コラム:黒田総裁「リバーサル・レート」発言の真意=永井靖敏氏
2017-11-24 2017-11-27
[東京 24日] - 黒田東彦日銀総裁が13日、スイス・チューリッヒ大学での講演で指摘した「リバーサル・レート」が市場の注目を集めている。黒田総裁は、提唱者である米プリンストン大学のブルネルマイアー教授の論文を引用した上で、「金利を下げ過ぎると、預貸金利ざやの縮小を通じて銀行部門の自己資本制約がタイト化し、金融仲介機能が阻害されるため、かえって金融緩和の効果が反転(リバース)する可能性があるという考え方」と説明している。
参照元:ロイター: トップニュース