外国為替市場では円高・ドル安が進んでいる。6時3分時点のドル円の安値は105.98円。カリフォルニア州が州全体に非常事態宣言をだすなど、米国でも新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、リスク回避の円買いが加速。さらにFRB（米連邦準備理事会）が追加緩和するとの観測が高まっていることもドル売りにつながっている。
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ただ、FRBは3日に緊急利下げに踏み切ったものの、17～18日のFOMC（米連邦公開市場委員会）で追加緩和を決断するとの観測から、4日の米国10年債利回りの高値は1.049％と上値は重い。
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NYダウは1,190.95ドル安の25,766.64ドルで引け、26,000ドルを割り込んだ。安全資産とされる米国債は買われ、米国10年債利回りは1.241％まで下落。米国債の利回り低下によって米ドル売りが続き、ドル円は109.69円まで円高・ドル安が進でいる。
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5時50分時点のドル円は109.94円。新型肺炎の拡大や朝方発表の10～12月期実質国内総生産（GDP）が、前期比－1.6％と予想の－0.9％を下回ったことから、日経平均株価は一時300円以上の下落。ドル円も109.72円まで円高・ドル安が進んだ
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5時50分時点のドル円は109.81円と、昨日の終値に比べて30銭の円安・ドル高となっている。昨日発表されたADP非農業部門雇用者数が29.1万人と予想の15.6万人を上回ったことや、その後のISM非製造業景気指数も55.5と予想の55を上回ったことが好感された。
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中東情勢の懸念が後退していることに加え、15日には米中貿易協議の第一段階の合意文書への署名が予定され、米中関係の修復が進むとの期待が広がっている。合意文書の詳細がどのようなものか不明だが、マーケットではリスクオンの流れを強めている。

22時30分に発表になった11月耐久財受注は－2.0％（予想1.5％）、コア耐久財受注も0.0％（予想0.1％）といずれも予想を下回った。24時発表の11月新築住宅販売戸数も71.9万件と予想の73.3万件を下回った。いずれも予想より悪い数値だったが、あまり材料にはならず、リスクオンの流れが続いている。
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