101_ドル

ドル/円、上伸続くか米小売に注目 ブログ

ドル/円、上伸続くか米小売に注目

ドル/円相場は今月11日に4月以来の安値となる108.70円台まで下押すも一時的。結局、日足チャート上に十字線をつけた事で、下押しが一服したとの見方が浮上しました。その後も堅調な推移が続くと、本日の東京市場で110.40円台まで上値を伸ばしています。

足下の反発基調が続くかは、本日の米7月小売売上高がカギとなるでしょう。事前予想は前月比+0.3%、自動車を除いた売上高も前月比+0.3%と、いずれも3カ月ぶりの増加が見込まれています。昨日ダドリーNY連銀総裁は「経済指標が持ちこたえれば年内あと1回の利上げがある」との見方を示しました。こうした中で予想を上回る伸びとなれば、年内利上げ期待が再浮上してドル買いを後押しする公算が大きいと見ます。ドル/円は20日移動平均線(執筆時110.635円)を突破すると、4日に付けた今月高値(111.047円)更新に向けた一段高もあるでしょう。
今夜の注目材料は?8/16 ブログ

今夜の注目材料は?8/16

 東京市場のドル/円は、「北朝鮮がグアムへのミサイル発射計画を中止」と報じられた事から警戒感が緩み、110.40円台へと上昇しました。欧米市場の動きが注目されますが、まずはイベントを確認しておきましょう。 8/15(火)17:30☆ 英7月消費者物価指数17:30   英7月小売物価指数17:30   英7月生産者物価指数21:30   米7月輸入物価指数21:30☆ 米8月NY連銀製造業景気指数21:30☆ 米7月小売売上高23:00   米8月NAHB住宅市場指数23:00   米6月企業在庫
 ※☆は特に注目の材料 米小売売上高は前2ヵ月分がマイナス(減少)と冴えない結果でした。今回は前月比+0.3%が予想されており、増加に転じる見込みです。ドルの支援材料になるか、自動車・ガソリンを除いた売上高の結果にも注目が集まりそうです。 
昨日のドル円相場ときょうのひとこと(8/15 火) ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(8/15 火)

 ----------8/14ドル円相場概況--------------------- OP 109.086HI 109.797LO 109.072CL 109.660 東京市場は、本邦GDPの好結果に円売りで反応するなど小じっかりの展開となり109円台半ばへと上昇。欧州市場でも株高・米長期金利上昇の中、109.797円まで上値を伸ばした。その後、NY市場にかけて109.40円台まで小緩んだが、ペンス副大統領ら米政府高官から「北朝鮮との対話」を模索する発言が続いた事で市場心理が改善。株高・金利上昇の流れが続く中、ダドリーNY連銀総裁のタカ派発言もあって再び109.70円台へと上昇した。 -----------8/14主な出来事---------------------------- 07:45 (NZ) 4-6月期小売売上高 (前期比) +2.0% 前回+1.5%→+1.6%予想+0.7%  08:50(日) 4-6月期GDP・1次速報 (前期比年率) +4.0%前回+1.0%→+1.5%予想+2.5%   11:00 (中国) 7月鉱工業生産 (前年比) +6.4%前回+7.6% 予想+7.1%  11:00 (中国) 7月小売売上高 (前年比) +10.4%前回+11.0% 予想+10.8%   18:00 (ユーロ圏) 6月鉱工業生産 (前月比) -0.6%前回+1.3%→+1.2%予想-0.5%   26:45ダドリー米ニューヨーク連銀総裁・9月にバランスシート縮小という市場の見方は不合理ではない・経済が予想通りに展開すれば年内にもう一度の利上げを支持する -----------8/14株式・債券・商品-----------------------
  ---------8/15きょうの注目材料------------------------- <国内>なし <海外>10:30    8月RBA理事会議事要旨15:00    4-6月期独GDP・速報値16:15    7月スイス生産者輸入価格17:30    7月英消費者物価指数17:30    7月英小売物価指数17:30    7月英生産者物価指数21:30    7月米輸入物価指数21:30    8月米ニューヨーク連銀製造業景気指数21:30    7月米小売売上高23:00    8月米NAHB住宅市場指数23:00    6月米企業在庫29:00    6月対米証券投資動向 --------8/15きょうのひとこと------------------------- きょう15日は北朝鮮の祖国解放記念日とあって、アジアタイムは警戒感が残ると考えていましたが、早々にWSJが「北朝鮮がグアム攻撃計画を中止」と報じました。これを受けて円売りの巻き戻しで円買いを余儀なくされていた向きが再び円売りに動くという右往左往ぶりとなっています。  本日もよろしくお願いいたします。   
今夜から明朝の注目材料は? ブログ

今夜から明朝の注目材料は?

