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昨日のドル円相場ときょうのひとこと(8/10 木) ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(8/10 木)

  ----------8/9ドル円相場概況--------------------- OP 110.326HI 110.355LO 109.558CL 110.059 東京市場は、北朝鮮のグアム攻撃示唆にリスク回避の円買いが活発化。早々に110円を割り込むと109.70円台まで下落した。その後は買戻しの動きも見られたが、110円台に乗ると上値が重くなった。欧州市場では、北朝鮮リスクの伝染による株安が進行する中、円買いが再開。独英金利に連れて米長期金利が低下した事が重しとなり109.558円まで下値を切り下げた。ただその後は、Bクラスの米経済指標群が良好だった事でドルを買い戻す動きが強まると110.10円台に反発。午後は110円ちょうどを挟んだもみ合いとなった。 -----------8/9主な出来事---------------------------- 08:20 ケント豪中銀(RBA)総裁補佐・商品相場と関連のない豪ドル高は成長を阻害も 10:30 (中国) 7月消費者物価指数 (前年比) +1.4%前回+1.5% 予想+1.5%  10:30 (中国) 7月生産者物価指数 (前年比) +5.5%前回+5.5% 予想+5.6%  10:30 (豪) 6月住宅ローン貸出 (前月比) +0.5%前回+1.0%→+1.1%予想 +1.5%   21:15 (加) 7月住宅着工件数 22.23万件前回21.27万件→21.29万件予想 20.50万件  (加) 6月建設許可件数 (前月比) +2.5%前回+8.9%→+10.7%予想-1.9%   21:30 (米) 4-6月期非農業部門労働生産性・速報 (前期比年率)+0.9%前回 0.0%→+0.1%予想+0.7%  (米) 4-6月期単位労働コスト・速報 (前期比年率) +0.6%前回+2.2%→+5.4%予想+1.1%   21:30 (米)6月卸売在庫(前月比)+0.7%前回+0.6%予想+0.6% 22:00 (メキシコ) 7月消費者物価指数 (前月比) +0.38%前回+0.25% 予想+0.32%   -----------8/9株式・債券・商品----------------------- ---------8/10きょうの注目材料------------------------- <国内>08:50    対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)08:50    6月機械受注  <海外>07:00    ウィーラーRBNZ総裁、会見08:01    7月英RICS住宅価格15:45    6月仏鉱工業生産指数17:30    6月英鉱工業生産指数17:30    6月英製造業生産高17:30    6月英貿易収支21:30    6月カナダ新築住宅価格指数21:30    前週分の米新規失業保険申請件数21:30    7月米生産者物価指数                23:00    ダドリー米ニューヨーク連銀総裁、講演26:00    米30年債入札(150億ドル)27:00    7月米月次財政収支27:00    メキシコ中銀、政策金利発表 --------8/10きょうのひとこと------------------------- 明日は山の日の祝日ですが、北朝鮮リスクを意識せずにはいられない3連休となりそうです。そう考えると、今朝の日本株の上昇と円売りが東京市場の引けまで持つのかどうかちょっと心配になりますね。ただ、ドル円に関しては今局面で109円台でNYクローズを迎えた事はありません。特別なチカラが働いたかのようにクローズ間際に110円台を回復するケースも見られます。はたして、今夜はどうでしょうか?  本日もよろしくお願いいたします。   
今夜から明朝の注目材料は?8/9 ブログ

