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ドル/円がレンジ相場入りしている理由は? 日本の金融政策だけ別方向。円売り模索か

■米ドル高になりきれず114円台で失速する米ドル/円 ここ最近、為替相場は通貨によって、少しバラつきのある動きをしているので、整理してみたいと思います。
 まず、米ドル/円ですが、5月に一度114円台をつけたあと、失速して110円を割り込みました。その後、7月になって、もう一度114円台に乗せましたが、やはりそこでも失速して、現在は111円台と112円台をウロウロしています。
米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
 結局、米ドル高になりきれなかったということなのですが、そこには、どのような背景があるのでしょうか。それを考えるにあたって、まず、米国の状況を考えてみたいと思います。
■株高なのに米ドル安、その原因はトランプ政権!? 現在の米国の金融市場は、非常にねじれた状況になっています。
 NYダウはここ最近、史上最高値を再び更新しました。
NYダウ 日足(出所:Bloomberg)
 その一方で、米ドル相場は冴えません。どちらかといえば、米ドルは下落傾向が続いています。
ドルインデックス 日足(出所:Bloomberg)
 これを、どう考えればいいかということなのですが、まず、その原因の一番はトランプ政権への不安が底辺にあると思います。
【参考記事】
●トランプ政権への不安がドル/円の重し!? たとえ戻りがあっても、頭は重くなりそう(3月23日、今井雅人)
●ドル高にならないのは長期金利が原因! 利上げでも米国債が買われる理由は?(6月22日、今井雅人)
 本来は、株価もその影響を受けてもおかしくないのですが、企業業績が好調なので、株価は強い状態となっています。
 一方で、為替市場ではトランプ政権の不安定さから、米ドルより他の通貨のほうが好まれているという状況にあります。
 ロシア疑惑に関しては、トランプ大統領の長男が関与していたという報道が出てきたりしており、まだ先がまったく読めません。オバマケアの代替案も議会を通過する見通しが立たない状況が続いており、今後の経済政策も本当に進んでいくのか、大きな疑問符がつけられています。こうした状況が、米ドルへの下落圧力となっています。
■米ドル/円以外をみれば、米ドルの弱さは一目瞭然 また、インフレ傾向が強まらず、米10年物国債の利回りは再び2.2%台へ低下してきています。長期金利が伸び悩んでいることが、株価にとってはプラス、一方、米ドルにとってはマイナスという状況を生み出しています。
米長期金利(米10年債利回り) 日足(出所:Bloomberg)
 米ドル/円だけを見ているとわかりませんが、たとえば、豪ドルや加ドルなどの対米ドルでの動きを見ると、米ドルが一方的に下落してきているのがよくわかります。
米ドルVS世界の通貨 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドルVS世界の通貨 日足)
 ユーロ/米ドルを見ても、豪ドルや加ドルほどではありませんが、米ドル安傾向、つまりユーロ/米ドルは上昇傾向になっています。
【参考記事】
●ユーロ/ドルは心理的節目1.15ドルを突破! 明日のECB理事会で今後のスタンスに注目(7月19日、松田哲)
 チャートだけを見ると、ユーロ/米ドルは2015年8月に1.17ドル台まで上昇したことがあるので、そのあたりまでの上昇は期待できるのではないでしょうか。
ユーロ/米ドル 週足(出所:Bloomberg)
 米/ドル円に関しては、端的に言えば…
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ユーロ/ドル、ECBの姿勢に関心集中

先月27日に欧州中銀(ECB)のドラギ総裁が「すべての兆候はユーロ圏の景気回復の強まりと広がりを示しています。デフレ圧力はリフレに変わった」などとタカ派的発言を行いました。これをきっかけとしてECBの緩和縮小観測が強まると、ユーロ/ドルは今月18日に1.1580ドル台まで上昇して昨年5月高値(1.16160ドル)に迫りました。

こうした中で迎える本日のECB理事会に、市場の関心が集まっています。ECBは今年12月までの期限で毎月600億ユーロの資産買い入れを実施しているが、来年1月以降の具体的なスケジュールについては9月の理事会で発表するとの見方が大勢となっています。したがって、本日の理事会では買い入れ縮小に向けた地ならしが行われるかに注目です。「見通しが悪化すれば緩和を追加」との文言を削除するなど「タカ派的」な内容となれば、ユーロ買いが一段と活発化する公算です。昨年5月高値を突破すると、2015年8月高値(1.17127ドル)が否応なく意識されると見ます。

ただ、シカゴIMMでのユーロのロングポジションが2011年5月以来の高水準となる83788枚まで積みあがるなど、ユーロ上昇に過熱感も窺えます。そうした中、ドラギECB総裁がユーロ高けん制発言を行ったり、早急な出口論に慎重な見方を示すようならば、前のめりの緩和縮小期待が巻き戻される事もあり得ます。思惑が交錯する中、直後は荒れた展開となる可能性が高そうです。

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今夜の注目材料は?7/20

 東京市場のドル/円は、112円台を回復するなど堅調に推移しました。日銀がインフレ目標達成時期の見通しを先延ばしにした事で円売りが強まる場面もありました。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。
 
7/20(木)
17:00   ユーロ圏5月経常収支
17:30   英6月小売売上高指数
20:45☆ ECB政策金利発表
21:30☆ ドラギECB総裁、会見
21:30☆ 米新規失業保険申請件数
21:30   米7月フィラデルフィア連銀製造業指数
23:00   ユーロ圏7月消費者信頼感・速報値
23:00   米6月景気先行指数
未定    南ア中銀政策金利発表
 
※☆は特に注目の材料
 
日銀は、予想通りに大規模緩和の維持を決定。黒田日銀総裁の会見がこれから始まりますが、大きな波乱を呼ぶ可能性は低く、市場の関心は欧州中銀(ECB)に向かいそうです。ECBについても政策変更の可能性はほぼゼロと見られていますが、量的緩和(QE)縮小に向けたヒントが出るか注目が集まっています。ドラギ総裁の会見などを通じてECBの政策スタンスが市場に「タカ派的」と受け止められれば、ユーロ/円経由でドル/円にも上昇圧力がかかる可能性もあります。
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米国とロシア、北朝鮮ミサイルの種類巡り安保理で対立

[国連 19日 ロイター] - 北朝鮮が今月4日に発射した弾道ミサイルの種類を巡り、米国とロシアが国連安全保障理事会で対立している。複数の外交官によると、ヘイリー米国連大使は17日のブリーフィングで、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射したと主張した。一方、ロシアは今月8日、安保理理事国の15カ国に宛てた書簡で、ロシアのレーダーがとらえた情報に基づくと、北朝鮮が発射したのは中距離のミサイルだったとしている。