コラム:先進国に朗報か、欧州賃金インフレの萌芽=山口曜一郎氏 News

コラム:先進国に朗報か、欧州賃金インフレの萌芽=山口曜一郎氏

[東京 28日] - 筆者は9月前半にドイツやチェコなど欧州諸国を訪れ、各地のエコノミストや企業関係者らと会合を持った。そこで見聞きしたアネクドータル(伝聞的)な話が必ずしも経済全体を映し出していないことは理解している、だが、経済は必ず最前線から動き出す。今回は労働市場と賃金・インフレについて、アネクドータルな話も生かしつつ、この先の展開を予想してみたい。

企業の内部留保活用に向けた新たな政策必要=山口公明党代表 News

企業の内部留保活用に向けた新たな政策必要=山口公明党代表

[東京 28日 ロイター] - 公明党の山口那津男代表は28日午後、都内で講演し、「企業の内部留保を、設備投資や賃上げにどう振り向けていくかという新たな経済政策が必要になる」と語った。10月22日投開票の衆院選以降は、2020年度に基礎的財政収支(PB)を黒字化させる政府目標の見直しも求められるとの見方を示した。

厳しい選挙、身を引き締めて全力投球したい=衆院選で安倍首相 News

厳しい選挙、身を引き締めて全力投球したい=衆院選で安倍首相

[東京 28日 ロイター] - 安倍晋三首相は28日、衆議院解散を受けて「厳しい選挙になる。身を引き締めて全力投球したい」と記者団に述べた。北朝鮮の脅威や少子化という国難を、国民の信を得て乗り越えなければならないとし、「誠実、愚直に政策を訴えたい」と強調した。

メキシコペソ/円、中銀のインフレ判断を注視 ブログ

メキシコペソ/円、中銀のインフレ判断を注視

本日、メキシコ中銀が金融政策を発表します。全会一致で金利据え置きを決定した前回8月の会合で「インフレ率は2018年末までに中銀目標(年3±1%)に収まる」との見通しを示すなど、年初からの利上げ局面が終了して中立局面に入った事を示しています。したがって、今回は金利据え置き予想がコンセンサスとなっており、声明に市場の関心が集まっています。

金利先物市場を見ると、年末までにメキシコ中銀が利下げを実施する確率は約62%となっています。前回会合に続きインフレ率の上昇は一時的との姿勢を継続するようならば、利下げ期待が維持されてペソ売りで反応する可能性があります。もっとも、次の一手は利下げとの見方が既に織り込まれている事もあり、下押しは緩やかと見ます。ただし、今月7日に発表された直近のインフレ率は前年比6.66%と、2001年5月以来の高い伸びとなりました。先月後半から米年内利上げ期待が浮上している事もあり、利上げ再開に言及があればサプライズ的なペソ買いを誘う事もあり得ます。メキシコ中銀の見解に注目です。