焦点:東芝メモリは正念場、サムスンの脅威 News

焦点:東芝メモリは正念場、サムスンの脅威

[東京 28日 ロイター] - 東芝の半導体事業の売却先に「日米韓連合」が決まった。東芝は債務超過回避に向け大きな節目を通過したが、売却される「東芝メモリ(TMC)」にとって正念場はこれからだ。シェアトップの韓国サムスン電子との激しい競争に敗れれば、生き残りは難しくなる。

アングル:革新機構「指図権」に戸惑い、東芝メモリ出資検討で News

アングル:革新機構「指図権」に戸惑い、東芝メモリ出資検討で

[東京 28日 ロイター] - 東芝の半導体子会社「東芝メモリ」の売却先が日米韓連合に決まったが、将来の出資検討を表明している産業革新機構に戸惑いの声が上がっている。東芝は出資までのつなぎとして、議決権行使を指図できる「指図権」を革新機構に付与する予定だが、革新機構内には、出資の約束につながりかねないと警戒感も出ている。

英の譲歩で離脱交渉進展、将来巡る協議開始には不十分=EU交渉官 News

英の譲歩で離脱交渉進展、将来巡る協議開始には不十分=EU交渉官

[ブリュッセル 28日 ロイター] - 英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を巡り今週行われた第4回交渉会合について、EUのバルニエ首席交渉官は28日、進展が見られたものの、離脱後の移行期間や将来の貿易協定などに関する協議に入るには不十分との見方を示した。

ドル高の可能性高まる! 長期金利が異常な 上昇!? ドル/円は114円台半ば目指す動きに ブログ

ドル高の可能性高まる! 長期金利が異常な 上昇!? ドル/円は114円台半ば目指す動きに

■トランプ政権が税制改革案を公表、その中身とは? 昨日、9月27日(水)のNY市場で、トランプ米政権と米共和党が「税制改革案」を予定どおり公表しました。約30年ぶりの、抜本的な改革案となります。

トランプ大統領と米共和党指導部は9月27日(水)に法人税率の引き下げや2重課税の回避などを盛り込んだ税制改革案を公表。実現すれば、かなりの減税効果が期待できる内容に。写真は就任直後、大統領令に署名するトランプ大統領 (C)Pool/Getty Images

 具体的に見てみると、法人税率を現行の35%から20%に引き下げることが柱となっていますが、個人の所得税についても、現在は7段階に分類されているものを、12%、25%、35%の3区分に簡素化。その結果、最高税率が39.6%から35.0%へ引き下げられることになりました。

 また、米企業のほとんどすべてが対象になる、個人事業主やパートナーシップなどのパススルー企業に対しては、税率を25%に設定しました。現状では、パススルー企業に対して39.6%の税率が課せられているわけで、かなりの減税効果が期待できるものとなりました。

 また、海外での配当などに対して、原則、2重課税を回避することも盛り込まれています。

■時間外で米長期金利が異常なほど上昇 市場では、事前に詳細が報じられていたこともあって、いったんは利食いの米ドル売りや米国株の下落という反応となりましたが、米長期金利の上昇などを受けて、結果的にはどちらも買い戻されて引けました。

米ドルVS世界の通貨 30分足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドルVS世界の通貨 30分足)

9月27日(水)のNYダウ 5分足(出所:Bloomberg)

 そして、本日9月28日(木)のアジア市場で、米10年債利回りはなんと、2.355%まで、さらに上昇しました。

 米国債はアジア時間でも時間外の取引が行われていることから、米長期金利には何らかの動きはあるものの、通常では1BP(ベーシスポイント)となる0.01%も利回りが動けば、市場では「大きな動き」と認識されるところです。

 それが、本日は、4BP(0.04%)を超える、異常ともいえる大幅な上昇となりました。

米長期金利(米10年債利回り) 30分足(出所:Bloomberg)

 市場の関係者から話を聞いてみましたが、「米系の短期ファンドなどが米国債を売り続けている」ことによるものだったようです。

【参考記事】

●ドル/円、下がらないけど上がりもしない理由は? ユーロのカギ握るECBに注目!(9月7日、今井雅人)

 NY時間に入ってから取引すればいいところを、こうやって…