驚きのGPIF資産残高構成。もう、玉切れで 株高・円安の流れが変わる可能性も… ブログ

驚きのGPIF資産残高構成。もう、玉切れで 株高・円安の流れが変わる可能性も…

■3月のFOMC以降、材料不足で難しい展開に 最近、相場に方向性がなくなって、トレードをする人にとっては、難しい日々が続いているのではないかと思います。

 それは、2015年3月17日(火)~18日(水)のFOMC(米連邦公開市場委員会)以降、相場の方向性を決めるような材料が見当たらなくなっていることが原因。

【参考記事】

●「辛抱強く(patient)」削除は予想どおり!ならばなぜFOMC後にドルは売られたか?(3月19日、今井雅人)

●ユーロ/ドルの戻りは1.11ドル付近がメド。米ドル/円の調整余地はあまり大きくない(3月26日、今井雅人)

米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)

 そこで、今回は、今後、注目される材料について少し整理をしてみたいと思います。

■米6月利上げは、実施すべき? まだ早い? ポイントは? まず、米国の金融政策です。

 3月のFOMCにおいて、2015年末のFFレート(※)予想の中心値が、下方修正されました。これにより、利上げの時期が先送りになるか、利上げのペースがゆっくりとなるかのどちらかになるということになります。

(※編集部注:「FFレート」とは、フェデラルファンド金利のことで、FF金利とも呼ばれる。米国の政策金利)

 しかし、それも今後の経済指標によって変化してくる可能性は残ります。そこで、一番注目されるのは、「最初の利上げがいつになるのか」ということです。

 4月のFOMCでの利上げはまずないと考えると、最短で次回6月の利上げということになります。そこで利上げを実施すべきという意見と、まだ早いという意見が、現在のFOMCメンバーの中でも分かれています。ここが、大きなポイントになってくるでしょう。

 それを予想するに当たっては、米雇用統計、消費者物価指数(またはPCEコアデフレータ)の2つの経済指標が最重要になってくると思われますので、今後、どういう結果になっていくか、よく見ておきたいと思います。

■日銀、2014年10月の追加緩和以降、物価上がらず… 2点目は、日銀の金融政策です。

 日銀は、2015年度をメドに消費者物価を2%上昇させるという目標を掲げています。

【参考記事】

●大胆金融緩和へ。 4月日銀会合に注目!欧州、北朝鮮懸念で市場は円安継続か(今井雅人、2013年3月28日)

●ユーロ/ドルは1.0000ドルへ向けて下落!ドル/円膠着の背景にある政治的変化とは?(3月5日、今井雅人)

 ところが、直近の国内消費者物価指数は前年同月比2%の伸びとなっているものの、消費税引き上げの影響を除くと、伸び率はゼロです。目標を達成することが絶望的となっている状況の中で、追加緩和を実施すべきかどうかと頭を悩ませています。

 日銀は、2014年10月末に追加緩和を決定しました。しかし、それ以降、物価は思ったようには上がっていません。

【参考記事】

●金融市場に衝撃が走った3つの要因とは?ドル/円は年内に120円まで上昇の可能性(2014年11月6日、今井雅人)

■黒田総裁も、消費者物価2%上昇は「困難だ」と考えている 現在、黒田日銀総裁は、「今後物価は上がってくるはずなので、追加緩和をする必要性は今のところない」という姿勢をとってはいるものの、本音では、「達成は困難だ」と考えているでしょう。

 しかし、前回の緩和から5カ月しか経過していない状況で、さらなる追加緩和をすることには、慎重にならざるを得ません。

 また、これ以上の円安は、日本経済にとってマイナスであると経済界が主張し始めている中で、政府関係者からも追加緩和に否定的な意見も出てきています。

世界の通貨VS円 月足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 月足)

 日銀内でも、意見は割れていますが、今後、日銀がどういう決断をするのか、非常に注目されています。一部には4月30日(木)に追加緩和、という観測も出ているようですが、私は懐疑的です。

 最後に、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)など…
大局では変わらず下落のユーロ/ドルだが 目先は1.05ドル台が固いとみる理由とは? ブログ

大局では変わらず下落のユーロ/ドルだが 目先は1.05ドル台が固いとみる理由とは?

