には45%台まで低下しています。

こうした中で利上げ期待が再び高まるか、本日の加9月消費者物価指数に注目です。市場予想は前年比+1.7%と、8月(+1.4%)より伸びが加速する見通しだ。予想を上回るようならばBOCの利上げ期待が再浮上してカナダドルが買われやすくなると見ます。