今日のテクニカル見通し:ドル/円 ブログ

今日のテクニカル見通し:ドル/円

ドル/円相場は、8日に107円台に突入したことで下値余地が拡大したかに見えましたが、翌日以降は赤三兵が出現するなど、一転して底入れムードに。その後は8月高値を突破すると、18日に111.60円台まで一段高となっています。

日足では一目均衡表の雲上限付近での攻防戦を繰り広げていますが、すぐ下の111.30円台には週足の一目均衡表の雲上限もあります。したがって、日足の雲を突破できれば上値余地が拡大する公算です。



(上記ドル/円・日足の外貨ネクストネオのチャートは9/19の11:40現在)

○上値目処について
日足の一目均衡表の雲上限(111.597円)が、焦点です。しっかり突破できれば上値余地が拡大する公算であり、目先的には200日線(112.236円)が視野に入りそうです。週足の移動平均を見ると、ローソク足が13、26、52週線の上に位置しています。このままこれらの線を下値支持に出来るかと共に、13週線が26週線や52週線を上抜けることが出来れば、意外と強い上昇となる可能性があります。

200日線を突破すると、5月以降上値抵抗となっている114円台半ばまで主だった目処が見当らないため、113円ちょうど等の心理的節目が試されそうです。


○下値目処について
週足の一目均衡表の雲上限(111.364円)や52週線(111.147円)などが位置する、111円台前半がポイントです。ちょうどこのゾーンには8/4高値(111.047円)などがあり、直近で上値抵抗と目されてきただけに、下値支持に変えられるか注目です。もし下げ止まらずに75日線(110.858円)付近でも下げ止まらない場合、再び下値を試す流れとなる事も考えられます。その場合、目先的には20日線(109.781円)が試されると見ます。

○上値目処
111.597円(日足の一目均衡表の雲上限)
111.660円(ボリンジャーバンド+2シグマ)
111.661円(9/18高値)
112.037円(月足の一目均衡表の基準線)
112.100円(7/11高値114.491円-9/8安値107.318円の下げ幅2/3戻し)
112.237円(200日線)
112.960円(月足の一目均衡表の転換線)
114.451円(ボリンジャーバンド+2シグマ)
114.491円(7/11高値)
114.640円(昨年12月高値118.661円-今年4月安値108.134円の61.8%戻し)

○下値目処
111.364円(週足の一目均衡表の雲上限)
111.147円(52週線)
111.047円(8/4高値)
110.904円(週足の一目均衡表の基準線)
110.877円(26週線)
110.858円(75日線)
110.810円(6日線)
110.735円(13週線)
108.730円(週足の一目均衡表の雲下限)
109.781円(20日線)
109.489円(日足の一目均衡表の基準線、転換線)
109.751円(週足の一目均衡表の転換線)
107.902円(ボリンジャーバンド-2シグマ)
107.318円(9/8高値)
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[シドニー 19日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)は19日、9月の理事会の議事要旨を公表した。労働市場の改善を背景に景気先行きについて楽観的な見方を強めているものの、家計債務の増大や豪ドル高を依然として懸念していることが明らかになった。

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[東京 19日 ロイター] - 9月ロイター企業調査によると、今後の米国経済について、8割超が「横ばい」ないし「拡大方向」とみていることがわかった。米政権の混乱が経済に悪影響をもたらすと懸念しながらも、実需の堅調さを感じている。中国経済の今後は「横ばい」ないし「拡大方向」との回答が65%を占めた。日本国内は経済の不安は少ないが、政治が不安定化するとの見通しが6割となっている。

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[東京 19日 ロイター] - 麻生太郎財務相は19日の閣議後会見で、消費増税分の使途を変更する可能性が浮上していることに関し、「(財政再建とのバランスが)保たれるようにしなければならない」と語った。安倍晋三首相が検討する衆院解散については言及しなかった。

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(9/19 火) ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(9/19 火)

   ----------9/18ドル円相場概況--------------------- OP 111.123HI 111.661LO 110.999CL 111.577 東京市場は、敬老の日で休場とあってやや動意を欠いたが、オープンから111円台を回復するなど堅調に推移した。安倍首相が28日の臨時国会冒頭にも衆院を解散する方針を固めたとの報道が(自民圧勝観測による)円売りを誘ったとの見方も。欧州市場は英長期金利の上昇につれて米長期金利も上昇したため111.40円台へと続伸。NY市場では、株高・債券安(金利上昇)の流れに乗って111.661円まで上値を伸ばした。FOMCがタカ派化するとの観測もあった模様。 -----------9/18主な出来事---------------------------- 18:00 (ユーロ圏) 8月消費者物価指数(HICP)・確報 (前年比) +1.5%前回+1.5%→+1.3%予想+1.5%   21:30 (加) 7月国際証券取引高 +239.5億CAD前回-9.2億CAD→-8.6億CAD 23:00 (米) 9月NAHB住宅市場指数 64前回68→67予想67   24:00 カーニーBOE総裁「BOEは今後数カ月でいくぶん引き締めが必要になる公算」「BOEの利上げは限定的かつ緩やかになるだろう」「見通しに著しいリスクがある」 29:00 (米) 7月対米証券投資 +13億USD 前回+344億USD  ------------9/18株式・債券・商品---------------------- ------------9/19きょうの注目材料----------------------<国内>特になし <海外>10:30    4-6月期豪住宅価格指数10:30    9月RBA理事会議事要旨17:00    7月ユーロ圏経常収支18:00    7月ユーロ圏建設支出18:00    9月独ZEW景況感指数18:00    9月ユーロ圏ZEW景況感指数21:30    7月カナダ製造業出荷21:30    4?6月期米経常収支21:30    8月米住宅着工件数21:30    8月米建設許可件数21:30    8月米輸入物価指数 ------------9/19きょうのひとこと---------------------- きょうから明日にかけて行われるFOMCを前に12月利上げの確率が上昇しています(織り込み度合いは1週間前の41.3%から56.9%まで上昇)。今回のFOMCでは、バランスシートの縮小を正式に発表した上で、12月利上げの見通しを維持するとの見方がじわりと優勢になってきたようです。先週発表された米8月消費者物価指数の上ブレも影響している模様です。もっとも、明日の正式発表を前に利上げ確率がボーダーラインの6割を超えて続伸する事は考えにくく、金融市場には次第に「FOMC待ち」のムードが広がりそうです。 本日もよろしくお願いいたします。