■傾きを緩やかにした長期のレジスタンスラインが依然有効 今回は、ユーロ/米ドルの分析を行なう。まず、週足チャートをご覧いただきたい。週足チャートには、長期のレジスタンス・ライン「青の破線(太線)」を表示している。 

ユーロ/米ドル 週足(クリックで拡大)(出所:米国FXCM)

 昨年のゴールデン・ウィーク明け(2014年5月8日)のユーロ/米ドルは、1.4000ドル近辺(高値は「1.3990ドル-95ドルレベル」)まで急上昇した。

 その値動きで、この長期のレジスタンス・ライン「青の破線(太線)」を上に抜けたようにも見えたのだが、この時点でも、まだ、このレジスタンス・ライン「青の破線(太線)」は有効と考えた。

 それで、レジスタンス・ライン「青の破線(太線)」の傾きを緩やかにして、この時点の高値(1.4000ドル近辺)に合わせ、修正した。

 なお、「青の破線(細線)」は、「青の破線(太線)」の平行線だ。

 2014年のゴールデン・ウィーク明け(5月8日)の時点では、ユーロ/米ドルが、1.40ドル台に明確に乗せる場合、つまり1.4050ドル近辺を上に抜ける場合が「買いシグナル」と考えた。

 1.4000ドル、1.4050ドルには、大量の為替オプション取引が組まれていたのだろう、と推測した。つまり、1.4000ドル、1.4050ドルのオプションが、バリア(抑制)になっていた、と推測した。

 振り返ると、サポート・ライン「ピンクの破線(太線)」を割り込んで以降は、レジスタンス・ライン「緑の破線(太線)」に従って下落した、と考える。なお、「緑の破線(細線)」は「緑の破線(太線)」の平行線だ。

■週足チャートでも「三角保ち合い」を下抜ける そして、週足チャートを見てわかるように、ユーロ/米ドルはリバウンド(上昇)して、レジスタンス・ライン「緑の破線(太線)」を上に抜けている。 

ユーロ/米ドル 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:米国FXCM)

 レジスタンス・ライン「緑の破線(太線)」を上に抜けたので、その時点で、「買いシグナル」を発した。

 週足チャートで見る限りでは、この「買いシグナル」を発した時点で、ユーロ/米ドルが、もう一段上昇する可能性が示唆されていた。

 1.20ドル台からの上昇で、サポート・ライン「紫の破線(太線)」を表示した。なお、サポート・ライン「紫の破線(細線)」は、サポート・ライン「紫の破線(太線)」の平行線を表示している。

 中長期のチャートで見ると、ユーロ/米ドルは、レジスタンス・ライン「青の破線(太線)」とサポート・ライン「紫の破線(太線)」で、「三角保ち合い(ウェッジ)」を形成していたと考える。 

ユーロ/米ドル 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:米国FXCM)

 週足チャートを見てのとおりに、ユーロ/米ドルは、サポート・ライン「紫の破線(太線)」を割り込み、「三角保ち合い(ウェッジ)」を下に抜けて、「売りシグナル」を発した、と考える。

 従来の安値1.18ドル台ミドル程度に、「赤の破線」で水平線を表示した。従来の安値を更新した時点で、「売りシグナル」を発した、と考える。

■ユーロ/米ドルはパリティを割り込む可能性もある 「青の破線(太線)」と、その平行線「青の破線(細線)」の値幅を示すために、「緑の破線(両端矢印)」を表示した。 

ユーロ/米ドル 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:米国FXCM)

 ユーロ/米ドルが、右端の「緑の破線(両端矢印)」の下限まで下落しても

理不尽ではないことを示している。

 実際に、この下限にまで下落するのか否かは、事前には判定できないが、下落しても不思議ではない、という意味だ。

 「緑の破線(両端矢印)」を見ると、この「売りシグナル」のターゲットは、パリティ(1.0000ドル)近辺、と考えることができる。

 個人的には、パリティ(1.0000ドル)を割り込むだろう、と考えている。

■週足のヘッド&ショルダーをついに完成! 続いて、別のラインなどを書き込んだ週足チャートをご覧いただきたい。

 ユーロ/米ドルの中長期チャートの形状から、「ヘッド&ショルダー(※)」の可能性を考えていた。

(※編集部注:「ヘッド&ショルダー」はチャートのパターンの1つで、天井を示す典型的な形とされている。典型的なものは3つの山がある形で、これを人の頭と両肩に見立てて「ヘッド&ショルダー」と呼び、仏像が3体並んでいるように見えるため「三尊」と呼ぶこともある) 

ユーロ/米ドル 週足(クリックで拡大)(出所:米国FXCM)