今夜から明朝の注目材料は?8/9

東京市場のドル/円は、クロス円の下落に引っ張られる形で109.70円台まで下値を切り下げる場面がありました。北朝鮮が、(米軍基地のある)グアムを攻撃する可能性を示した事を受けてリスク回避の動きが強まりました。欧米市場の展開を読む上で、まずは注目イベントを確認しておきましょう。 8/9(水)21:15   カナダ7月住宅着工件数21:30   カナダ6月住宅建設許可件数21:30   米4-6月期非農業部門労働生産性21:30  米4-6月期単位労働コスト23:00   米6月卸売在庫23:30   米EIA週間原油在庫統計26:00   米10年債入札(230億ドル) 8/10(水)06:00☆ RBNZオフィシャル・キャッシュレート08:01  英7月RICS住宅価格 08:50  日本6月機械受注 ※☆は特に注目の材料 材料的には、Aランクの指標などはありませんが、薄商いの中で値が振れやすくなっている点には注意が必要でしょう。昨晩もBランクの指標に敏感に反応した経緯があるため、米4-6月期非農業部門労働生産性などにも気を配っておきたいところです。もっとも、北朝鮮ショックが欧米市場でも尾を引くのか、この点が今夜の最大の見どころでしょう。 その他、明朝にはNZ中銀(RBNZ)が政策金利であるオフィシャル・キャッシュレート(OCR)を発表します。OCRは1.75%に据え置かれる事が確実視されており、同時に発表される中銀声明から「次の一手」に関する手掛りを探そうと注目が集まっています。  
昨日のドル円相場ときょうのひとこと(8/9 水) ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(8/9 水)

 ---------8/8ドル円相場概況--------------------- OP 110.736HI 110.826LO 110.249CL 110.350 東京市場は、人民元高・ドル安の影響や株安を受けて110.50円台に弱含むなど上値が重い。欧州市場でもじりじりと下値を探り110.20円台まで続落した。NY市場に入り、JOLT求人件数が過去最高を記録すると110.826円の高値を付けたが、マイナー指標だけあった持続力を欠いた。その後、トランプ米大統領が北朝鮮に対して厳しい牽制発言を行うと上げ幅をそっくり吐き出し110.30円台で取引を終えた。 -----------8/8主な出来事---------------------------- 08:50 (日) 6月経常収支 +9346億円前回+1兆6539億円 予想+8605億円   (日)6月貿易収支 +5185億円前回-1151億円 予想+5715億円  11:47 (中国) 7月貿易収支 +467.4億USD 前回+428.0億USD→+427.5億USD予想+450.0億USD  15:00 (独) 6月貿易収支 +223億EUR前回+220億EUR 予想+230億EUR  (独) 6月経常収支 +236億EUR 前回+173億EUR→+160億EUR予想+245億EUR  23:00 米6月JOLT求人件数 616.3万件前回566.6万→570.2万件予想575.0万件 28:30  トランプ米大統領・北朝鮮が米国をこれ以上脅かせば「世界がこれまで目にしたことのないような炎と猛威に直面することに」 -----------8/8株式・債券・商品-----------------------  ---------8/9きょうの注目材料------------------------- 国内>なし <海外>10:30    豪6月住宅ローン件数10:30    中国7月消費者物価指数10:30    中国7月生産者物価指数21:15    カナダ7月住宅着工件数21:30    カナダ6月住宅建設許可件数21:30    米4-6月期非農業部門労働生産性21:30  米4-6月期単位労働コスト23:00    6月米卸売在庫23:30    EIA週間原油在庫統計26:00    米10年債入札(230億ドル)  --------8/9きょうのひとこと------------------------- トランプ大統領の「炎と猛威」発言に呼応するように、北朝鮮からは「グアムへのミサイル攻撃を『慎重に検討』している」とのメッセージが発表されました。日本の頭上を威嚇が飛び交う形となっており、日経平均の下げが200円を越えてドル円は110円割れと、東京市場が「炎と猛威」に包まれてしまっているかのようです・・・  本日もよろしくお願いいたします。   
今夜から明朝の注目材料は?8/8 ブログ

