オーストラリアが利上げできない理由、昔ほど高金利にできなくなった理由、ズバリ教えます。 ブログ

オーストラリアが利上げできない理由、昔ほど高金利にできなくなった理由、ズバリ教えます。

豪ドルの政策金利は現在2.00%。 トルコリラ(7.50%)や
南アランド(5.75%)やNZドル(3.25%)より、だいぶ低い金利水準です。

かつて高金利だった豪ドルなのに、どんどん利下げされて
昔のように高金利にできなくなった理由、ズバリ教えます。

⇒くわしくは『...
どんな状況が重なると、豪ドルは、今後、高確率で暴落するのか?ズバリ教えます。 ブログ

どんな状況が重なると、豪ドルは、今後、高確率で暴落するのか?ズバリ教えます。

豪ドルは今まで、数年に1度のサイクルで暴落しています。

高金利の豪ドル投資に人気が集まって高騰した後に、
約半値へと大暴落して多くの投資家が大損する歴史が繰り返されています。

どんな状況が重なると、豪ドルは、今後、高確率で暴落するのか?
⇒『為替王の豪...
<i style=”font-style:normal;font-size: 97%;”>ギリシャ問題は合意でも決裂でもユーロ安。</i> 上海株暴落! 中国株バブル崩壊にご用心 ブログ

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■ドルインデックスは下げ一服、高値再更新も視野に ドルインデックスは切り返してきた。前回(6月19日)のコラムで指摘したように、5月安値を下回らない限り、米ドル全体の反落はスピード調整と見なすことができる。そして、先週(6月15日~)はこの5月安値に接近していたから、下げ一服のタイミングに差しかかっていたわけだ。

【参考記事】

●黒田ショックでミセス・ワタナベ往復ビンタ!身軽になった米ドル/円は再び高値トライか(2015年6月19日、陳満咲杜)

 新たな上昇波動は、近々5月高値(97.77)の突破によって証左される見通しで、その後、高値再更新も視野に入る。

ドルインデックス 日足(出所:米国FXCM)

 米利上げが規定路線である以上、利上げ時期に関する思惑も短期材料にすぎず、それが米ドル高のスピードを抑えることはあっても、米ドル高の基本的な構造を修正することはできないだろう。

 ユーロサイドのギリシャ問題も大きいが、根本的な要因として、やはり、9年(10年に近い)ぶりの米利上げがより決定的役割を果たすとみる。

■ギリシャ合意がユーロ売り再開のチャンス? 米ドル高が進めば、対極として位置づけられるユーロの一段安は避けられないだろう。前回(6月19日)のコラムで指摘したように、近々ユーロ売りの好機に恵まれるはずで、ギリシャ問題が合意に至った時点がまさにユーロ売り再開のチャンスと思われるフシがある。

【参考記事】

●黒田ショックでミセス・ワタナベ往復ビンタ!身軽になった米ドル/円は再び高値トライか(2015年6月19日、陳満咲杜)

 なぜなら、ギリシャが本当にEU(欧州連合)離脱をすれば、真のリスクは「ギリシャのデフォルトがマーケットにもたらすインパクト」ではなく、「EU一体化を決定的に傷つけること」にあるだろうからだ。

 1951年から推進されてきたEUの一体化は後戻り不可能なので、それがいったん傷つけられると、修復不可能となる。マーケットはEU自体の存在を疑い、破滅的な結果がもたらされるだろう。

 ゆえに、俗説と違って、マーケットはギリシャ合意自体をそんなに懸念しておらず、むしろ、何とかなるのでは…と楽観視しているほどだと言える。

 ユーロ/米ドルの値動きは、もっとも有力な証明材料であろう。ギリシャ談判が二転三転する中、ユーロは上下しながらも切り返しを継続し、6月18日(木)には一時1.1436ドルを打診し、5月高値に接近していた。 

ユーロ/米ドル 日足(出所:米国FXCM)

 その後、反落してきたが、それはむしろ、ギリシャ合意が近いといった報道を受けた反応であった。明らかに、マーケットはギリシャ合意自体を織り込んでいた。要するに、ウワサの買いで、事実の売りだ。

■ギリシャ問題が合意でも決裂でも「ユーロ売り」 また、たとえギリシャ合意を織り込んでいないとしても、どう転んでもユーロ売りと見る向きが多いことが示唆される。合意できた場合、ユーロはキャリートレードの対象として売られ、決裂した場合は、EU圏の不確実性で売られる。

 この意味では、ギリシャ談判がだらだら続いてきたからこそ、この間のユーロ切り返しや足元の保ち合いにつながったという側面が強く、結果が出れば、ユーロ売りの流れが再開しやすいと言える。いずれにせよ、ユーロの先安感は強く、3月安値から続いてきたユーロの反騰局面は、そろそろ終焉に向かう公算が高い。

 より細かく考えると、ギリシャのEU離脱は現実的な選択肢ではないが、ギリシャがあえて、それを選択した場合、マーケットへのショックを和らげるためにECB(欧州中央銀行)が緊急流動性を提供するだろうから、これがユーロの売り要素として大きく効いてくるだろう。

 決裂の場合の結果は予測しやすいが、では合意…