 従来の安値1.18ドル台ミドル程度に、「赤の破線」で水平線を表示した。

 従来の安値を更新したことで、「ヘッド&ショルダー」を完成して、「売りシグナル」を発した、と考える。

【参考記事】

●ユーロ/米ドルは1.18ドルを割り込むとヘッド&ショルダー完成で大暴落の恐れ!(2015年1月21日、松田哲)

 上のチャートでは、「ピンクの破線」で「山」を表示している。2011年5月上旬(5月4日)の高値1.4940ドルが、右肩(3つ目の山の頂点)になるケースを想定して、「ヘッド&ショルダー」の「3つの山」を考えていた。

 しかし、1.20ドル台からの上昇で、「3つの山」では「ヘッド&ショルダー」は完成しなかった、と考える。

 ユーロ/米ドルは「3つの山」を作った後で…
米ドル全体の調整はもう終わったのか? イエメン空爆後の今が相場の正念場! ブログ

米ドル全体の調整はもう終わったのか? イエメン空爆後の今が相場の正念場!

■目先の焦点は米ドル全体の調整幅に 米ドル全体の調整が進んできた。前回のコラムで指摘したとおり、先週週末(3月20日)に米ドルロング筋の手仕舞いがみられ、ドルインデックスの一段下げにつながった。

【参考記事】

●ドルインデックス高値更新には懐疑的だがドル/円調整は近々終わるとみる理由とは?(2015年3月20日、陳満咲杜)

 目先の焦点は、なお米ドル全体の調整幅にあるだろう。

 というのは、スピード調整があっても、米ドル自体のブル(上昇)トレンドは変わらず、これからも継続されるといったコンセンサスが市場関係者には共有されており、見方に分岐点があるとすれば、それはスピード調整の度合いや調整期間の違いにあるのが実情であるからだ。

 米ドル全面高は行きすぎだったとはいえ、これで米ドル高自体が終焉したとの判断にはつながらない。

■米ドル全体の調整はすでに一服したのか? ところで、米ドル全体の調整はすでに一服したのではないか、といった見方も急浮上してきた。

 何しろ、昨日(3月26日)、ドルインデックスは96.17と3月5日(木)以来の安値をつけたものの、その当日、一転して高く引け、3月23日(月)以来、最も高い終値をもって、反転のサインを灯したのだ。

ドルインデックス 日足(クリックで拡大)(出所:米国FXCM)

 リンクしたように、ユーロ/米ドルも昨日(3月26日)、いったんFOMC(米連邦公開市場委員会)当日の3月18日(水)の高値をブレイクしたものの、大きく反落して大引けし、3月24日(火)、25日(水)の値幅を包む形の陰線を形成した。

 一般的には、こういったサインは直前の値動きを否定する存在であり、米ドル安の一服、そして、米ドル高トレンドへ復帰する公算が大きいものとして解釈される。

ユーロ/米ドル 日足(クリックで拡大)(出所:米国FXCM)

 ただし、昨日(3月26日)の材料と総合的に判断しないといけないので、昨日、米ドル反転をもたらした要因を見てみたい。

■イエメン空爆のニュースが最大の材料 実際、一番効いていた材料はイエメン空爆のニュースだ。

 サウジアラビアを中心とする湾岸国家連合がイエメン内戦に介入することで、イラン(反乱軍支持とされる)と直接衝突しかねない事態に市場が敏感に反応し、リスクオフのムードに入った。

 典型的なリスクオフムードと言えば、米ドル買い・円買いのセットで、これが昨日(3月26日)のユーロ/米ドルの高値突破失敗や米ドル/円の安値トライをもたらしたとみる。

 中東情勢は極めて複雑なので、専門家でない筆者の出番ではないが、アラビアの世界では宗教流派の違いから、サウジアラビアとイランが不倶戴天の敵であることは常識である。アラビアの二強が直接衝突を起こすのは、かなりまずいことなので、同材料にはインパクトがある。ましてやサウジアラビアの駐米大使が核兵器の開発を公言してしまったなら、なおさらだ。

 したがって、昨日(3月26日)のマーケットの反応は極めて正常で、事の性質を考えれば、むしろ、米ドルの反騰具合が小さい方だと感じる。ちなみに、米株安がもたらしたリスクオフが、なかなか米ドルの反転につながらなかったのは米ドルが買われすぎているがゆえだが、中東情勢の緊張になれば、リスクオフの本気度が違ってくる。