東京市場のドル/円は、仲値公示に向けてドルが買われた後も堅調に推移すると、日経平均が下げ幅を縮小する中で109.60円台まで一段高となりました。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。

8/14(月)
18:00  6月ユーロ圏鉱工業生産

8/15(火)
10:30☆豪RBA議事録
※☆は特に注目の材料

本日は目玉となる経済イベントが見当りません。前週108円台を見た後、本日の東京市場で切り返した事により底入れムードが漂い始めました。欧米市場でも上値を伸ばせるかは株価や米長期金利がカギとなるでしょう。

なお、明日朝に豪中銀(RBA)理事会の議事録が公表されます。
 
8/11に発表されたIMMポジション ブログ

8/11に発表されたIMMポジション

以下、ポイントです。

・円
95813枚ショートと、前週比16383枚減。内訳(図3)を見ると、ロングが3千枚程度の増加に留まったのに対し、ショートが約1.3万枚減少している。前週と異なるのはショートが減少している点。円先高観が広がっている様子

・そのほか
ユーロが93685枚ロングと、前週比11048枚増。11年5月(99516枚のロング)以来の高水準に。カナダドルは62821枚ロングと、前週比で2万枚を越える大幅増となった


図1:IMMポジションとドル/円相場(下記チャートのドル/円レートは外為どっとコムを基に、IMMポジションはCFTCを基に外為どっとコム総研作成)


図2:IMMポジション(CFTCを基に外為どっとコム総研作成)
通貨枚数前週比円95813枚ショート16383枚減ユーロ93685枚ロング11048枚増ポンド25160枚ショート4292枚減スイスフラン1402枚ショート2842枚増カナダドル62821枚ロング22183枚増豪ドル58010枚ロング2703枚減メキシコペソ106437枚ロング7112枚減ニュージーランドドル33485枚ロング1453枚減
図3:投機筋の円ポジションの内訳(CFTCを基に外為どっとコム総研作成)
 17/08/1117/08/04Long39,81036,445Short135,623148,641Net-95,813-112,196
 
今日のテクニカル見通し:ドル/円 ブログ

今日のテクニカル見通し:ドル/円

ドル/円相場は、今月10日に4月と6月の安値を結ぶサポートラインを割ると、翌11日はラインを回復できずに終了しました。これにより、目先的には4月に付けた年初来安値が意識されやすいと見ます。

もっとも、この日の足形は上下にややヒゲが長いものの十字線となっており、ラインを回復できれば自立的反発もあり得ます。

したがって、目先的にはサポートラインを巡る攻防の行方に注目です。



(上記ドル/円・日足の外貨ネクストネオのチャートは8/14の11:03現在)


○下値目処について
8/11安値は108.704円と、週足の一目均衡表の雲下限(108.730円)や6/14に付けた直近安値(108.787円)
を意識して下げ止まった格好です。したがって、安値更新となった場合は4/17に付けた年初来安値(108.134円)が否応なく意識されると見ます。

もし割った場合は下値余地が拡大する公算であり、相場は昨年後半の上昇分に対する戻りを確かめる動きとなる可能性があります。その場合、下げ幅の61.8%押し(106.386円)や2/3押し(105.419円)、16年6月と16年8月の安値を結ぶサポートライン(104.30円付近)が機能するか注目です。

○上値目処について
4月と6月の安値を結ぶサポートラインが位置する109.50円付近に、まずは注目です。突破できれば109.80-90円レベルが次の目処となるでしょう。この辺りには6日線(109.816円)や日足の一目均衡表の転換線(109.876円)が位置しており、突破に際し抵抗が予想されます。ただし、6日線がほぼ横ばいに近づいたところでこれらを突破できれば底入れとの見方が浮上する事も考えられます。


○下値目処
108.949円(ボリンジャーバンド-2シグマ)
108.704円(8/11安値)
108.787円(6/14安値)
108.730円(週足の一目均衡表の雲下限)
108.134円(4/17安値)
106.386円(16年6月安値98.798円-12月高値118.661円の上げ幅61.8%押し)
105.419円(16年6月安値98.798円-12月高値118.661円の上げ幅2/3押し)
104.30円付近(16年6月安値98.798円と16年8月安値99.534円を結ぶサポートライン)
103.486円(16年6月安値98.798円-12月高値118.661円の上げ幅76.4%押し)

