コラム:米政界から消える財政規律、歯止め役見当たらず
2019-07-26
[ニューヨーク 23日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 米国で1期目のクリントン政権が財政赤字削減に力を注いでいた際に、大統領の政治アドバイザーだったジェームズ・カービル氏は「全ての人を怖がらせる力がある」債券市場に生まれ変わりたいと語っていた。ところが奇妙なことに、債券市場の財政監視機能をあれほど支持していたカービル氏はその後すっかり宗旨替えし、財政赤字容認派に取り込まれてしまった。もはや米国の政治家は、何の代償も伴わずに財政規律を放棄できる状態になりつつある。
参照元:ロイター: トップニュース