今夜から明朝の注目材料は?8/8

東京市場のドル/円は、中国当局が人民元の対ドル基準値を元高・ドル安水準に設定した影響などから上値が重く、110円台後半から半ばへと小緩む展開となりました。欧米市場の展開を読む上で、まずは注目イベントを確認しておきましょう。 8/8(火)26:00  米3年債入札(240億ドル)未定 ☆南アフリカ議会、大統領不信任投票未定  OPECと非加盟国、専門家会合 8/9(水)10:30☆中国7月消費者物価指数 10:30  中国7月生産者物価指数10:30  豪6月住宅ローン件数 ※☆は特に注目の材料 ドル/円相場は今夜も手掛り材料難です。欧米の株価や長期金利が大きく動かなければ、昨晩と同じく動意・値幅ともに限られそうです。 その他、南アフリカでは大統領に対する不信任投票が下院議会で行われます。ズマ大統領は既に市場からの信任を失っているため、退陣期待が高まればランド高に振れる一方、政権維持観測が強まるとランドが下落する事になりそうです。
昨日のドル円相場ときょうのひとこと(8/8 火) ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(8/8 火)

  ----------8/7ドル円相場概況--------------------- OP 110.710HI 110.917LO 110.647CL 110.741 東京市場は、前週の米雇用統計の名残で110.80円台までやや買いが先行したが、勢いは続かなかった。それでも110.60円台で下げ渋るなど値動きも限定された。欧州市場ではさらに値動きが細り110.70-80円台でもみ合った。NY市場に入ると110.917円まで上昇したが、米長期金利が伸び悩むと110.70円前後まで押し戻された。一日を通して材料を欠く中、値幅は今年最低の27銭となった。 -----------8/7主な出来事---------------------------- 15:00 (独) 6月鉱工業生産 (前月比) -1.1%前回+1.2% 予想+0.2%   16:15 (スイス) 7月消費者物価指数 (前年比) +0.3%前回+0.2% 予想+0.3%   24:48 ブラード米セントルイス連銀総裁「最近のデータでインフレ率の目標達成に疑問」「最近のインフレデータは予想外に低い」「バランスシート縮小が市場に大きな影響を与えるとは見込まず」 -----------8/7株式・債券・商品-----------------------
  ---------8/7きょうの注目材料------------------------- <国内>08:50    6月国際収支速報         経常収支/貿易収支 <海外>08:01    7月英BRC小売売上高調査10:30    7月豪NAB企業景況感指数未定    7月中国貿易収支14:45    7月スイス失業率15:00    6月独貿易収支15:00    6月独経常収支15:45    6月仏貿易収支15:45    6月仏経常収支26:00    米3年債入札(240億ドル)-----  南アフリカ議会、大統領不信任投票-----  OPECと非加盟国、専門家会合(アブダビ、最終日) --------8/7きょうのひとこと------------------------- まさに「夏枯れ」といった昨日のドル円相場、いや外為市場、いや金融市場でした。なんだか今日も朝から同じニオイが漂っています。甲子園日和ですかね・・・ 本日もよろしくお願いいたします。   
今夜から明朝の注目材料は? ブログ

今夜から明朝の注目材料は?

東京市場のドル/円は、日経平均が堅調に推移するも反応は薄く、110.60-80円台でもみ合う展開となりました。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。

8/7(月)
23:45  ブラード米セントルイス連銀総裁、講演
26:25  カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁、講演
28:00  6月米消費者信用残高
--:--  OPECと非加盟国の専門家会合(?8日)

8/8(火)
08:50  6月日貿易収支
※☆は特に注目の材料

本日は目玉となる経済イベントが見当りません。前週末の米7月雇用統計を通過した直後のため出尽くし感が漂っている事もあり、ドル/円は東京市場に続いて小動きとなる事も考えられます。

なお、今日?明日にかけて石油輸出国機構(OPEC)と非加盟国の専門家会合が行われます。減産枠の順守に向けた言及があるかが、ポイントとなるでしょう。
 
8/4に発表されたIMMポジション ブログ

8/4に発表されたIMMポジション

以下、ポイントです。

・円
112196枚ショートと、前週比9293枚減。内訳(図3)を見ると、ロングが8千枚以上増加しており、円先高感が浮上していた様子が窺える。もっとも、ショートはほとんど減っていない事から、円高見通しは大きくは広がらなかった様子。


