
この記事の要点
- バイナンスJPが4月9日、PayPayと新サービス開始
- PayPayマネーから事前入金・出金が可能に
- 指値注文・板取引・定期購入にも即時対応
- 入出金手数料は110円、365日24時間利用可
バイナンスJP、PayPayマネーで事前入金が解禁
暗号資産取引所Binance Japan(バイナンスジャパン)は2026年4月9日、PayPayと連携し、PayPayマネーを通じてバイナンスジャパンのアカウントへ事前に即時入金・出金できる新サービスの提供を開始したと発表しました。
これまでは暗号資産(仮想通貨)の売買と同時にしかPayPayマネーの資金移動ができませんでしたが、今回から売買注文の成立と切り離して、あらかじめバイナンスジャパンアカウントへ資金を送っておけるようになります。
また、事前に入金しておいた資金は「販売所」だけでなく、板取引を行う「取引所」での売買にも利用でき、定期購入や指値注文にもそのまま充てられるようになりました。
バイナンスジャパンのアカウント内の日本円はいつでもPayPayマネーとして出金することができ、出金処理はPayPayアプリ上に即時反映されます。
こうした入出金は原則365日24時間利用可能で、相場急変時にも、資金準備に時間がかかって取引機会を逃す場面を減らせると同社は説明しています。
PayPayマネーで取引が可能に
手数料110円の新サービス、旧来は無料で継続
入出金110円、上限は24時間30万円から
バイナンスジャパンは、今回の新サービスの入出金手数料を1回あたり110円と定めています。
また、入金は下限が1,000円、上限が24時間あたり30万円・30日間あたり100万円に設定されています。出金は下限1,000円、上限が24時間100万円・30日間200万円と、入金より広い枠が設けられました。
入金先はバイナンスジャパンが設置したPayPayビジネスアカウントで、他の法人・団体のビジネスアカウントへの送金と合算して上限が適用されると同社は付記しています。
旧サービスは無料継続、枠も広く並行利用可
今回の新サービスは、既存の連携サービスと並行して利用できるとバイナンスジャパンは説明しています。
両社は2025年11月21日、暗号資産の購入・売却と同時にPayPayマネーおよびPayPayポイントでの入出金がワンクリックで完了する連携サービス第1弾を開始しています。
この既存サービスは手数料無料のまま継続され、上限も24時間100万円・30日間200万円と、今回の事前入金サービスより広い枠が維持されます。
一方、今回の新サービスは売買と切り離した資金移動に対応するため、110円の手数料と引き換えに、定期購入・指値注文・板取引への即時利用にも対応したとしています。
| 項目 | 新サービス(事前入出金) | 既存サービス(売買同時) |
|---|---|---|
| 開始日 | 2026年4月9日 | 2025年11月21日 |
| 手数料 | 入出金ともに110円 | 無料 |
| 入金上限(24時間/30日) | 30万円/100万円 | 100万円/200万円 |
| 利用可能な取引 | 販売所・取引所・定期購入・指値注文 | 売買と同時の入出金のみ |
指値・板取引をPayPayマネー残高から直接
新サービスの投入により、PayPayマネー利用者が選べる取引の幅が広がりました。
これまでは注文の瞬間にPayPayからの資金移動が同時に行われる仕組みだったため、板取引や指値注文のように、あらかじめ資金を取引所口座に置いておく必要がある取引には対応していませんでした。
今回の新サービスにより、PayPayマネーの残高を起点に指値注文や定期購入を組み立てられるようになり、銀行振込を介さずに板取引まで利用できる環境が整いました。
利用にはバイナンスジャパンアプリで本人確認を完了済みのアカウントに加え、PayPay側の本人確認とアカウント連携の同意が必要で、初回のみBinance Japanアプリ内でアカウント連携を有効化する必要があるとしています。
なお、PayPayは2025年10月、Binance Japanとの資本業務提携を発表し同社の株式40%を取得しており、Binance Japanを持分法適用会社としています。
「バイナンスジャパンカード」提供開始
国内キャッシュレス、暗号資産取引所と接続加速
国内ではPayPayとバイナンスジャパンの連携以外にも、キャッシュレス決済基盤やポイント経済圏と暗号資産交換業者を接続する動きが相次いでおり、日本円での入出金体験を簡略化する取り組みが広がっています。
楽天グループでは楽天ウォレットが楽天ポイントを暗号資産に直接交換できるサービスを長年提供しており、ポイント経済圏と暗号資産取引所を結びつける先行事例となっています。さらに楽天ウォレットは2026年4月15日にXRP・DOGE・SHIBなど5銘柄の新規追加も予定しており、ポイント接続基盤のうえで取扱銘柄の拡充も進めています。
こうした既存の基盤に暗号資産取引所を接続する動きが国内で続くなか、PayPay経由の事前入出金がどこまで利用されるか、両社の連携施策がポイント運用や資産運用サービスなどへ広がっていくかが、今後の焦点となっています。
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Source:Binance Japan発表
サムネイル:AIによる生成画像




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