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アングル:GDP確報値で消費上振れ、物価押し上げには力不足の声 

[東京 8日 ロイター] - 政府が8日発表した国内総生産(GDP)確報値(年次推計)で、2015年度家計消費が上方修正された。確報値には速報値になかった供給サイドのデータが盛り込まれ、実態に近づいたとみられる。速報値の消費は下方かい離しているとの日銀の主張を裏付けたかたちで、日銀内の一部では、物価上昇への手応えを感じている。ただ、この程度の消費の堅調さで物価が押し上げられるとの見方は民間では少なく、物価への波及は依然として不透明だ。
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インタビュー:FD導入でも投資家との接点増やす=NTT室長

[東京 8日 ロイター] - 年間300回にのぼる機関投資家の取材対応と30回以上の個人投資家向け説明会をこなすNTT。証券アナリストの取材規制強化やフェア・ディスクジャー(FD)制度の導入などにより、企業のIR(投資家向け広報)活動萎縮への懸念がくすぶっているが、同社は逆に投資家との接点を増やす取り組みを強化している。
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韓国国会、朴大統領の弾劾訴追案を報告 9日採決へ

[ソウル 8日 ロイター] - 韓国国会の本会議で8日、野党が発議した朴槿恵大統領の弾劾訴追案が報告された。

弾劾案の国会報告から72時間以内に採決を行う必要があり、丁世均国会議長は9日の採決を要請した。

採決は要請通り9日に行われる見通し。野党は弾劾案の可決に必要な、在籍議員の3分の2以上の賛成が得られるとしている。

可決された場合、憲法裁判所が180日以内に弾劾の可否を審理する。

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「トランプラリー終焉」との表現に違和感。 NYダウは2万ドル、ドル/円は120円へ上昇!

■NYダウは2万ドルに向け続伸、日本株も堅調 みなさん、こんにちは。
 「トランプラリー」は沈静化を見せず、12月7日(水)のNYダウとS&P500指数は最高値更新。
 12月7日(水)のNYダウは1万9549ドルと2万ドルに向けて上昇中。S&P500指数は2241.35まで上昇。
NYダウ 日足(出所:CQG)
S&P500 日足(出所:CQG)
 NYダウは来年(2017年)、2万ドルを超えるというのがコンセンサスになりつつありますが、今月(12月)中にも大台に急接近しそうな勢いです。
 連れて日経平均も続伸。本稿執筆時点で前日比219円高の1万8715円と堅調。
 今年(2016年)の日本株は、年前半の急落のイメージが強烈なので、どうしても軟調推移と言われがちですが、「トランプラリー」のおかげでセンチメントが劇的に改善。
 今年(2016年)の日経平均のオープニングは1万8818円。
 今月(12月)もう一段上昇して引ければ、年足も陽転する可能性が出てきました。
【参考記事】
●FOMC利上げ100%織り込む! ユーロは長期トレンドライン割れでパリティも視野に(12月5日、西原宏一&大橋ひろこ)
 仮に陽転すれば、アベノミクスが始まって以来、5年連続の陽線引けとなります。
日経平均 年足(出所:Bloomberg)
 この日本株急騰のおかげで、2016年に席巻していた「アベノミクスの終焉」という言葉は年末間近にまったく聞かれなくなりました。
 日本株の急激な回復と比較すると…