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日米首脳会談成功で円高リスクが後退。 「暗黙のドイツマルク」のような存在とは?

■日米首脳会談は成功、円高リスク後退 みなさん、こんにちは。
 前回のコラムでご紹介させていただいたように、本邦当局が周到に準備した「お土産=日米成長雇用イニシアチブ」も功を奏し、日米首脳会談は成功裏に終了。
【参考記事】
●トランプ米大統領へのお土産は文句なし!? 日米首脳会談乗り切れば「株高・円安」へ(2月9日、西原宏一)
日米首脳会談を終えて共同で記者会見をするトランプ米大統領と安倍首相。本邦当局が用意した「お土産」も功を奏したか (C)Chip Somodevilla/Getty Images
 安倍総理はトランプ大統領と2日間を過ごし、ゴルフをプレーするだけでなく、追加の9ホールを2人だけで回るほどの親密ぶり。
 安倍首相の姿勢を「土下座外交」と揶揄する報道もありますが、トランプ米大統領との関係づくりには各国とも苦戦する中、短期間で親交を深めた安倍首相には各国のトップから会談の申込みが殺到しているとの報道も。
【参考記事】
●カギはNYタイムズと朝日新聞にあり!? トランプ大統領と安倍首相の共通点とは?(2月13日、西原宏一&大橋ひろこ)
 日米首脳会談を終えて、円高リスクは後退。
米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
 一方、NYダウを筆頭に米国株は続伸。
NYダウ 日足(出所:Bloomberg)
 株の堅調さに加え、鉄鉱石価格の上昇も加わり豪ドル/円も高騰。
鉄鉱石価格 日足(出所:Bloomberg)
豪ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/円 日足)
■米ドル/円は高値追いはできないが、押し目買い継続 本邦勢は依然、トランプ政権に対する不透明感を払拭できない状況が続いていますが、グローバルな環境はリスクオン。
 米ドル/円は6ビリオン(60億ドル)ともウワサされる115.00円のオプションに阻まれ、いったん上値を抑えられていますが、マーケット関係者によれば、このオプションは今週(2月13日~)末で徐々に行使期限を迎え、影響力が落ちてきます。
 本稿執筆時点での米ドル/円は、依然、日足・一目均衡表の雲の中で乱高下している状態であるため高値追いはできませんが、引き続き、下値は限定的で押し目買い継続。
米ドル/円 日足(出所:Bloomberg)
 今回の日米首脳会談を経て、徐々に明らかになってきたのが…
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日経平均は反落、米株最高値も円安一服が重し 一時177円安

[東京 16日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反落。米国の主要株価指数は連日の過去最高値更新となったが、外為市場で円安進行に一服感がみられたことが重しとなった。前場に仕掛け的な売りが出て、一時177円安まで下げ幅を拡大する場面があった。その後持ち直しの動きとなったが、手掛かり材料が乏しく指数は安値圏でもみ合いを続けた。
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ドル113円後半、円売りヘッジの巻き戻し等で下落

[東京 16日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の113円後半。堅調な米小売売上高などを手掛かりに海外市場で115円目前まで買われた流れを引き継いで114円台前半で強含んだものの、海外勢による円買いフローや、日本株売りに伴う円のヘッジ外しなどを受け、113円後半に下落した。