 また、歴史が繰り返し証明しているように、米ドルは安全資産として中東のお金持ちに一番選好されやすいから、中東混乱の兆しが拡大していくなら、米ドルはさらに買われるだろう。

 一方、イエメン内戦はかつて冷戦時代に多く発生した…
12/6(金)のドル円相場と本日の注目材料 ブログ

12/6(金)のドル円相場と本日の注目材料

 おはようございます。6日(金)のドル円は、日足陰線が3本並んだ不吉な(下落サイン)「三羽烏」を吹き飛ばす大陽線を描画。その原動力となったのはいうまでもなく米雇用統計でした。 12/6ドル円4本値 OPEN:101.738 HIGH:102.959  LOW:101.626 CLOSE:102.850 各市場の概況と主な出来事は以下の通りです。  ○東京市場株価の堅調推移とともに102円手前まで上昇するも、買い一巡後は株価もドル円も伸び悩む。ところが、午後日入り、年金改革有識者会議伊藤座長の発言を受けて、公的年金による株式・外債への投資拡大期待が高まり再び株高・円安へ。102.20円前後まで上値を切り上げて欧州勢にバトンタッチ。  13:30 公的年金の改革を議論する有識者会議の伊藤隆敏座長・年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は国内債52%への削減に今すぐ着手を・GPIFは国内債を基本ポートフォリオ下限に向けて削減を・GPIFの国内債比率について、私案では35-40%が目指すべき姿 日経平均 15299.86[△122.37] ○欧州市場欧州株や日経平均先物が小幅高で推移するも、円売り(ドル高)気運は高まらず。米雇用統計発表待ちの商状が色濃い。102円台前半でもみ合う展開ながらもポジション調整的な売りが入り102.00円台まで小緩む場面も見られた。 欧州株FT100 6551.99[△53.66]DAX9172.41[△87.46]  ○NY市場米雇用統計が驚愕の強さとなり、102.898円まで急騰。あまりの強さに早期の緩和縮小への不安からか102.40円台へ押し戻される場面も見られたが、ミシガン大大消費者信頼感指数の好結果もあって株高・債権安(金利上昇)が確認されると再び高値圏へ。ただ、株高・リスクオンの流の中でも債券(国債)売りの動きが一服し、長期金利が上げ幅を縮めたためやや伸び悩んで高値は102.959円まで。それでも高値圏をキープしたままこの週の取引を終える。 22:30 (米) 11月失業率 7.3% 7.2% 7.0%      非農業部門雇用者数 +20.3万人 (予想 +18.5万人  前回+20.4万人→+20.0万人)  22:30 (米) 10月PCEデフレーター [前年比] +0.7% (予想+0.7% 前回+0.9%)     (米) 10月PCEコア・デフレーター [前年比] +1.1% (予想+1.1% 前回+1.2%)   23:55 (米) 12月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値  82.5  (予想 76.0 前回75.1) 26:10 エバンズ米シカゴ連銀総裁・11月米雇用統計の内容を歓迎・テーパリング開始時期について予断を持たず・労働市場の改善が持続可能との確信が必要・インフレの動向に神経質になっている。目標を下回っている・12月のテーパリングにオープン 27:45 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁・米雇用統計は良いサイン・量的緩和の終了は早い方が良い・資産買い入れの総額や終了時期を設定することを支持する・米成長はトレンドを若干上回るだろう 米国株DOW16020.20[△198.69]NASDAQ4062.52[△29.36] 米国債利回り2Y-N 0.305%10Y-N 2.856%30Y-B 3.888% 商品GOLD1229.00[▼2.90] OIL97.65[△0.27]   本日の注目材料は・・・ 10:30    11月中国消費者物価指数10:30    11月中国生産者物価指数15:45    11月スイス失業率16:00    10月独貿易収支17:15    10月スイス小売売上高17:15    メルシュECB専務理事、講演20:00    10月独鉱工業生産22:15    11月カナダ住宅着工件数26:15    カーニーBOE総裁、講演26:30    ラッカー米リッチモンド連銀総裁、講演29:05    ブラード米セントルイス連銀総裁、講演30:15    フィッシャー米ダラス連銀総裁、講演-----     ユーロ圏財務相会合  ・・・というラインナップになっています。 強い雇用統計に早期テーパリング観測が高まったにも関わらずNYダウは大幅高となっており、市場は「米経済はテーパリングに耐えうるほど好調」との見方を強めたものと考えられます。今週は、米国での重要指標の発表は非常に少ない週であり、NYダウが再び史上最高値の更新に向けて上昇するのか注目されます。また、雇用統計を終えた次のテーマは「テーパリング開始時期」に向かう事が確実です。FRB要人の発言に注目しておきたいところです(本日は特に「中立派」のブラート・セントルイス連銀総裁のコメントに注目)。 本日も一日よろしくお願いいたします。  
【指標】米11月雇用統計ほか13/12/06 ブログ

