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焦点:分岐点のドル高/円安相場、トランプ発信で振れ幅拡大も

[東京 12日 ロイター] - トランプ米次期大統領の会見が肩透かしとなったことで、ドル/円<JPY=EBS>は約2円の急落となった。米経済指標は改善しているが、米金利を押し上げてきた米財政政策の中味が不透明なままで、ドル高を中核にしたトランプ相場は大きな分岐点にさしかかった。
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富士ゼロックス、サービスの売上比率を18年度は5割に=栗原社長 

[東京 12日 ロイター] - 富士ゼロックスの栗原博社長は、ロイターのインタビューで、売上高に占めるサービス事業の比率を現在の約4割から2018年度までに約5割に引き上げるとの意向を明らかにした。同社長は「ハードの売り上げを減らさずにサービス、ソリューション(の比率)を増やす」と述べた。
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コラム:米中対立の副産物、トランプ円高到来か=佐々木融氏

[東京 12日] - ドナルド・トランプ次期米大統領は11日、当選後初となる記者会見を行った。ロシア関連の報道に対する批判、ビジネスの経営権を子供たちに譲渡する件、製薬業界に対する批判、国境税など多岐にわたったが、一部の市場参加者が期待していたような財政支出に関する力強いコメントはなかった。
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残念な記者会見でドル/円は114円台へ! 次はトランプ次期大統領の就任演説に注目

■記者会見での発言内容は、期待を裏切るものだった 1月11日(水)は、「トランプリスク」を改めて思い知らされる1日となりました。
 米大統領選挙に勝利したあと、ツイッターでしか自分の主張を表してこなかったトランプ次期米大統領が、初めて記者会見をするということで市場関係者の注目は頂点に達していました。
 しかし、発言内容は期待を大きく裏切るものとなりました。
■トランプ氏が具体的に言及したこととは? 一番の落胆は、彼が経済政策に関して、ほとんど何も語らなかったということです。
 トランプ氏は、米国に雇用を生み出す大統領になると主張していましたが、具体的に言及したことといえば、「オバマケアの廃止とそれに伴う代替案を提出する」ということと、「米国から海外に出て行く企業に対して、国境税をかける」ということだけでした。
 まさに心配されていたとおり、保護主義の側面が強く表れている内容でした。
 大統領選挙で勝利した日の演説は非常に落ち着いていて、大統領としての風格すら感じさせていましたが、1月11日(水)の会見は中身がないだけでなく、極めて感情的。
 マスコミへの攻撃的な面だけが目立つ、非常に印象の悪い会見となってしまいました。
記者会見中のトランプ氏。注目の経済政策については、ほとんど何も語られず…。一部マスコミと感情的なやりとりも…。写真の顔もちょっと怖いです… (C)Spencer Platt/Getty Images
米大統領選の勝利演説をするトランプ氏。たしかに、記者会見の写真と比べると、この時は落ち着いていて、大統領としての風格も漂っているかも…? (C)Scott Olson/Getty Images
■記者会見を受けて、米ドル/円は114.248円まで急落! 当然のことながら、発言に期待して記者会見直前まで米ドルを買っていた市場は失望し、米ドルの投げ売りが起きました。
 最新のIMM(国際通貨先物市場)通貨先物ポジション(1月3日時点)を見ても、対米ドルでの円ショートポジションが86,764枚と、まだかなりのドルロングポジションが残っています。その影響で下げ幅も、かなり大きなものとなってしまいました。
IMM(国際通貨先物市場)のポジション状況(米ドル/円)(詳しくはこちら → 経済指標/金利:シカゴIMM通貨先物ポジションの推移)
 米ドル/円は、目先の下値メドとして意識されていた1月6日(金)の安値115.072円を下回ると、ストップロスを巻き込む形で下げ足を速め、一時114.248円まで急落しています。
米ドル/円 1時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 1時間足)
 そして、次は…