サークル、企業のステーブルコイン決済導入を簡素化する「CPNマネージド・ペイメント」提供開始

暗号資産を保有せずにUSDC決済を導入可能に

米サークル(Circle Internet Group)が、ステーブルコイン決済基盤「サークル・ペイメンツ・ネットワーク(Circle Payments Network:CPN)」の新サービス「CPNマネージド・ペイメント(CPN Managed Payments)」の提供開始を4月8日に発表した。

同サービスは、企業や金融機関が、暗号資産(仮想通貨)を直接保有・管理することなく、ステーブルコインを活用した決済を導入できるフルマネージド型のソリューションだ。なおCPNは、サークル発行の米ドル建てステーブルコイン「USDC」およびユーロ建てステーブルコイン「EURC」などを活用し、24時間365日リアルタイムでの資金移動を可能にするグローバル決済インフラである。

サークルによると、金融機関によるステーブルコイン決済の導入は、暗号資産のカストディやライセンス対応、コンプライアンスなどが障壁とのこと。同サービスでは、こうしたデジタル資産管理や規制対応などの負担をサークルが担うことで、利用企業は法定通貨ベースのまま決済を行いながら、ブロックチェーンを活用した決済の効率性を利用できる仕組みだ。

同サービスにより、金融機関はUSDCを用いたクロスボーダー決済や加盟店でのステーブルコイン受け入れ、大量のグローバル送金などに対応できる。さらに、ブロックチェーンを活用した決済基盤により、外国為替コストの削減や従来の銀行インフラに依存しない資金移動が可能となり、決済の迅速化や効率化につながるとしている。

また同サービスでは、USDCのミント(鋳造)およびバーン(焼却)、決済処理、コンプライアンス管理、ブロックチェーン基盤の運用をサークルが担う。これにより、利用企業は既存の法定通貨ベースの決済システムを維持したまま、単一の統合でステーブルコイン決済を導入できる仕組みだ。

サークルによると、USDCはこれまでに累計70兆ドル(約1.1京円)超のオンチェーン決済を支えており、2025年第4四半期の取引量は12兆ドル(約1,905兆円)近くに達したとしている。

同社の最高製品・技術責任者ニキル・チャンドック(Nikhil Chandhok)氏は、同サービスについて、ステーブルコイン決済の導入および拡大を簡素化するものと説明している。

また同社のジェレミー・アレール(Jeremy Allaire)CEOは、自身のXアカウントで、銀行やフィンテック企業などから、ウォレットやブロックチェーン基盤を自社で運用せず、法定通貨ベースで決済を行いたいというニーズがあったと説明している。

なお同サービスは、ヴィーム(Veem)やチューンズ(Thunes)、ワールドライン(Worldline)などの決済企業や金融機関と連携して提供が開始される。

参考:プレスリリースブログ
画像:PIXTA

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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