○上値目処
109.50円付近(4月と6月の安値を結ぶサポートライン)
109.816円(6日線)
109.848円(8/4安値)
109.876円(日足の一目均衡表の転換線)
109.924円(月足の一目均衡表の転換線)
110.420円(52週線)
110.707円(20日線)
111.047円(8/4高値)
111.087円(13週線)
111.468円(26週線)
111.575円(日足の一目均衡表の雲下限)
111.597円(日足の一目均衡表の基準線、週足の一目均衡表の転換線)
111.623円(75日線)
111.819円(週足の一目均衡表の基準線)
112.236円(週足の一目均衡表の雲上限)
112.277円(日足の一目均衡表の雲上限)
112.415円(200日線)
11日のドル円相場ときょうのひとこと(8/14 月) ブログ

11日のドル円相場ときょうのひとこと(8/14 月)

 ----------8/11ドル円相場概況--------------------- OP 109.158HI 109.400LO 108.704CL 109.154 東京市場は、山の日で休場。北朝鮮情勢を不安視してアジア株が軒並み下落する中、円買い優勢の展開となり109円台を割り込んだ。午後に入ると買戻しが入り109.20円台まで戻したが上値は重かった。欧州市場でも109円割れは底堅かった一方109.20円台で頭打ちとなった。NY市場では米7月CPIが予想を下回ると08.704円まで急落したが、ストップロスが一巡すると109円台を回復。続くラブロフ・ロシア外相の発言を受けて109.400円まで切り返した。しかし、中・露の共同計画には懐疑的な見方も残り、再び109円台割れへと押し戻された。午後は徐々に動きが収まり109.10円台で取引を終えた。 -----------8/11主な出来事---------------------------- 10:30 ロウRBA総裁・豪ドルの下落は完全雇用やインフレの上昇を支援するだろう 21:30 (米) 7月消費者物価指数 (前月比)+0.1%前回0.0% 予想+0.2%  7月消費者物価指数 (前年比) +1.7% 前回+1.6% 予想+1.8% 7月消費者物価指数 (コア:前年比) +1.7% 前回+1.7% 予想+1.7%  22:50 ラブロフ露外相・北朝鮮を巡る緊張の緩和に向けてロシアと中国による共同計画がある -----------8/11株式・債券・商品----------------------- ---------8/14きょうの注目材料------------------------- <国内>08:50    4-6月GDP・一次速報 <海外>07:45    4-6月期NZ小売売上高指数11:00    7月中国鉱工業生産11:00    7月中国小売売上高18:00    6月ユーロ圏鉱工業生産 --------8/14きょうのひとこと------------------------- 先週のドル円は週足終値で52週線を下回ってしまいました。同線が上向きのうちに(早めに)回復できれば上昇再開の目も残りそうですが、このままだと数週間後には26週/52週のデッドクロスが示現する事になりそうです。なお、デッドクロスが実現すればチャイナショックが起きた2016年1月以来となります。 本日もよろしくお願いいたします。   
昨日のドル円相場ときょうのひとこと(8/11 金) ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(8/11 金)

