赤字国債減額28.3兆円、将来世代の負担軽減へ 16年度予算の全容判明 News

赤字国債減額28.3兆円、将来世代の負担軽減へ 16年度予算の全容判明

[東京 21日 ロイター] - 2016年度一般会計予算案の全容が判明した。財源を補う新規国債34兆4300億円のうち、公共事業に充てる建設国債を6兆0500億円に増やす一方、赤字国債は28兆3800億円と、10年度以降続いた30兆円台の発行(予算ベース)からの脱却を図る。赤字国債の発行は将来世代への借金のツケ回しに過ぎない。税収増の流れを本来の財政の姿に戻せるかが今後の焦点となる。

QQE補完、物価2%実現へ迅速対応可能に─日銀総裁=内閣府幹部 News

QQE補完、物価2%実現へ迅速対応可能に─日銀総裁=内閣府幹部

[東京 21日 ロイター] - 内閣府幹部によると、黒田東彦日銀総裁は21日に官邸で開かれた月例経済報告等に関する関係閣僚会議で、日銀が18日に決めた量的・質的金融緩和(QQE)の補完措置について、2%の物価安定目標の早期実現に向けて、迅速にちゅうちょなく政策対応を行うことを可能とするもの、と説明した。

焦点:首相周辺に消費税10%延期の声、衆参ダブル選と連動の思惑 News

焦点:首相周辺に消費税10%延期の声、衆参ダブル選と連動の思惑

[東京 21日 ロイター] - 安倍晋三首相の周辺では、2017年4月に予定されている消費税率10%への引き上げ延期を主張する声が増えてきた。キーワードは「成長重視」。その決断の是非を問う衆参ダブル選を来年7月に実施するのではないかとの思惑も、政府・与党の周辺で盛り上がっている。首相周辺で何が起きているのか、水面下の動きを探った。

ブラジル事業売却、全く考えないわけではない=キリンHDCFO News

ブラジル事業売却、全く考えないわけではない=キリンHDCFO

[東京 21日 ロイター] - キリンホールディングス の伊藤彰浩CFO(最高財務責任者)は21日の会見で、大幅な減損損失を計上したブラジル事業について「再生に全力を尽くすことが経営に課された課題」としながらも「事業売却は、大きな経営の選択肢のなかで全く考えないわけではない」と述べた。

アングル:今年のヘッジファンド成績、一部苦戦も10%超えの勝利も News

アングル:今年のヘッジファンド成績、一部苦戦も10%超えの勝利も

[ニューヨーク 18日 ロイター] - 2015年のヘッジファンドの運用成績は平均するとさえなかったが、投資家はさほど取り乱してはいない。ヘッジファンド全体では1000億ドル超の損失が出て、ゼロに近い運用成績がたびたび報告されたものの、新規で450億ドル以上の資金が流入したからだ。

景気「緩やかな回復基調」維持、弱さひきずる=12月月例経済報告 News

景気「緩やかな回復基調」維持、弱さひきずる=12月月例経済報告

[東京 21日 ロイター] - 政府は12月の月例経済報告で、国内景気の総括判断を「このところ一部に弱さもみられるが、緩やかな回復基調が続いている」として、先月から据え置いた。住宅建設と公共投資を下方修正、輸出や設備投資、個人消費もさえないとみており、「一部に弱さ」との表現は外せないままだ。