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検証アベノミクス:財政再建の評価二分、低金利継続は必至   

[東京 28日 ロイター] - 安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」は、経済成長と財政再建の両立を掲げ、税収増と名目国内総生産(GDP)の拡大により基礎的財政収支(PB)対GDP比は改善した。だが、潜在成長率引き上げのハードルは高く、2020年度PB黒字化への筋道は見えない。
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コラム:急落した英ポンドを待ち受ける悲惨な運命

[ロンドン 27日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 英ポンドは足元の急落が収まっても、その先に先待ち受けるのは悲惨な事態だろう。国民投票で欧州連合(EU)離脱が決まったことで、英国は追加金融緩和が正当化されるほどの景気減速や物価高、非常に大きな政治面の不確実性に直面している。これはポンドにとって悪材料がいくつも重なっていることを意味する。たとえ既に対ドルで30年ぶりの安値を更新しているとしてもだ。
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前場の日経平均は小反落、1万5000円割れ後は押し目買いも

[東京 28日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比50円19銭安の1万5259円02銭と小幅に反落した。英EU離脱決定後の欧米株安が止まらず、朝方からリスク回避の売りが先行。世界経済の先行き不透明感に加え、英国の政治的な混乱も長期化するとの懸念から下げ幅は一時300円を超え、節目の1万5000円を下回った。だが、売り一巡後は押し目買いや先物への買い戻しが入り、下げ渋る展開だった。食料品、建設、小売など内需・ディフェンシブ系銘柄への買いが継続。輸出株は総じて軟調だった。
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市場の安定、きわめて重要=麻生財務相

[東京 28日 ロイター] - 麻生太郎財務相は28日の閣議後会見で、英国の欧州連合(EU)離脱で金融市場が混乱したことに関し、「市場の安定はきわめて重要」との認識をあらためて示した。そのうえで「為替(市場)では神経質な動きも見られた。こうした動きが継続しないよう、日銀やG7と連携しながら世界経済の成長と為替を含む市場の安定に万全を期す」と語った。