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富士フイルムが和光純薬買収、1547億円で武田薬から 再生医療強化

[東京 15日 ロイター] - 富士フイルムホールディングス は15日、武田薬品工業 傘下の試薬メーカー、和光純薬工業(大阪市)を買収すると発表した。武田薬グループが保有する株式71.2%などを約1547億円で取得する。今後の成長が期待される再生医療など富士フイルムが注力するヘルスケア分野の強化が狙い。
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プーチン氏と「突っ込んだ議論」と安倍首相、16日に成果公表へ

[長門市(山口県) 16日 ロイター] - 安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領は15日夕、山口県長門市で約3時間にわたって会談した。安倍首相は会談後に記者団に対し、平和条約や領土問題について「率直かつ非常に突っ込んだ議論ができた」と語った。北方領土での共同経済活動をめぐっては、ロシアの高官が「同国の法律下で行う」と指摘し、日本側の主張との食い違いが際立った。両首脳は16日に共同記者会見を開いて成果を公表する。
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アングル:ドル/円ロングは「半身」、通貨オプションにみる投機筋の警戒心

[東京 15日 ロイター] - 米連邦公開市場委員会(FOMC)のタカ派見通しで、ドル/円<JPY=EBS>が一段高となっている。だが、通貨オプション市場をみると様相はやや異なる。リスク・リバーサル(RR)は依然としてドル安/円高予想を示すドル・プット・オーバー。強気にみえる投機筋だが、あくまで「半身の構え」で、ヘッジしながらドルを買い進んでいる様子が浮かび上がる。
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米ドル高のスピードに市場参加者も驚愕! 来年のドル/円は130円へ上昇の可能性も

■1カ月強で17円! ドル/円の上昇速度に市場参加者は驚愕 みなさん、こんにちは。
 トランポノミクス(※)への期待から始まった米ドル/円の急騰劇は収まることを知らず、節目の115円もあっさり突破。
(※編集部注:「トランポノミクス」とは、次期米大統領のドナルド・トランプ氏とエコノミクス(経済学)を合わせた造語で、トランプ政権が進める経済政策を指す)
【参考記事】
●レーガノミクス再来か。トランプ次期大統領のトランポノミクスのもと、ドル/円は109円へ(11月10日、西原宏一)
●トランポノミクスが「株高・円安」を促進!? ドル/円は押し目買い継続、次は109円へ!(11月14日、西原宏一&大橋ひろこ)
 本稿執筆時点で、米ドル/円は一時、117.86円まで急騰しています。
米ドル/円 1時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 1時間足)
 11月9日(水)、トランプ米大統領が誕生した日の米ドル/円の安値が101.20円。
 つまり、1カ月強で約17円の暴騰。
米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
 僕も長く為替市場とおつき合いしていますが、米ドル/円が1カ月でこれほどボラティリティを高めたのは久しぶり。
 米ドル/円は歴史に残る急騰を演じており、米ドル高のスピードに多くの市場参加者が驚愕しています。
 NYダウは大台の2万ドルに急接近。
NYダウ 日足(出所:Bloomberg)
 ユーロ/米ドルも昨年(2015年)の安値に急接近しており、対円のみならず、対ユーロでも米ドル高が進行。
ユーロ/米ドル 週足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 週足)
■まさにゲームチェンジャー、「Gゼロ」の概念を否定! 米国株や、為替市場の活況から判断すると、トランプ次期米大統領の選挙スローガンであった「Make America Great Again(アメリカを再び偉大にしよう)」へと、すべてのことが進行しているようにみえます。
 これは数年前、一世を風靡したGゼロという概念を否定する展開。
 Gゼロは、米国主導の体制が終わり、リーダー不在の時代がやってくるという考え方です。
 オバマ政権までは、イアン・ブレマー氏(※)の予言するとおりだったのですが、トランプ次期米大統領は、中国に対して強硬なスタンスを変えていません。
(※編集部注:イアン・ブレマー氏は、著名な国際政治学者。毎年初めに発表する「世界の10大リスク」が大きな注目を集めている。「Gゼロ」は同氏が提唱した概念)
 一方、トランプ次期米大統領はロシアへは急接近と、グローバルにも強烈な存在感を見せつけ始めています。
 トランプ米大統領登場で、米国は国際社会においても強烈なプレゼンスを見せつけ始めています。
 つまり、Gゼロからの脱却。トランプ米大統領の誕生はまさにゲームチェンジャーと言えそうです。
 ともあれ、トランプ米大統領誕生以降の金融市場は…