FX専業トレーダーよりも兼業トレーダ 税金・保険料負担からみた実態 ブログ

FX専業トレーダーよりも兼業トレーダ 税金・保険料負担からみた実態

読者からは「羨ましい」というメールを頂くのですが、兼業トレーダーのほうが良い点が多いというのが現実です。定期的に「将来はFX専業トレーダーになりたい」というメールや相談を頂きます。私は、基本的に「止めた方が良い」という趣旨の返信をします。私自身、約12年のサラリーマン時代は兼業トレーダーでした。その時の経験も踏まえての率直な感想です。理由は大きく3つあります。損失による精神的ダメージは兼業トレーダーの数倍社会的信用・評価がゼロに等しいFX専業トレーダーは重税となることが多い。以下、補足させていただきます。
マンション投資、これからが地獄って本当ですか? ブログ

マンション投資、これからが地獄って本当ですか?

Q: マンション投資をしたいと思っています。毎月、数万円の副収入が稼げるし、いいかなと思うのですが?

A: マンション投資は、これからが地獄です。「お金が余っている富裕層」や「マンション投資のプロ」を目指す方なら構いませんが、一般の方が片手間にやるのはリ...
今日のポジション(9/7) 為替相場、各通貨の予想下落レートは? ブログ

今日のポジション(9/7) 為替相場、各通貨の予想下落レートは?

世界の株価、為替の暴落がまだ止まりません。
8月下旬に暴落したときの安値を底として、反発に向かったり、少なくとも保ち合いに入ることが期待されましたが、その期待は打ち砕かれました。先週末、多くの通貨ペアにおいて、重要な下値の節目を割り込み、下落トレンド継続中...
日本株が完全に下落トレンドに転換する、本当の最大リスクって何ですか? ~TAMAさんからのお便り。暴落した日経平均、希望は持てるのか?~ ブログ

日本株が完全に下落トレンドに転換する、本当の最大リスクって何ですか? ~TAMAさんからのお便り。暴落した日経平均、希望は持てるのか?~

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為替王様
いつも有益な情報、有り難うございます。
以前ご相談させて頂きましたTAMAと申します。

先月末からの日経平均株価の大暴落で
かなりの含み損を抱えてしまいかなり精神的にも参ってしまっております。
チャイナショックで狂ったFRBのシナリオ、 雇用統計強くても米ドル高は続かない!? ブログ

チャイナショックで狂ったFRBのシナリオ、 雇用統計強くても米ドル高は続かない!?

■一進一退の為替市場、ドルインデックス上昇の要因は? 為替市場は一進一退の状況を保っている。先週(8月24日)、ブラックマンデーで急落した分、スピード調整のニーズも高く、今週(8月31日~)はこういった値動きが続き、また昨日(9月3日)はECB(欧州中央銀行)のハト派スタンスもあり、ドルインデックスは再度、50日移動平均線(≒96.64)にトライしている。 

ドルインデックス 日足(出所:米国FXCM)

 言うまでもないが、今晩(9月4日)の米雇用統計が一層重要になってくるから、米ドル高基調に回復できるかどうかは今晩の値動きによって、かなり明らかにされよう。

 もっとも、リスクオフ継続の有無については、最近では株式相場の動向がより物差しとして有効であろう。

 9月2日(水)に発表された中国PMI(購買担当者景気指数)が中国経済の一段の減速を示し、世界の株式相場がまた下落したものの、昨日(9月3日)までの値動きから考えると、リスクオフ志向がいったん収まったようにみえる。したがって、ドルインデックスの反騰も株式市場とリンクした値動きだと言える。

 一方、それ以上に、昨日(9月3日)のドルインデックスの上昇は、ユーロ/米ドルの急落がもたらした結果だとも言える。 

ユーロ/米ドル 1時間足(出所:米国FXCM)

 何しろ、昨日(9月3日)のドラギECB総裁の「行動せずに演じられる最大限のハト派姿勢」はかなりのユーロ売りを招いたから、それがドルインデックスを押し下げた効果の方が大きいとみる。

 ドラギ総裁はEU(欧州連合)経済やインフレの見通しに悲観的な見方を示し、公的部門の債券の購入割合を引き上げたと説明、さらなる調整の用意もあり、金融政策強化の可能性について、制限がないことも明言した。

 これにより、ECBのQE(量劇緩和策)拡大観測が急速に高まり、それがユーロ売りにつながったことは自然の成り行きだ。

■「米利上げが米ドル高につながる」発想に大きな落とし穴 しかし、ドルインデックスについて57.6%のシェアを誇るユーロの急落が米ドル全体に対して波及する効果が限定されていることも見逃せない。

 足元の米ドル/円の軟調がもっとも大きく、それを証左する材料となるだあろう。200日移動平均線(≒120.80円)を回復しきれない米ドル/円の値動きが、米ドル全体の弱さを暗示していると思う。 

米ドル/円 日足 (出所:米国FXCM)

 前述のように、今晩(9月4日)、発表される8月米雇用統計は一層重要になってくる。なぜなら、市場関係者は同指標をもって、今月FRB(米連邦準備制度理事会)が利上げするかどうかを計る上、米国が早期利上げをできるかどうかがマーケットの行方を大きく左右するからだ。

 本コラムで繰り返し指摘してきたように、米国株を中心として、世界の株式市場が混乱したのは、いわゆるチャイナショックによるものではなく、世界規模での金余りがもたらした株バブルの破裂に他ならなかった。したがって、米国の早期利上げがあれば、株バブルの崩壊が一段と加速しかねない。

【参考記事】

●中国ショックはまだ序の口で来年が本番!? 米ドル/円の調整は1年近く続く可能性も!(2015年8月28日、陳満咲杜)

 ゆえに、前回コラムの最後に言及したように、「米利上げが米ドル高につながる」といった発想には大きな落とし穴がある。

 米利上げが株式市場の一段の反落につながれば、少なくとも中期スパンでは米ドルは買われるのではなく、売られるハメになるだろう。

 チャイナショックで波乱となったこの前の相場に照らして考えてみると、米ドルではなく、ユーロと円こそがリスク回避先(ユーロの場合、本質的には違うが、結果的に回避先になったと言える)になる公算が大きいから、米利上げが米ドル高につながらないリスクは十分警戒しておきたい。

 次に、2015年年内の米利上げ観測が多い一方、利上げどころか…