----------9/15ドル円相場概況--------------------- OP 110.234HI 111.334LO 109.541CL 110.842 東京市場は、北朝鮮のミサイル発射を受けて109.541まで急落したが、前回と同じくコース(のちに飛行距離が前回より長かったことが判明したが)であった事などから深刻視されず、条件反射的なドル売り円買いが一巡すると早々に発射前の水準に持ち直した。午後に入ると株高の流れに乗って110.70円台まで上昇した。欧州市場でも、ロンドンの地下鉄テロ騒動には動じる事なく続伸。ブリハ英MPC委員のタカ派発言を受けてポンド円が急伸した事もあって111.334円まで円売り主導で上昇した。NY市場では小売売上高が予想外に減少した事で111円台を割り込み110.60円前後まで反落。その後も鉱工業生産が予想に反して減少したが、指標の悪化はハリケーンによる一時的ものとの見方もあってドル売りは続かなかった。その後は、米国株が上昇する中、111円台に戻したが、週末らしく買い戻しも続かず110.80円台で取引を終えた。 -----------9/15主な出来事---------------------------- 07:01 北朝鮮がミサイルを発射-NHK 16:44 ロンドン西部の地下鉄で爆発 17:50 ブリハ英MPC委員「今後数カ月以内に利上げが必要となる可能性」 18:00(ユーロ圏) 7月貿易収支(季調前)+232億EUR前回+266億EUR 21:30(米) 9月NY連銀製造業景況指数24.40前回25.20予想18.00 21:30(米) 8月小売売上高 (前月比)-0.2%前回+0.6%→+0.3%予想+0.1% (米) 8月小売売上高 (前月比:除自動車)+0.2%前回+0.5%→+0.4%予想+0.5% 22:15(米) 8月鉱工業生産 (前月比)-0.9%前回+0.2%→+0.4%予想+0.1% 22:15(米) 8月設備稼働率76.1%前回76.7%→76.9%予想76.7% 23:00(米) 9月ミシガン大消費者信頼感指数・速報95.3前回96.8予想95.0 23:00(米) 7月企業在庫 (前月比)+0.2%前回+0.5%予想+0.2% ------------9/15株式・債券・商品---------------------- 日経平均 19909.50 +102.06英FT100 7215.47 -79.92 独DAX 12518.81 -21.64 NYダウ 22268.34 +64.86 日10年債利回り:0.015% -0.020独10年債利回り:0.433% +0.020英10年債利回り:1.309% +0.079米 2年債利回り:1.380% +0.019米10年債利回り:2.202% +0.018 NY原油 49.89ドル ±0.00NY金 1325.20ドル -4.10 ------------9/18きょうの注目材料---------------------
<国内>敬老の日の祝日で休場 <海外>08:01 英9月ライトムーブ住宅価格18:00 ユーロ圏8月消費者物価指数(HICP)改定値21:30 カナダ7月国際証券取引高23:00 米9月NAHB住宅市場指数23:30 ラウテンシュレーガーECB専務理事、講演24:00 カーニーBOE総裁、講演29:00 米7月証券投資動向 ------------9/18きょうのひとこと---------------------- 北朝鮮のミサイル発射や英地下鉄テロに市場が動じる様子は見られませんでした。15日早朝のミサイル発射を受けた円買いはアルゴリズムによる文字通りの「機械的」な動きだった模様です。北朝鮮の行為はあくまでも挑発に過ぎず米国が先制攻撃に動かない限り大事には至らないというのが「人間的」な見方のようです。こうした市場の動きには心強さを感じます。ただし、市場を暗転させるのは、いつの世も「人間的」な意味での「慣れ」であるという点も忘れてはいけないのでしょう。 本日もよろしくお願いいたします。