----------6/29ドル円相場概況--------------------- OP 112.272HI 112.926LO 111.814CL 112.162 東京市場は 、112.40円台まで買いが先行するも戻り売りに押されて伸び悩んだ。それでも112.10円台は維持するなど下値も堅かった。欧州市場は欧州債利回りの上昇に触発されて米債利回りも上昇する中、低金利の円を売る動きが再燃。112.50円の抵抗を突破して112.70円台まで上昇した。NY市場でもGDPの上方修正を受けて112.926円まで上値を伸ばしたが、小高く始まった米国株が下落に転じるとムードが一変。NYダウが250ドル安まで売り込まれる中、円売りの巻き戻しが活発化して一気に112円を割り込んだ。ストップロスを巻き込みながら111.814円まで下げた後は、株価とともに戻り歩調となり112.10円台で取引を終えた。 -----------6/29主な出来事---------------------------- 18:41 ホールデン英MPC委員「生活費の上昇を抑制するため、利上げの可能性を真剣に検討する必要がある」 21:00 (独) 6月消費者物価指数・速報 (前年比) +1.6%前回+1.5% 予想+1.4% 21:30 (米) 新規失業保険申請件数 24.4万件前回24.1万件→24.2万件前回24.0万件 21:30 (米) 1-3月期GDP・確報 (前期比年率) +1.4%前回+1.2% 予想+1.2% (米) 1-3月期個人消費・確報 (前期比年率) +1.1%前回+0.6%予想+0.6% ------------6/29株式・債券・商品----------------------
---------6/30きょうの注目材料------------------------- <国内>08:30 5月完全失業率08:30 5月全国消費者物価指数08:30 6月東京都区部消費者物価指数08:50 5月鉱工業生産速報14:00 5月新設住宅着工戸数19:00 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績) <海外>07:45 5月NZ住宅建設許可件数08:01 6月英Gfk消費者信頼感指数10:00 6月中国製造業PMI15:00 5月独小売売上高指数15:00 5月南アフリカマネーサプライM315:45 6月仏消費者物価指数・速報値15:45 5月仏生産者物価指数16:00 6月スイスKOF景気先行指数16:55 6月独雇用統計17:30 1-3月期英GDP確定値17:30 1-3月期英経常収支18:00 6月ユーロ圏消費者物価指数・速報値19:30 ラウテンシュレーガーECB専務理事、講演21:00 5月南アフリカ貿易収支21:30 5月米個人消費支出(PCE)21:30 5月米個人所得21:30 5月米PCEコアデフレータ21:30 4月カナダGDP21:30 5月カナダ鉱工業製品価格21:30 5月カナダ原料価格指数22:45 6月米シカゴPMI23:00 6月米ミシガン大消費者信頼感指数・確報値 --------6/30きょうのひとこと------------------------- 欧米金利の上昇を背景に「円キャリートレード」復活!などと囃されて1ヵ月半ぶりの113円台目前まで上昇したドル円でしたが、欧米株が(金利上昇を嫌気して?)下げると112円割れへと急反落する事になりました。円キャリーに腰が入っていなかったと言えばそれまでですが、リスク許容度の低下に極めて脆いというキャリートレードの弱みが露呈した格好でもあります。アゲアゲモードが一服したきょうの動きが重要になりそうです。 本日もよろしくお願いいたします。