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日産経営は後継に託す、電気自動車などで3社連携=ゴーン氏会見

[東京 23日 ロイター] - 日産自動車のカルロス・ゴーン会長兼社長は23日、同社社長に西川廣人・共同最高経営責任者(CEO)が就任する人事を発表した後、ロイターと会見し、「自分が育ててきた人材にバトンを渡す時が来た」と述べ、日産経営の主導権を西川氏に託す姿勢を明確にした。
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コラム:FRBバランスシート縮小議論の衝撃=井上哲也氏

[東京 23日] - 米連邦準備理事会(FRB)は、政策金利の引き上げを開始した後も、かつて量的緩和で買い入れた米国債や住宅ローン担保債券(MBS)などの債券について、償還代り金で再投資を行うことによって資産規模を維持してきた。しかし、ここへきて再投資の見直しをめぐる議論が目立つようになっている。
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日本の長期金利は横ばい圏で推移─日銀総裁=内閣府幹部

[東京 23日 ロイター] - 日銀の黒田東彦総裁は23日の月例経済報告に関する関係閣僚会議で、日本の長期金利の動向について「横ばい圏内で推移している」との認識を示した。その上で「長短金利は(日銀の政策に沿って)整合的に形成されている」と語った。内閣府幹部が会議後に明らかにした。
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雲の中のドル/円、上抜けは3月上旬ごろ? なぜユーロ/豪ドルの下落に今注目なのか?

■米ドル/円の115円上抜けは時間要する みなさん、こんにちは。
 今月(2月)の米ドル/円は本稿執筆時点(=2月23日)まで大きな動きはなし。
 注目された日米首脳会談はコンセンサスどおり、成功裏に終了し、円高リスクは大きく後退。
【参考記事】
●日米首脳会談成功で円高リスクが後退。「暗黙のドイツマルク」のような存在とは?(2月16日、西原宏一)
 米ドル/円は115円台回復間際まで急反発したのですがブレイクできず。
米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)
 この要因は、前回のコラムでもご紹介させていただいた115.00円のオプション。
【参考記事】
●日米首脳会談成功で円高リスクが後退。「暗黙のドイツマルク」のような存在とは?(2月16日、西原宏一)
 先週(2月13日~)の為替市場では、米ドル/円の115.00円に約60~70億ドルとウワサされるオプションが設定されているといわれていました。
 マーケットはこのオプションから供給される米ドル売りを吸収できず反落。
 先週末で、115.00円のオプションの一部は行使期限を迎え、影響は減少すると想定されていましたが、今週(2月20日~)も115.00円のオプションはまだかなり残存している模様で、このレベルを抜くのにもうしばらく時間を要するのかもしれません。
米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
■米3月利上げ織り込み度は、まだ34% 米ドル/円の上昇になかなか弾みがつかないもうひとつの要因が米金利。
 昨年(2016年)末の段階では、「3月の利上げ確率もさらに上昇しており、米金利は堅調、呼応して、米ドルはもっと堅調に推移する」というのがマーケットのコンセンサスでした。
 ところが実際の米金利の上昇は緩慢であり、2月23日(木)現在で、3月の米利上げ織り込み度も、まだ34%までしかいっていない状態。
米長期金利(10年物国債利回り)(出所:Bloomberg)
 これはFRB(米連邦準備制度理事会)が利上げに関して、かなり慎重なスタンスで臨んでいるためなのですが、この影響でマーケット環境はゴルディロックス(※)状態。米国株は続伸中。
(※編集部注:ゴルディロックスとは、過熱もしすぎず、低迷もしていない、居心地のいい状態のこと)
NYダウ 日足(出所:Bloomberg)
 結果、資金は高金利の通貨に流れ、呼応して豪ドルが堅調な…
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米金利上昇はYCCに逆風、量との目標並立は不可能=木内委員 

[甲府市 23日 ロイター] - 日銀の木内登英審議委員は23日午後、甲府市内で記者会見し、「量」と「金利」の双方で目標を定めるのは不可能との見方を示した。その上で、昨年9月に導入した「イールドカーブ・コントロール」(YCC)にとって、米大統領選以降の米金利上昇は「逆風だった」と分析した。国債買い入れ日の事前予告を巡っては、一定の効果を認めつつ、オペの安定性につながるかどうかは「やや疑わしい」と語った。
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タカタ、連結子会社3社を米企業に99億円で売却=特別利益50億円

[東京 23日 ロイター] - タカタは、米国とドイツの連結子会社3社を米国のトランスディグム社(オハイオ州)に9000万ドル(約99億円)で売却すると発表した。売却契約は米国時間の22日付で締結。譲渡により、2017年3月期通期決算において約50億円の特別利益が発生するとしている。
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早ければ3月? 近い将来の米利上げは 確かだが、米ドル/円は目先レンジ相場か

■米ドル/円は115円のオプションが壁になった 先週のコラムでは、「どうやら、米ドル/円の115.00円に大量のオプションがあって、短期筋が買い仕掛けをしたのをブロックしてしまい、買い手が投げさせられてしまったということのようです。2月17日(金)には、このオプションもかなり行使期限が来るようですので、その後、米ドルが上昇する可能性は高いのかなと考えています」と見通しをお伝えしました
【参考記事】
●利上げ期待高まって上昇した米ドル/円。けれど、115円手前で失速した理由とは?(2月16日、今井雅人)
 しかし、オプションの行使期限が到来した17日(金)には、米国の3連休を控えたNY勢から、ロングポジションの調整売りが断続的に持ち込まれ、結局、米ドル/円は112.619円まで値を下げる結果となってしまいました。 
2月17日(金)の米ドル/円 15分足(出所:Bloomberg)
 米ドル/円は15日(水)に115.00円をトライしましたが、最近では最大級ともいえるドルコールオプションの存在が、いくら強い米指標が出ようとも、いくら米長期金利が上昇しようとも、そして、いくら米ドル/円を買おうとも、まだまだリスク嗜好が高まっていない現状の為替市場において、開けることができない頑丈な蓋となってしまったわけです。
米ドル/円 4時間足(出所:Bloomberg)
■FOMCメンバーは3月利上げの可能性を示唆 この目先のロングポジションによって、週末の17日(金)までポジション調整を余儀なくされることになりました。
 そんな状況のなか、今週(2月20日~)、米国の3連休明けの21日(火)、東京市場では注目される動きがみられました。
 朝方から米ドル/円に「本邦実需勢」の「腰を据えた買い」が断続的に観測されるなか、ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁の「3月利上げは排除しない」との発言が飛び込んでくると、連休明けの短期投機筋も買い出動。
 下押しらしい下押しもないまま、米長期金利の上昇とともに、日経平均と米ドル/円の買いが続くことになりました。
2月21日(火)東京時間の米ドル/円 5分足(出所:Bloomberg)
2月21日(火)の日経平均 5分足(出所:Bloomberg)
 ハーカー総裁といえば、今年のFOMC(米連邦公開市場委員会)投票メンバーのなかでも「タカ派」で知られていますが、市場では「具体的な時期に言及したことはサプライズ」との声も聞かれています。
 しかしながら、市場の3月FOMCでの…
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日経平均は小幅続落、輸出株と金融株が軟調

[東京 23日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、小幅続落となった。ドル/円<JPY=>が弱含み、主力輸出株が軟調に推移した。米長期金利の上昇一服を背景に、メガバンクなどの時価総額の大きい金融株も売り優勢となった。下げ幅は一時100円を超えたが、売り一巡後は日銀のETF(上場投資信託)買いの観測を下支えに徐々に下げ渋り、いってこいの展開となった。