コラム:米株高に歯止めがかかった本当の理由=村上尚己氏 News

コラム:米株高に歯止めがかかった本当の理由=村上尚己氏

[東京 17日] - 前回7月20日掲載のコラム「株高楽観の落とし穴」では、NYダウが最高値を更新し、米金利は低下するという「株式と債券市場のかい離の拡大」は長続きしないと述べた。その上で、株式市場の調整が先行し、低下していた金利に追いつき、為替市場では短期的に円高ドル安に動くとの見通しを示した。

元手ゼロからの資産運用3強比較 株・FX・ETF・投資信託を元手ゼロで始めるための必須知識 ブログ

元手ゼロからの資産運用3強比較 株・FX・ETF・投資信託を元手ゼロで始めるための必須知識

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フィリピンGDP、第2四半期は前年比+6.5% 通期目標達成に自信 News

フィリピンGDP、第2四半期は前年比+6.5% 通期目標達成に自信

[マニラ 17日 ロイター] - フィリピン統計局が17日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)は前年比6.5%増と、前の期の6.4%増から加速し、市場予想の6.2%を上回る伸びとなった。ペソが対ドルで11年ぶり安値に沈んだ影響を、政府主導の建設ブームや農業の継続回復が吸収した。

アングル:8月長雨が消費に悪影響、生鮮品値上がりで支出抑制 News

アングル:8月長雨が消費に悪影響、生鮮品値上がりで支出抑制

[東京 17日 ロイター] - 東日本を中心にした8月の長雨が、マクロ経済に影響を及ぼしそうだ。家計が敏感に反応する生鮮食品などの値上がりにより、消費全体が抑制される懸念が台頭している。所得の伸びが鈍い状況のもと、4─6月期の高い消費の伸びの反動が予想される7─9月期は、個人消費がゼロないしマイナス寄与となりそうだ。国内総生産(GDP)全体も低成長に逆戻りするとの予想が多い。

ドルは当面低空飛行!? 投資家が米ドルを 買えない一番の原因はトランプ大統領だ! ブログ

ドルは当面低空飛行!? 投資家が米ドルを 買えない一番の原因はトランプ大統領だ!

■米ドルは、よほどのことがない限り上昇しない! この1週間でよりはっきりしたことは、米ドルは、よほどのことがない限り上昇しないということです。

 8月4日(金)に発表された米国の7月雇用統計では、非農業部門雇用者数が20万人台まで増加したほか、平均時給も高い水準を維持するなど、かなり強い結果となり、一時的に米ドルは上昇。

 米ドル/円は一時、111.053円まで値を上げることとなりましたが、翌週(8月7日~)からすぐに失速しました。

米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)

■北朝鮮問題は、今後も相場に影響を与える材料となりそう… その直接的な原因となったのは、北朝鮮情勢の緊張感が高まったことでした。

 「グアム沖30~40キロメートル地点を弾道ミサイルで攻撃」する北朝鮮の計画が明るみなったほか、トランプ米大統領も挑発的な発言を繰り返すなど、一触即発の状態となりました。

 しかし、北朝鮮側が「米国の出方を見守る」という理由で「ミサイル攻撃」の実施を目先、取り止めたことが伝わると、緊張感がやや緩んだことで影響は急低下しました。

【参考記事】

●北朝鮮リスクは調整材料に使われただけ!? 基本トレンド変化なし。円高進めば買いたい(8月10日、今井雅人)

●トランプ氏の“ご乱心”に市場は過剰反応。今回の「リスクオフ」はホンモノではない!(8月14日、陳満咲杜)

 ただ、この問題は今後もくすぶり続けるので、そのたびに、一時的にせよ相場に影響を与えることになるでしょう。

■一番の原因はトランプ大統領、米ドルは買えない それよりも深刻なのは、やはりトランプ政権に対する不信感です。

【参考記事】

●米ドルを買う気になれない理由はどこに? ドル/円は引っ張り合いでレンジ長期化!?(7月27日、今井雅人)

 8月16日(水)、トランプ大統領は大企業幹部らが参加する大統領の諮問機関「米製造業評議会」と「戦略・政策フォーラム」を解散すると発表しました。

 そもそも、会議が積極的に開かれていた形跡もなく、事実上機能していなかったわけで、実際の影響という面では不透明なところはありますが、米製造業評議会のメンバーであった製薬大手メルク、半導体大手インテル、スポーツ衣料品大手アンダーアーマー、複合企業3M(スリーエム)、航空機エンジン・機械大手ユナイテッド・テクノロジーズ、食品大手キャンベル・スープの各CEO(最高経営責任者)らが、トランプ大統領の白人至上主義に反発して相次いで辞任したため、解散に追い込まれたというのが実情です。

米製造業評議会と戦略・政策フォーラムは解散に追い込まれた格好に…。米ドルを買う気になれない一番の原因は、やっぱりトランプ大統領!? (C)Mark Wilson/Getty Images

 コーンNEC(米国家経済会議)委員長も「嫌悪感を覚えるとともに動揺している」とトランプ大統領を痛烈に批判。トランプ大統領の直近の支持率は、36%程度にまで低下してきています。

 これでは、とても米ドルは買えないというのが、投資家の正直な感想でしょう。

 さらに、8月16日(水)に公表された…