世界経済は2019年も減速を続けた。成長は米国では良好に維持されてきたが、様々な課題が世界の活動を圧迫する中、他の多くの主要経済国は減速してきた。これには、多くの欧州・中南米諸国における政治的不確実性、いくつかの大規模な新興市場における金融の混乱、企業債務の脆弱性に対処するための中国の努力、及び現在進行中の地政学的緊張が含まれる。成長はまた、特に財政政策による不十分な政策支援や、主要経済国における官民両セクターのレバレッジの上昇によっても妨げられている。国際通貨基金(IMF)は2019年の世界経済成長率を3.0%と予想しているが、これは世界的な金融危機以降で最低のペースだ。 参照元:ロイター: トップニュース