【指標】米11月雇用統計ほか13/12/06

【指標】(米) 11月非農業部門雇用者数
【予想】+18.5万人
【結果】+20.3万人【指標】(米) 11月失業率
【予想】7.2%
【結果】7.0%【指標】(加) 11月雇用ネット変化
【予想】+1.20万人
【結果】+2.16万人【指標】(加) 11月失業率
【予想】6.9%
【結果】6.9%【指標】(米) 10月個人所得
【予想】[前月比]+0.3%
【結果】[前月比]-0.1%【指標】(米) 10月個人支出
【予想】[前月比]+0.2%
【結果】[前月比]+0.3%【指標】(米) 10月PCEデフレーター
【予想】[前年比]+0.7%
【結果】[前年比]+0.7%【指標】(米) 10月PCEコア・デフレーター
【予想】[前月比]+0.1%
    [前年比]+1.1%
【結果】[前月比]+0.1%
    [前年比]+1.1%
(22:30)

「発表前後のドル/円相場の値動きはご覧のとおりです。」

(ドル/円 5分足チャート)

「発表前後のカナダドル/円相場の値動きはご覧のとおりです。」

(カナダドル/円 5分足チャート)
今夜の注目材料は? ブログ

今夜の注目材料は?

東京外為市場のドル/円は午後に入ってドル高・円安が進み、102.20円前後まで上値を伸ばしました。この後の展開について、予定されている経済イベントから考えてみましょう。 12/6(金)18:00 (ユーロ圏) ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
22:20 (ユーロ圏) アスムッセンECB理事講演22:30☆(米) 11月雇用統計22:30☆(加) 11月雇用統計22:30 (米) 10月個人所得・支出22:30 (米) 10月PCEデフレーター23:55☆(米) 12月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値 24:15 (米) プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演29:00 (米) エバンズ米シカゴ連銀総裁講演※☆は特に注目の材料  今夜は米経済イベントが多めです。その中でも最も注目度が高いのは米11月雇用統計になるでしょう。市場予想では失業率が7.2%、非農業部門雇用者数は18.5万人増となっています。

ただ、先行指標が概ね強めの結果だったのを確認して、市場予想値を上回る結果を期待するムードも拡がっている模様です。したがって、市場予想値とほぼ同様の内容かそれを下回った場合は、失望感が大きく、比較的大幅なドル売りが予想されます。
東京外為市況 ドル/円は102.00円前後で上値が重い ブログ

東京外為市況 ドル/円は102.00円前後で上値が重い

東京市場のドル/円相場は上昇するも上値が重い。小安く寄り付いた日経平均株価が持ち直すとドル/円は上昇。しかし、株価が伸び悩むと上げ幅を縮小。午後に入り、公的年金有識者会議の伊藤座長が「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は国内債52%への削減に今すぐ着手を」等と発言したことを受けて再び円売り優勢に転じたが、102.10円台では頭を押さえられた。 一方、ユーロ/ドルは動意を欠いた。朝方こそ株安を見込んで弱含む様子も見られたが、その後は1.3660ドル台で概ねもみ合った。 なお、日経平均は前日比122.37円高の15299.86円で取引を終了した。  
米11月雇用統計先行指標はほぼ完璧 ブログ

米11月雇用統計先行指標はほぼ完璧





 本日発表される米11月雇用統計の先行指標が出揃いました。
ISM非製造業(米国は非製造業の規模が圧倒的に大きい)の雇用指数が悪化している点は気になりますが、それ以外は、すべて改善というほぼ完璧な内容です。

10月雇用統計が、政府機関の閉鎖の「悪影響」があってあの強さだったとすると、今回11月分は驚愕の強さに・・・という期待が持てるほどの先行指標の強さです。

結果次第では、12月FOMC(17.・18日)でのテーパリング(量的緩和縮小)開始を織り込みに動く可能性があるため、大いに注目を集める今回の雇用統計ですが、恒例のライブセミナー「米雇用統計 全員集合!」は22:00開始です。
セミナー詳細: http://www.gaitame.com/seminar/1312/06_on_live.html   米雇用統計特番(動画): http://www.gaitame.com/gaitame/tokuban/index.html   USTREAM 配信は21:30- ※モバイル向け http://www.ustream.tv/channel/gaitame20131206
今日の豪ドル/円テクニカル見通し ブログ