  
  ----------8/10ドル円相場概況--------------------- OP 109.994HI 110.177LO 109.152CL 109.212 東京市場は、3連休前の手控えムードが強く110円ちょうどを挟んでもみ合う方向感なき展開。欧州市場に入ると、一日遅れで北朝鮮リスクを意識した株安が進む中、円買いが優勢となり109.70円台へと軟化。NY市場では米生産者物価指数の下ブレをきっかけにドル売りが活発化。さらに、米朝間の緊張を嫌気して米国株が下げ足を速めると109円台前半へと続落。午後も断続的に売りが出て、6月14日以来の安値となる109.152円まで下値を切り下げた。 -----------8/10主な出来事---------------------------- 06:00(NZ) RBNZオフィシャル・キャッシュレートを1.75%に維持・金融政策はかなりの期間緩和的であり続けるだろう・多くの不確実性が残っており、政策を調整する必要がある可能性・為替レートは5月の声明以来上昇した・NZドル安は貿易財インフレを引き上げ、よりバランスのとれた成長を実現するために必要・6月期のCPIは緩やかだが目標レンジの範囲内・長期的なインフレ期待は2%付近で定着したまま・インフレはより高い燃料価格と食糧価格の影響がなくなるため、今後の四半期で低下する可能性が高い 07:00 ウィーラーRBNZ総裁・今後数年で3%以上の成長を予想・住宅価格インフレの鈍化は喜ばしい・金利について依然として非常に中立・NZドルの下落が望ましい・為替介入は常にRBNZに開かれている・インフレ率を2%に戻すために利下げは必要ない・デフレのリスクは見当たらない  08:50(日) 6月機械受注 (前月比)-1.9%前回-3.6%予想+3.6% 17:30(英) 6月鉱工業生産 (前月比)+0.5%前回-0.1%予想+0.1% 17:30(英) 6月製造業生産 (前月比)0.0%前回-0.2%→-0.1%予想0.0% 17:30(英) 6月貿易収支-127.22億GBP前回-118.63億GBP→-113.06億GBP-110.00億GBP 21:30(米) 新規失業保険申請件数24.4万件前回24.0万件→24.1万件予想24.0万件 21:30(米) 7月生産者物価指数 (前月比)-0.1%前回+0.1%予想+0.1%(米) 7月生産者物価指数 (前年比)+1.9%前回+2.0%予想+2.2% (米) 7月生産者物価指数 (コア:前年比)+1.8%前回+1.9%予想+2.1% 21:30(加) 6月新築住宅価格指数 (前月比)+0.2%前回+0.7%予想+0.5% 27:00(メキシコ) メキシコ中銀政策金利を7.00%に維持 23:00 ダドリー米ニューヨーク連銀総裁・インフレは中期的に2%目標に向けて上昇へ・経済は緩やかな成長トレンド継続すると想定・緩やかな賃金成長は生産性の低下を反映・ドルは軟調。輸入物価に影響するだろう 28?:30 トランプ米大統領 ・北朝鮮に対する「炎と怒りに直面する」との警告について「十分に強硬でなかった」可能性がある ------------8/10株式・債券・商品---------------------- 日経平均 19729.74(▼8.97)上海総合3261.75(▼13.82) 英FT 7389.94(▼108.12)独DAX12014.30(▼139.70) NYダウ21844.01 (▼204.69) 日10年債0.055% (▼0.005) 豪10年債2.593% (▼0.064)英10年債1.082% (▼0.027)独10年債0.415% (▼0.013)米2年債 1.325% (▼0.014)米10年債2.198% (▼0.050) NY原油 48.59ドル (▼0.97)NY金 1290.10(△10.80) --------8/11きょうの注目材料------------------------- <国内>山の日の祝日で休場 <海外>08:30   ロウRBA総裁、豪下院委員会に出席15:00   7月独卸売物価指数15:00   7月独消費者物価指数・改定値15:45   7月仏消費者物価指数・改定値15:45   4-6月期仏非農業部門雇用者数速報値21:30   7月米消費者物価指数22:40   カプラン米ダラス連銀総裁、講演24:30   カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁、講演   --------8/11きょうのひとこと------------------------ 一昨日の段階ではそこまで深刻視されていなかに見えた北朝鮮問題でしたが、昨日になって(欧州市場以降に)急速に警戒感が高まる事になりました。北朝鮮リスクに対してマーケットがどこまで本気になるか定かではありませんが、本日は山の日で東京休場とあって、円高進行を警戒する必要があるのでしょう。NY市場で発表される米CPIにも注目が集まっています。 本日もよろしくお願いいたします。   
ドル/円、目先はレンジ下抜けを警戒 ブログ

ドル/円、目先はレンジ下抜けを警戒

ドル/円相場は、4月と6月の安値を結ぶサポートライン(本日は109.40円台)と、5月や7月の高値が位置する114円台半ばのレジスタンスで、レンジを形成。こうした中、今月9日に一時109.50円台まで下落してサポートラインに迫りました。

今月に入り日足の一目均衡表の転換線を下回って推移している点などから、下値模索の動きが先行しやすいと考えられます。仮に前述のサポートラインを割るようならば、下値余地拡大との見方が浮上するでしょう。この場合は6月安値(108.787円)の攻防が焦点となると見ます。付近に週足の一目均衡表の雲下限(今週は108.730円)もあり、同水準をも割り込むようならば、週足上でも下落トレンド入りの可能性が出てくるので要注意です。
 
今夜の注目材料は?8/10 ブログ

今夜の注目材料は?8/10


東京市場のドル/円は、110円ちょうどを挟んでもみ合う方向感に乏しい相場展開となりました。3連休を前に値幅も限定的でした。欧米市場の動きに期待したいところですが、まずは注目イベントを確認しておきましょう。 8/10(木)17:30☆ 英6月鉱工業生産指数17:30   英6月製造業生産高17:30☆ 英6月貿易収支21:30   カナダ6月新築住宅価格指数21:30☆ 米新規失業保険申請件数21:30☆ 米7月生産者物価指数                23:00☆ ダドリー米ニューヨーク連銀総裁、講演26:00   米30年債入札(150億ドル)27:00☆ メキシコ中銀、政策金利発表 ※☆は特に注目の材料 今夜は、米インフレ指標のひとつとして7月生産者物価指数が注目されます。ダドリーNY連銀総裁の講演内容も気になるところです。足元の北朝鮮リスクが一服すれば、市場の関心は米金融政策に戻る事になるでしょう。そのためにも、米国のインフレ動向や連邦公開市場委員会(FOMC)主要メンバーのコメントはチェックが欠かせません。