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日銀のマイナス金利政策は長く続かない! 売りサイン連続点灯で米ドル安・円高継続

■英ポンド下げ一服、ユーロ/英ポンドは切り返し後、反落 先週末(2月26日)のコラムの最後で、英ポンド下げ一服の可能性を指摘、安値追いは慎重にすべきだと主張していた。
【参考記事】
●アナリストの予想がはずれまくる理由とは?英ポンド/円は暴落濃厚だが目先は一服か(2016年2月26日、陳満咲杜)

 結果的に今週(2月29日~)に入ってから英ポンドは継続して切返してきた。昨日(3月3日)まで英ポンド/米ドルは四連陽、英ポンド/円は三連陽を達成、それぞれ1.4193ドルや161.29円を打診し、安値を追ったショート筋の踏み上げが推測される。 
英ポンド/米ドル 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:英ポンド/米ドル 日足)
英ポンド/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:英ポンド/円 日足)
 もっとも、英ポンドの高安は、対米ドル、対円よりも対ユーロの状況が重要だ。

 前回のコラムでも指摘していたように、英国のEU離脱問題が騒がれているが、そもそも大袈裟である上、英国の離脱があれば、英国のみならずEU(欧州連合)にも大打撃を与えるはずだ。
【参考記事】
●アナリストの予想がはずれまくる理由とは?英ポンド/円は暴落濃厚だが目先は一服か(2016年2月26日、陳満咲杜)
 したがって、この問題でユーロ/英ポンドの上昇があっても長続きはしないし、その上昇に対する修正があれば、英ポンドの反転につながると思っていた。

 市況はそのとおりの展開となった。
 ユーロ/英ポンドは、昨年(2015年)7月安値0.6909ドルを「本尊」とした「逆三尊型(※)」のフォーメーションを形成してから大きく切り返してきたが、同フォーメーションの計算値(ターゲット)をおおむね達成、2013年高値0.8815ドルを起点とした全下落幅の半値戻しもいったん達成し、その後、反落してきた。
(※編集部注:「逆三尊型」はチャートのパターンの1つで、3つの谷があって、その真ん中の谷が一番低いもの。大底を示す典型的な形とされている。「ヘッド&ショルダーズ・ボトム」と呼ばれることもある)
ユーロ/英ポンド 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
 言い換えれば、テクニカル視点における目標達成感が強い以上、ファンダメンタルズの材料をもって一方的に押し進むことはない。
■同じ材料でもどう解釈するかは市況次第 さらに不思議なのは、前述のようにユーロ/英ポンドが「逆三尊型」を形成し、上昇している間、マーケットはひたすら英国のEU離脱問題を騒いでいたが、ユーロ/英ポンドが目標を達成し、反落してきたら、「英国のEU離脱問題は実は英国のみでなく、EUにとってもマイナスだ」といったことが市場関係者の口から語られたことだ。

 要するに、同じ材料でもどう解釈するかは市況次第。また、市況次第で、同じ材料でもまったく違う解釈が成り立つわけだ。

 だから、筆者はずっと言ってきた。ファンダメンタルズに関する解釈を聞くヒマがあったら、チャートでも見よう…そういうことだ。
 同じ視点で米ドル/円を見てみよう。米ドル/円が… 
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ギリシャは5月12日までに難民の正式登録完了を=EU委員

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来週の日本株は全人代・各国政策を注視、ECB緩和で動揺沈静化も

[東京 4日 ロイター] - 来週の東京株式市場は、欧州中央銀行(ECB)理事会や中国全人代など海外の政策イベントを見極める姿勢が強まるとみられている。メジャーSQ(特別清算指数)算出など需給面での波乱も警戒される半面、ECBが事前に示唆したように追加緩和に踏み切れば、年初から続いた市場の動揺がさらに沈静化に向かう可能性もある。