今日の豪ドル/円テクニカル見通し

昨日、豪ドル/円は12/4安値(91.778円)を前に下げ渋りましたが、4日陰線実体部の半値戻し(93.012円)を達成できていないことから、下向きの流れは続いていると考えられます。

試しにチャート上にラインを引いてみると、このような下降チャネルが機能している・・・ようにも見えます。機能しているかどうかは、今後下押す場面でチャネル下限(本日は91.244円)付近で下げ止まかがポイントとなります。


(上記豪ドル/円の外貨ネクストネオのチャート(日足)は12/6の11:23現在)

まず下値は、12/4安値(91.778円)がポイントです。5日はこの手前で下げ渋りましたが、もし下抜けるようですと、チャネル下限(91.244円)や91.064円(日足の一目均衡表の雲の下限、8/28安値-10/22高値の1/2押し)など複数の目標値がある91円台前半に向けた一段安が予想されます。その下の目処は、9/30安値(90.716円)や8/19高値(90.119円)でしょうか。

反対に上値は、週足の一目均衡表の雲の下限(92.354円)もありますが、92.90-93.30円ゾーンに複数の目標値があり、抵抗となっています。さらにその上、52週線(94.077円)もあり、こちらも突破は容易ではないと見ますが、もし超えることができれば200日線(94.358円)を巡る攻防の行方が注目されます。なお、ダマシが続いている200日線突破について、月足の一目均衡表の転換線(95.903円)突破に持ち込めれば、上昇トレンド入りとの見方が強まりそうです。

○下値目処
92.233円(11/26安値)
91.917円(バンド下限)
91.778円(12/4安値)
91.450円(26週線)
91.244円(チャネル下限)
91.064円(日足の一目均衡表の雲の下限、8/28安値-10/22高値の1/2押し)
91.037円(週足の一目均衡表の基準線)
91.027円(10/8安値)
90.716円(9/30安値)
90.420円(8/28安値86.399円-9/19高値94.440円の1/2下押し)
90.119円(8/19高値)
89.934円(月足の一目均衡表の基準線)

○上値目処
92.354円(週足の一目均衡表の雲の下限)
92.898円(日足の一目均衡表の転換線)
92.921円(6日線)
92.932円(12日線)
92.938円(13週線)
93.012円(12/4陰線実体部の1/2戻し)
93.100円(20日線)
93.186円(日足の一目均衡表の基準線)
93.330円(週足の一目均衡表の転換線)
93.682円(日足の一目均衡表の雲の上限)
93.930円(11/20陰線実体部の1/2戻し)
93.975円(チャネル下限)
94.018円(12/2高値)
94.073円(52週線)
94.187円(11/18高値)
94.283円(バンド上限)
94.358円(200日線)
94.482円(10/23陰線実体部の1/2戻し)
94.593円(11/20高値)
95.675円(10/22高値)
95.903円(4/11高値105.407円-8/7安値86.399円の値幅19.008円の1/2戻し、月足の一目均衡表の転換線)
※6日線など、特に注のないものは本日時点でのデータです。

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昨日、トレードアイディア的には、92.90円で売り、買い戻しは92.059円(バンド下限)や91.778円(12/4安値)など様子を見ながら。損切りは20日線(93.145円)を越えたら、とお伝えしました。

結果は、一日の高安が70銭程度に留まる小動きとなり、新規ポジションをとることなく終了。±0でした。無理してポジションを持つことがなかったので、それだけでもよしとしたいと思います。

さて本日ですが、米雇用統計次第の日であることや、その前にポジションを持ってしまって身動きが取れないという事態は避けたいと思いますので、基本的には22:30のタイミングで仕掛ける人以外は様子見が好まれそうです。あえて行うのであれば、昨日と同じ、92.90円で売り、買い戻しは91.917円(バンド下限)や91.778円(12/4安値)、チャネル下限(91.244円)など様子を見ながら。損切りは20日線(93.100円)を越えたら、でしょうか。

※ここでは、スプレッドやスワップについては考慮しないものとします。予めご了承ください。
※情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。利用に際してはお客様ご自身でご判断くださいますようお願い申し上げます。