図1:IMMポジションとドル/円相場(下記チャートのドル/円レートは外為どっとコムを基に、IMMポジションはCFTCを基に外為どっとコム総研作成)
図2:IMMポジション(CFTCを基に外為どっとコム総研作成)
通貨枚数前週比円112196枚ショート9293枚減ユーロ82637枚ロング8205枚減ポンド29452枚ショート3255枚増スイスフラン1440枚ロング2990枚増カナダドル40638枚ロング14025枚増豪ドル60713枚ロング4339枚増メキシコペソ113549枚ロング659枚増ニュージーランドドル34938枚ロング133枚増図3:投機筋の円ポジションの内訳(CFTCを基に外為どっとコム総研作成)
 17/08/0417/07/28Long36,44528,018Short148,641149,507Net-112,196-121,489
今日のテクニカル見通し:ドル/円 ブログ

今日のテクニカル見通し:ドル/円

ドル/円相場は、今月に入り110円を割る場面が見られるも、同水準では底堅く推移。週足では何とか52週線に支えられた格好となってます。日足では、金曜の足形が前日木曜の陰線に覆いかぶされるような陽線となっている他、6日線の傾きがほぼ横ばいとなっている事もあり、底入れムードが感じられます。

もっとも、111円台後半に20日線や75日線が控えている他、今月に入り引値で111円台乗せは達成していません。底入れムードが反発局面に向かうか、これらのポイントに注目です。



(上記ドル/円・日足の外貨ネクストネオのチャートは8/7の11:24現在)

○上値目処について
8/4高値(111.047円)を突破すると、次は111円台半ばば焦点です。同水準に20日線(111.573円)や75日線(111.736円)など、多数の目標値が位置しており、上伸を阻みそうです。これらを超えると200日線(112.266円)が見えてくるでしょう。

○下値目処について
6日線(110.456円)を再び下抜けると、8/4安値(109.848円)リトライの可能性が出てきます。割るとボリンジャーバンド‐2シグマ(109.377円)や4月と6月の安値を結ぶサポートラインが位置する109.40円前後が次の目処です。このあたりを割ってしまうようならば、6/14安値(108.787円)や4/17安値(108.134円)を試して下押す事も考えられます。

○上値目処
111.016円(日足の一目均衡表の転換線)
111.047円(8/4高値)
111.353円(13週線)
111.573円(20日線)
111.575円(日足の一目均衡表の雲下限)
111.639円(週足の一目均衡表の転換線)
111.662円(26週線)
111.668円(日足の一目均衡表の雲上限)
111.736円(75日線)
111.819円(週足の一目均衡表の基準線)
112.200円(週足の一目均衡表の雲上限)
112.169円(日足の一目均衡表の基準線)
112.266円(200日線)


○下値目処
110.456円(6日線)
110.272円(52週線)
109.924円(月足の一目均衡表の転換線)
109.848円(8/4安値)
109.40円付近(4月と6月の安値を結ぶサポートライン)
109.377円(ボリンジャーバンド-2シグマ)
108.787円(6/14安値)
108.730円(週足の一目均衡表の雲下限)
108.134円(4/17安値)
4日のドル円相場ときょうのひとこと(8/7 月) ブログ

4日のドル円相場ときょうのひとこと(8/7 月)

