オピニオン:トランプ氏の奇策、歴史的な移民改革の扉開くか=安井明彦氏 News

オピニオン:トランプ氏の奇策、歴史的な移民改革の扉開くか=安井明彦氏

[東京 15日] - 野党・民主党案の事実上の丸のみとなった9月初旬の米財政合意は、既存政治への挑戦を掲げつつも、主義主張の面では民主党との共通点が多いトランプ大統領の特色をあらためて際立たせたと、みずほ総合研究所の安井明彦・欧米調査部長は語る。

米ドル/円は北朝鮮ミサイル発射でも押し目 限定的。年内の上値目標は115~116円! ブログ

米ドル/円は北朝鮮ミサイル発射でも押し目 限定的。年内の上値目標は115~116円!

■米ドルは下げ一服、切り返しの兆しが見られる 前回の本コラムでは、さらなる米ドルの全面安に懐疑的な見方を示した。

【参考記事】

●さらなる米ドル全面安に懐疑的な2つの理由とは? でも、逆張りの米ドル買いも危険(2017年9月8日、陳満咲杜)

 まだ初歩的な段階にすぎないが、結果的に先週末(2017年9月8日)の安値トライが目先の底であることが示唆され、今週(9月11日~)の週明けから米ドルは下げ一服、また、切り返しの兆しが見られる。

ドルインデックス 4時間足(出所:Bloomberg)

 先週(9月4日~)の続落、また安値更新は、北朝鮮の核実験がもたらした地政学リスクの強まりや、ハリケーンの損害が米利上げ観測の後退につながったことなど、諸要素の重なりによって引き起こされた結果といえる。

 が、2017年年初来、ほぼ一本調子の急落を果たしてきただけに、売られすぎの極みで、いわゆるベア(下落)トレンドのクライマックスを迎えていたことは見逃せない。

 そもそも、先週末(9月8日)の安値で計算すれば、2017年年初来、米ドルの下落幅はすでに11%に達していたことがわかる。

ドルインデックス 日足(出所:Bloomberg)

 それは、1985年のプラザ合意以来、最も悪いパフォーマンスだ。あのブレトンウッズ体制が崩壊した1973年でさえ、10%の下落に留まったことから考えると、いくら何でも2017年年初来の米ドル安が行きすぎであったことを悟れるのではないだろうか。

 2017年年末まで、あと3カ月半もあるから、米ドル安の進行が今のスピードを保つなら、それこそプラザ合意の1985年を超える下落幅を達成してしまう。

■さらなる米ドル売りの可能性が小さくなったとする理由とは? しかし、米利上げサイクルにあり、また、米国株が上昇し続けている状況において、1985年を超える米ドル安の進行があれば(有事の米ドル売りと言われているが)、まさに「非常事態」というほかあるまい。

 仮に、このような米ドル安継続の市況があれば、今回は「逆プラザ合意」、すなわち米ドル安を阻止する国際協力体制が構築されてもおかしくなかろう。

 当然のように、「相場は理外の理」、また、「相場のことは相場に聞け」と言われるように、市場における値動きの形成にはそれなりの理由があり、ここまで米ドルが売られてきたのにも当然わけがあった。

 しかし、今一度見直せば、さらなる米ドル売りの可能性がだいぶ小さくなったのもおわかりいただけるかと思う。

 まとめてみれば、米ドル売りを仕掛ける投機筋の動機は…
メキシコ人の米国イメージ、トランプ政権下で大幅に悪化=調査 News

メキシコ人の米国イメージ、トランプ政権下で大幅に悪化=調査

[メキシコ市 14日 ロイター] - ピュー・リサーチ・センターが14日公表した世論調査で、メキシコ人の米国に対する良いイメージが、少なくとも2002年以来の低水準に落ち込んでいることが分かった。トランプ政権下で米国に望ましくないイメージを持つ人が全体の約3分の2に達している。

来週の日本株は2万円試す、FOMCで米利上ペース確認へ News

来週の日本株は2万円試す、FOMCで米利上ペース確認へ

[東京 15日 ロイター] - 来週の東京株式市場は、節目の2万円を試す展開が見込まれている。米連邦準備理事会(FRB)の資産縮小決定はほぼ織り込まれつつある一方、緩やかな米利上げペースに対する市場の確信が強まれば日本株の上値余地が広がる。リスク資産に流入していた資金の逆回転への警戒感もあるが、下落局面では良好なファンダメンタルズが支えとなりそうだ。

ドル110円前半、北朝鮮ミサイル発射後の安値から約1円反発 News

ドル110円前半、北朝鮮ミサイル発射後の安値から約1円反発

[東京 15日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、若干ドル高/円安の110円前半。早朝、北朝鮮がミサイルを発射したと伝わり、ドルは109円半ばまで急落したが、間もなく110円台を回復した。午後は株価の上げ幅拡大に便乗して、110円半ばまで上値を伸ばした。

今夜の注目材料は?9/15 ブログ

今夜の注目材料は?9/15

 東京市場のドル/円は、北朝鮮が弾道ミサイルを発射すると109.50円台まで急落しましたが、売りが一巡すると110円台を回復。午後には、日経平均株価が上げ幅を拡大する中、110円台半ばまで反発しています。欧米市場の展開が気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。 9/15(金)17:15   ラウテンシュレーガーECB理事、講演17:50   ブリハ英MPC委員、講演18:00   ユーロ圏7月貿易収支21:30☆ 米9月ニューヨーク連銀製造業景況指数21:30☆ 米8月小売売上高22:15☆ 米8月鉱工業生産指数22:15   米8月設備稼働率23:00☆ 米9月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値23:00   米7月企業在庫-----   ユーロ圏財務相会合-----   EU非公式財務相会合 ※☆は特に注目の材料 今夜は、米重要統計の発表が続きます。中でも注目度が高い8月小売売上高は、総合指数こそ前月比+0.1%に伸びが減速(前回+0.6%)する見通しですが、変動が激しい自動車売上げを除いた指数は前回に続き+0.5%の高い伸びが見込まれています。米連邦公開市場委員会(FOMC)を来週に控えて、米8月小売売上高をはじめとする重要統計の結果が、北朝鮮のミサイル発射よりも市場に強いインパクトを与える事になるでしょう。