昨日のドル円相場ときょうのひとこと(9/21 木)
----------9/20ドル円相場概況--------------------- OP 111.546HI 112.533LO 111.087CL 112.147 東京市場は、仲値公示までは111円台半ばを維持したが、公示後は利益確定売りに押される展開となり、一時111.30円台へと弱含んだ。欧州市場でも五月雨式に調整売りが出て111.20円台へと下落した。NY市場に入ると、FOMCを前に動意を失い111.30-50円前後でもみ合った。その後、FOMCが年内の追加利上げに前向きな見方を(16人のメンバー中11人が利上げを予想)示すとドルが急騰。一気に112円台を回復し、イエレンFRB議長が楽観的な見通しを示すと112.533円まで上値を伸ばした。 -----------9/20主な出来事---------------------------- 07:45 (NZ) 4-6月期経常収支 (対GDP比) -2.8%前回-3.1%→-2.9%予想-3.1% 08:50 (日) 8月貿易収支 +1136億円前回+4188億円→+4217億円予想+1044億円 15:00 (独) 8月生産者物価指数 (前年比) +2.6%+2.3% +2.5% 17:00 (南ア) 8月消費者物価指数 (前年比) +4.8%前回+4.6% 予想+4.9% 17:30 (英) 8月小売売上高 (自動車燃料含む:前月比) +1.0%前回 +0.3%→+0.6%予想+0.2% 23:00 (米) 8月中古住宅販売件数 535万件前回544万件 予想545万件 27:00 (米) FOMC政策金利を 1.00-1.25%に維持 27:00 FOMC声明「労働市場が引き締まり続け、経済活動が今年ここまで緩やかに拡大している」「ハリケンーンが中期的な経済の流れを変える可能性は低い」「バランスシート縮小を10月に開始へ」「全会一致で政策決定」「インフレ、ハリケーンが寄与し一時的に上昇へ」「インフレ動向を注視」「雇用の伸びは堅調さを継続」「家計支出は緩やかに拡大、企業支出は数四半期で拡大」「経済の短期的なリスク、概ねバランス」 27:30 イエレン米FRB議長「緩和的な政策が雇用市場を一段と支援するだろう」「バランスシート縮小、段階的かつ予測可能に進行へ」「雇用者数、9月の数値に影響が出る可能性も」「インフレは2%目標をしばらく下回る」「インフレを2%に戻すため必要に応じて金融政策を調整する用意」「FRB議長の任期を全うするつもりだ」 ------------9/20株式・債券・商品---------------------- ------------9/21きょうの注目材料---------------------- <国内>未定 日銀金融政策決定会合15:30 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見 <海外>07:45 4-6月期NZ・GDP14:10 ロウRBA総裁、講演15:00 8月スイス貿易収支15:55 スメッツ・ベルギー中銀総裁、講演17:00 ECB月報17:00 ノルウェー中銀、政策金利発表17:30 8月香港消費者物価指数18:30 プラートECB専務理事、講演21:30 7月カナダ卸売売上高21:30 前週分の米新規失業保険申請件数21:30 9月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数22:00 7月米住宅価格指数22:30 ドラギECB総裁、講演23:00 9月ユーロ圏消費者信頼感指数23:00 8月米景気先行指標総合指数未定 南ア準備銀行(SARB)、政策金利発表 ------------9/21きょうのひとこと---------------------- FOMCは今年10-12月期のコアPCEの見通しを1.5%に引き下げました。その上で16人中11人が12月利上げを予測したという事は、12月の追加利上げのハードルを下げたという事になります。最新(7月)のコアPCEは1.4%。29日に発表される8月コアPCEが注目されそうです。 本日もよろしくお願いいたします。