----------8/4ドル円相場概況--------------------- OP 110.006HI 110.047LO 109.848CL 110.671 東京市場は、売りが先行するも109.848円で下げ止まると、実質5・10日の仲値に向けて買戻しが入り110円台を回復。その後は110.10円を挟んだ狭小レンジでもみ合った。欧州市場もほぼ同水準で膠着。NY市場に入ると、米7月雇用統計の好結果を受けて110.70円台に急伸。さらに、コーンNEC委員長の減税示唆に反応して111.047円まで上値を伸ばした。その後は、週末を控えたポジション調整的な売りに押され、110.671円で取引を終えた。 -----------8/4主な出来事---------------------------- 10:30 (豪) 6月小売売上高 (前月比) +0.3% 前回+0.6% 予想+0.2%  10:30 豪準備銀行(RBA)四半期金融政策報告・豪ドルの一段の上昇、経済成長とインフレを押し下げる・金利据え置き、成長・インフレ目標に整合的・最近の豪ドル高は経済の見通しをやや下振れさせた・2017年のGDP予想を0.5%下方修正し 2-3%に・基調インフレは2017年下期に2%前後に達成する見込み、その後は小幅に上昇・失業率は2019年末までに5.5%をやや下回る見込み・2018年GDP予想は2.75-3.75%に据え置き、2019年は3-4%に引き上げ  15:00 (独) 6月製造業受注 (前月比) +1.0%前回+1.0%→+1.1%  予想+0.5% 21:30 (米) 7月非農業部門雇用者数 +20.9万人前回+22.2万人→+23.1万人予想+18.0万人  7月失業率 4.3% 前回4.4% 予想4.3%7月平均時給 (前月比) +0.3% 前回+0.2% 予想+0.3% 7月平均時給 (前年比) +2.5% 前回+2.5% 予想+2.4%  21:30 (米) 6月貿易収支 -436.0億USD 前回-465.0億USD→-464.0億USD予想-445.0億USD  21:30 (加) 7月就業者数 +1.09万人前回+4.53万人 予想+1.25万人  21:30 (加) 7月失業率 6.3% 前回6.5% 予想6.5%  21:30 (加) 6月貿易収支 -36.0億CAD前回-10.9億CAD→-13.6億CAD予想-12.5億CAD   23:00 (加) 7月Ivey購買部景況指数 60.0 前回61.6

23:37 コーン米NEC委員長・法人税率を現行の35%からOECD平均の23%程度に引き下げるべき・企業が対外資産引き揚げ(リパトリエーション)を行いやすいように税制改革を  -----------8/4株式・債券・商品-----------------------
  ---------8/7きょうの注目材料------------------------- <国内>08:50    7月外貨準備高 <海外>15:00    6月独鉱工業生産16:15    7月スイス消費者物価指数23:45    ブラード米セントルイス連銀総裁、講演26:25    カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁、講演28:00    6月米消費者信用残高-----  OPECと非加盟国の専門家会合(アブダビ、8日まで) --------8/7きょうのひとこと------------------------- ドル円は、米雇用統計の好結果とコーンNEC委員長の減税トークで一時111円台を回復しました。またしても52週線にタッチして反発しており、「2度ある事は3度ある」を証明した格好です。この動きによってひとまず底入れ(きょうの動きが堅調なら)と見て良さそうですが、強気見通しに傾くためには、少なくとも20日移動平均線(111.57円前後)を回復する必要がありそうです。 本日もよろしくお願いいたします。    
ドル円、上下に調整済ませてFOMCを待つ ブログ

ドル円、上下に調整済ませてFOMCを待つ

本日は米連邦公開市場委員会(FOMC)が発表する声明が最大の注目点だ。ドル/円相場は24日に110.60円台まで下落したものの、今朝方には一時112.00円台へ反発するなど、FOMCを控えて上下双方向に「調整」を済ませている。 FOMCでは追加利上げは見送りの公算が大きく、今回はイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見も行われない。とはいえ、追加利上げやバランスシート縮小に着手する時期などをめぐり、声明への注目度は非常に高い。声明文中のインフレ見通しの部分が下方修正と受け止められる表現に変更されれば、ドル売りが再燃する可能性もある。なお、6月声明では「インフレ率は短期的には引き続き2%をやや下回るが、中期的には委員会の目標である2%近辺で安定すると予測している」としていた。今回、この見通しが上方修正される事は考えにくいが、ほぼ踏襲されるようなら、年内の追加利上げやバランスシート縮小開始の方針にも変わりなしと受け止められるかもしれない。 いずれにしても、声明文の解釈というコンセンサスの形成が困難な材料がメインの手掛りとなるため、市場のリアクションを予測するのも困難だ。声明が何を伝えたかよりも、市場がどう受け止めたかのほうが肝心という事になるだろう。ドル/円は「調整」を済ませて動きが軽くなっていると考えられるため、上下双方向への備えが必要であろう。