ドル高と円高で、ドル円はまだ膠着

ドル高と円高の動きで、ドル円の膠着は継続しています。いつ見ても113円付近を中心としたレンジが続いています。株価が下がっても、ドル円は下がらず、米長期金利が下がっても、ドル円の下げは限定的。今年はまだ10円幅も動いていないですが、変動相場制で過去最小の値幅の年となりそうです。ユーロドルは昨日ドラギ総裁の会見でも膠着していましたが、今日は経済指標の影響もあり、レンジ下限まで下がってきました。今週の主役は
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新規国債9年連続減、歳出101兆円半ばで調整=19年度予算案で政府筋

政府は、2019年度予算案で、一般会計の歳出総額を101兆円台半ばとする方向で最終調整に入った。消費増税対策2兆円を盛り込み、当初予算案で初めて100兆円を超える。財源となる税収は62.5兆円と想定し、新規国債の発行額は32兆円台後半と、9年連続の減額となる見通しだ。
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焦点:短観に世界経済減速の影、輸出企業は供給網抜本見直しも視野

12月日銀短観を詳細にみると、これまで輸出をけん引してきた加工業種の景況感が軒並み悪化し、世界経済減速の打撃を受け始めている可能性が透けて見える。年明けに米中経済摩擦が解決しない場合、企業経営者の心理が悪化し、設備投資計画の慎重化につながるリスクに警戒が必要だ。一部の関連統計はすでに先行して悪化しており、企業関係者は、抜本的な事業見直しの可能性に言及し始めた。
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トランプ大統領は中国の救世主!?米中対立 緩和で株高・米ドル高になるとみる根拠とは

■ファーウェイ事件は米中対立を激化させるのか? 前回のコラムではファーウェイ事件を取り上げ、また、ファーウェイ・ショックをもって株式相場全体がいったん底打ちしたか、これから底打ちを果たすだろうという推測をまとめた。
【参考記事】
●米政府がファーウェイ・ショックのタイミングを演出!? 市場も歓迎、株もドル/円も底打ち?(2018年12月7日、陳満咲杜)
 市況はそれ以降、あまり大した進行が見られないが、判断自体は維持しておきたい。
NYダウ 日足(出所:Bloomberg)
日経平均 日足(出所:Bloomberg)
 一番大事なところは、やはり市場関係者が心配していたように、「ファーウェイ副会長の逮捕によって、米中対立が一段と激化し、また、それによってリスクオフの流れが強まっていくのかどうか」にあるが、目先の状況に照らして考えると、そのリスクは低下しているようにみえる。
■米国の要求をのみ、中国も大型減税を検討!? 確かに中国はカナダ人2名を逮捕し、カナダ当局に対抗する動きが鮮明になってきたが、中国当局のやり方としてむしろ想定範囲内で、今さらサプライズとなるわけがない。
 肝心なところは、やはり対米の関係だ。カナダがファーウェイ副会長逮捕に踏み切ったのは米国の要請だが、対米闘争激化の兆しは今のところ、中国政府の言動から確認されていない。むしろ、緩和の兆しが鮮明になってきたかとみる。
 トランプ氏が自慢しているように、中国は少なくとも前回の米中首脳会談後の48時間内で、すでに米国産大豆200万トンを買い付け、クリスマス前後にして800万トン~1000万トンの追加買い付けも米側に約束した模様だ。
 さらに、輸入米自動車関税を従来の40%から15%へ大幅に引き下げ、自国企業を優遇したハイテク産業育成政策である「中国製造2025」の見直しなどの措置の検討にも着手したと報道され、対米譲歩の姿勢を鮮明化させつつある。
 中国高官も、米国が提示した90日間の期限、すなわち2019年2月末までには、米国と何らかの形で合意できるとの自信を示した。
 これぐらいは驚くなかれ、実は北京消息筋が最近ささやくウワサの中で、最もインパクトの大きい政策は、なんと、中国も米国の要求をのむカタチで、大型減税を検討しているということだ。
 この規模は5兆人民元とも言われ、実現すれば、中国どころか世界景気の起爆剤にもなり得るから、中国一部国民からさっそく「川皇(※)こそ我々の救世主」と賛美の声が出始まっているようだ。
(※注:トランプ氏の中国訳は「川普(Chuan pu)」と書くため、皇帝の如き「川皇」とも呼ばれる)
■習氏は首脳会談前にファーウェイ副会長逮捕を知っていた!? 中国のこれからの政策について、現時点ではウワサや推測の程度でしかないが、「ファーウェイ副会長の逮捕で米中衝突激化」というシナリオに、筆者は最初から懐疑的であった。
 なにしろ、北京消息筋の話では、どうやら12月1日(土)のアルゼンチンでの米中首脳会談前に、習近平中国国家主席はすでに逮捕の件を知っていた模様で、トランプ氏と会談した際、この件に一切触れなかったこと自体がサインであり、また興味深いところだった。
 いろんな理由があると思われるが、最も大きいのはほかならぬ、対米交渉を何としても合意に持っていきたいとの一心にあるだろう。
 そのほかの諸事情も消息筋にいろいろと教えてもらったが、複雑なので書ききれない。つまるところ、中国景気減速圧力が高まる中、中国指導部は対米講和路線を取らざるを得なくなり、今は「臥薪嘗胆」の時期と自ら定めた模様だ。
 だから、習近平国家主席はすでに逮捕の件を知っていたとしても、12月1日(土)会談の席にてまったく切り出さず、本日(12月14日)に至るまで対米強硬策を打ち出せずにいるわけだ。
 ゆえに、米中対立激化の懸念でもたらされた株式市場の混乱自体が行きすぎで、また同混乱があったからこそ、これからの市況を推測できるではないかと思う。
 前回のコラムでは、チャート上における米国株や…