福島原発の汚染水問題、東京五輪には「十分めど」=所長 News

福島原発の汚染水問題、東京五輪には「十分めど」=所長

[大熊町(福島県) 9日 ロイター] - 東京電力福島第1原発の小野明所長は9日、廃炉作業の障害となっている汚染水問題について、建屋周辺の地下水をくみ上げる作業を始めたことなどにより「リスク低減にめどがついた」と述べた。2020年の東京五輪までに「汚染水対策のめどは十分つけられる」という。同原発内でロイターなど外国報道機関の取材に応じた。

焦点:こう着するドル/円、重要イベントでも動かず市場はため息 News

焦点:こう着するドル/円、重要イベントでも動かず市場はため息

[東京 9日 ロイター] - ドル/円<JPY=EBS>が120円を中心とした狭いレンジで小動きを続けている。年内の米利上げ観測が後退する一方、日銀の追加緩和期待は根強い。両方向の材料に挟まれ方向感が乏しくなっている。重要イベント後でさえ動意付かないこう着相場に実需筋だけでなく、短期筋や個人投資家もお手上げの状態だ。

甘利TPP担当相「再交渉応じず」、ヒラリー氏の反対表明けん制 News

甘利TPP担当相「再交渉応じず」、ヒラリー氏の反対表明けん制

[東京 9日 ロイター] - 甘利明・環太平洋連携協定(TPP)担当相は9日、ロイターなど報道各社のインタビューに応じた。米大統領選に出馬表明しているヒラリー・クリントン前国務長官がTPPに反対表明したことについて、「反故(ほご)にすれば米国の威信を落とす」と語り、再交渉には応じない考えを示した。

ノルウェー政府系ファンド、東京都心でオフィスビル投資 News

ノルウェー政府系ファンド、東京都心でオフィスビル投資

[東京 9日 ロイター] - 世界最大のソブリン・ウエルス・ファンド(SWF)を運用するノルジスバンク・インベストメント・マネジメント(ノルウェー)は、東京都心の高級オフィスビルに投資する計画を明らかにした。投資に際しては、共同で投資する日本のパートナーも模索する。

焦点:独VW不正車リコール、米所有者が「妨害」も News

焦点:独VW不正車リコール、米所有者が「妨害」も

[サンフランシスコ 8日 ロイター] - 排ガス不正問題という自社最大のスキャンダルを引き起こした独フォルクスワーゲン。同社がどのような解決策を提示しようと、米国ではリコール(無償回収・修理)を強制できない州があり、対象車の一部所有者がリコールに応じない可能性もある。

日銀追加緩和は「最後の一手」として封印、 米ドル/円は115.89円をめざして下落か ブログ

日銀追加緩和は「最後の一手」として封印、 米ドル/円は115.89円をめざして下落か

■為替市場は米雇用統計後もトレンドレスを継続中 為替市場は小康状態を保っている。前回コラムの指摘どおり、米ドル/円の保ち合いは続き、先週末(10月2日)の米雇用統計後もトレンドレスの状況を維持している。

【参考記事】

●日銀追加緩和観測がドル/円下支え。ブラックスワンは忘れたころに中国からやってくる!? 

米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)

 先週末(10月2日)の米雇用統計は、市場コンセンサスに比べ、かなり弱い数字となったが、米ドル/円は「行って来い」となり、前回のコラムで記した「今晩(10月2日)の米雇用統計に基づく判断および取引は、リスクが高い」という予想が証左された。

 何しろ、同日は一時、118.68円の安値を打診したものの、終値は119.82円まで買われた。安値追いのショート筋を踏み上げる動きだったと思う。 

米ドル/円 1時間足(出所:米国FXCM)

 米雇用統計の悪化は間違いなく米利上げ時期の後ずれ観測につながったが、その観測が米国株のリバウンドを支え、リスクオフの一服ムードが一段と高まった点は大きかった。

 したがって、先週末(10月2日)の米ドル/円の「行って来い」は株式市場動向と連動した側面が大きかったと言える。米国株も日経平均も急速にリバウンドを展開してきたので、その前の急落が大きかった分、反騰もそれなりに大きくみえる。

米国株(US30) 4時間足(出所:米国FXCM)

日本株(JPN225) 4時間足 (出所:米国FXCM)

■やはり、本当のブラックスワンはまだこれから もっとも、前回のコラムで強調したように、VW(フォルクスワーゲン)にしても、グレンコアにしても、ブラックスワン的な危機を引き起す存在ではないから、市場関係者が警戒していたほどマーケットにもたらす混乱は大きくなかった。

【参考記事】

●日銀追加緩和観測がドル/円下支え。ブラックスワンは忘れたころに中国からやってくる!?

 実際、月曜(10月5日)には、香港市場にてグレンコア株が一時72%の大幅高を記録。同社株の反騰をもってリスクオフの一服が示唆され、その後、欧米株を中心に、世界の株式市場の反発が加速した経緯があった。要するに、本当のブラックスワンはまだこれからということだ。

 となると、目先、株式市場は大きく反騰してきたが、従来のブル(上昇)トレンドへ復帰するにはほど遠く、あくまで先の急落に対する修正と位置づけることが大事であろう。

 値動きが材料に先行するなら、ブラックスワンが出現する前に、株式市場が危機を予見した形で値動きを形成していくので、ブルトレンドに復帰するわけにはいかない。

 同じ見方が、米ドル/円にも…