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3月米利上げ、イメージトレーニングのすすめ

[東京 3日 ロイター] - 多くの市場関係者は「荒唐無稽(こうとうむけい)」と思うだろうが、最近の米連邦準備理事会(FRB)幹部の発言や経済データを見ていると、3月の米利上げの可能性がゼロとは言えなくなってきたと考える。市場は余りにも無警戒であり、もし、利上げがあった場合の市場変動の可能性について「イメージトレーニング」を行う必要がある。日本にとって最悪のシナリオは、リスクオフになって円高が急進展することだ。
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デフレ克服へ、必要なら何度でも対応余地探る=中曽日銀副総裁

[那覇市 3日 ロイター] - 日銀の中曽宏副総裁は3日、沖縄県・那覇市で会見を行い、デフレ克服という日銀の使命を達成するためには、何度でも対応余地を探ると述べ、物価2%目標の達成が難しくなれば追加緩和も辞さない姿勢を示した。そのうえで現在は、1月29日に導入を決めたマイナス金利付き量的・質的金融緩和(QQE)の実体経済への波及効果を見極めていく段階であるとの認識を示した。
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アングル:新疆で製鉄所閉鎖相次ぐ 中国政府は社会不安を注視

[上海/北京 3日 ロイター] - 中国政府は最近、過剰生産能力を抱える鉄鋼セクターの合理化に動いているが、その犠牲になっているのが新疆ウイグル自治区だ。中国はかつて、経済成長と雇用拡大を通じてウイグル族の社会的な不満をかわそうと、鉄鋼などあらゆる分野で投資を奨励してきたが、その後の政策転換で新疆の鉄鋼ブームはあえなく終了。今では深刻な苦境に陥っている。