
マネロン対策機関FATF、仮想通貨リブラなどステーブルコインは「新たなリスク」【ニュース】

国際的なマネーロンダリング対策を進める政府間組織FATF(金融活動作業部会)は、フェイスブックの仮想通貨リブラといったステーブルコインに対して深刻な懸念を表明した。
国際的なマネーロンダリング対策を進める政府間組織FATF(金融活動作業部会)は、フェイスブックの仮想通貨リブラといったステーブルコインに対して深刻な懸念を表明した。
仮想通貨取引所ポロニエックスは、米仮想通貨企業サークル傘下から離脱したと発表した。ポロニエックスは新会社「ポロ・デジタルアセット(Polo Digital Asset)」として、取引所サービスを展開していく。
米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事は、フェイスブックが主導する仮想通貨リブラが消費者にリスクをもたらす可能性があると語った。銀行口座と比較して、デジタルウォレット内で保管されたステーブルコインの権利が確立されていないことを問題視している。
金融安定理事会(FSB)はG20向けの書簡を発表。FSBは、リブラのような「グローバルなステーブルコイン」が仮想通貨よりも脅威となるとみているようだ。
10月11日に東京で開催されたブロックチェーンイベント「Not For Sale」。その中で、マネックスグループの松本大CEOと、ブロックチェーン・テクノロジー関連事業を手掛けるLayerXの福島良典CEOが、フェイスブックの仮想通貨リブラの「衝撃」を巡って対談を行った。
英国の中央銀行であるイングランド銀行のマーク・カーニー総裁は、フェイスブックの仮想通貨リブラを擁護する考えを示した。カナダのニュースメディア「ザ・スター」は15日、カーニー総裁の発言を報じた。
仮想通貨取引所コインベースのアームストロングCEOは、フェイスブックの独自仮想通貨リブラに参加することを議員が思いとどめるように「脅迫」することは「アメリカ的ではない」と批判している。
米上院議員が、VISA、マスターカード、ストライプの3社に対して「リブラとの関係を再考するべき」との書簡を送った。ブルームバーグが9日に報じた。フェイスブックの仮想通貨リブラについては、ペイパルが離脱を表明したばかりだ。
金融安定委員会(FSB)のランダル・クォールズ議長は、フェイスブックの独自仮想通貨リブラをはじめとするステーブルコインが将来の「規制上の課題」になる可能性があるとの考えを示した。
脆弱性検証プラットフォーム「ハッカーワン(HackerOne)」のユーザー「lucash-dev」は10月1日、ステーブルコイン「DAI(ダイ。Dai)」を発行するメーカーダオ(MakerDAO)が次期バージョンで計画している「MCD(複数担保Dai。Multi-Collateral Dai)」アップグレードの重大な不具合を明らかにしたレポートを公開した。この不具合により、悪意のある攻撃者は、MCDシステムに保存されているすべての資金を(1回の取引で)盗めた可能性があるという。現在メーカーダオにより修正されており、lucash-devには賞金として5万ドル(約534万円)が授与された。