焦点:ドル110円割れ水準、弱い政府内の警戒感 拡大する市場との距離
2016-05-19
[東京 19日 ロイター] - 5月中のドル/円は110円割れの「滞空時間」が長くなっているが、政府内の景気をめぐる警戒感は意外にもそれほど強くない。麻生太郎財務相は、一方向の為替の動きには断固とした対応をすると発言しつつ、適切な水準への言及を避けている。いったん105円台まで円高が進んだ際も、経済への打撃を懸念する声は政府内で少なかった。対照的に市場は円高と株安の連動を依然として警戒、政府とのギャップが拡大している。
参照元:ロイター: トップニュース