
この記事の要点
- ピーター・シフ氏が2026年3月22日、銀の上昇を主張
- ビットコインと銀の下落率が同水準で比較され議論に
- 貴金属市場は60日で約175兆円超の価値減少
- ビットコイン vs 伝統資産の相対評価が再び焦点に
「BTC批判の根拠崩れた」シフ氏の銀推奨に反論相次ぐ
ビットコイン(BTC)懐疑派として知られる経済評論家ピーター・シフ氏は2026年3月22日、自身のX(旧Twitter)への投稿で「銀(シルバー)が主要な上昇局面に入りつつある」として投資家に銀への注目を呼びかけました。
I've been telling people to buy silver since it was under $5. Eventually $120 buys will be ahead too. In the meantime, my Saylor post was accurate
— Peter Schiff (@PeterSchiff) March 21, 2026
銀が5ドル未満だった頃から、私はずっと購入を勧めてきた。いずれ120ドルで買った人たちも報われるはずだ。
少なくともセイラーに関する私の投稿は正しかったと言える。
同氏はこれまで一貫してビットコインに価値はないと主張してきたことで知られており、今回の投稿で代替資産として銀を推奨したことに対し、コミュニティからは数字を根拠にした反論が即座に上がりました。
その主な論点となっているのは「ビットコインと銀の価格パフォーマンス」の比較で、ビットコインが高値から約45%下落するなか、銀も約44%下落しており、下落スピードについては銀の方が速かったとの見方も示されています。
過去60日間で貴金属市場全体の時価総額は約1兆1,000億ドル(約175兆円)減少しており、銀は約7%下落して約3,700億ドル(約58.9兆円)相当の価値が失われたとされています。
今回の論争は、シフ氏が否定してきたビットコインと、同氏が推奨する銀のパフォーマンスが同水準で比較される構図となっており、仮想通貨と伝統資産の優位性をめぐる議論として注目されています。
ビットコインと金「未来の通貨」論戦
銀急落でシフ氏主張に逆風、BTC対伝統資産の議論再燃
「120ドル台も将来は正解」シフ氏が強気の銀推奨
仮想通貨全般に批判的な立場をとり続けてきたシフ氏は、投稿で「銀が5ドル台だった頃から買いを勧めてきた。120ドル台の買いも将来は正解になる」と述べ、2026年は需要増加と供給制約が重なる銀にとって有利な環境だと説明しています。
直近の相場はその主張と対照的な動きを示しています。過去60日間で貴金属市場全体の時価総額は約1兆1,000億ドル(約175兆円)失われており、金は約2%下落して約7,500億ドル(約119兆円)分の価値が消失、銀は約7%下落して約3,700億ドル(約58.9兆円)分の価値が失われたと報じられています。
こうした市場データを背景に、コミュニティからは「伝統資産も十分に安定しているとは言えない」との指摘が強まっています。
「銀の下落速度はBTC超え」コミュニティの反発が拡大
あるXユーザーは「ビットコインは高値から約45%下落しているが、銀も高値から約44%下落している。なぜ価値がないと言い続けた資産と同水準の下げ幅なのか」と指摘し、さらに、下落スピードについては銀の方が速かったとの見方を示しました。
別のユーザーは「銀は数十年にわたって停滞してきた資産であり、急騰と下落を繰り返している。今回も同様のパターンだ」と述べており、シフ氏への批判と銀そのものへの懐疑が重なる形で議論が広がっています。
シフ氏はT-Goldにも言及、仮想通貨技術に関心も
記事執筆時点でビットコインは前日比2.7%安の約68,500ドル(約1,090万円)、銀は4.5%安の約65ドル(約1万円)前後で推移しており、両資産の値動きが改めて注目されています。
ビットコインと銀の交換比率(BTC/XAG)は過去1か月で大きく変動しており、記事執筆時点では1BTC=約1,043オンスの水準で推移しています。
また、2025年12月に大手仮想通貨取引所Binance(バイナンス)創業者CZ氏との討論で、シフ氏はブロックチェーン技術を活用したトークン化金(T-Gold)に言及しており、仮想通貨の技術面には一定の関心を示しているとの見方も示されています。
今回の価格比較データは、BTCと貴金属の相対的なパフォーマンスをめぐる議論に新たな論点を加えるものとして位置付けられており、両資産の比較への関心が一段と高まっています。
「BTCはポンジ」、セイラー氏が定義で反撃
「BTC vs 伝統資産」投資家が問い直す資産の優位性
今回の論争は、貴金属市場が短期間で大幅な価値を失うなか、ビットコインとの相対パフォーマンスの差が具体的な数字で可視化された事例として位置付けられており、2025年以降のマクロ環境の変化を受けて機関投資家の間でも続くBTC対伝統資産の比較議論が改めて鮮明になっています。
貴金属市場とビットコインの相対パフォーマンスをめぐる比較は、インフレ局面や地政学リスクが高まるたびに繰り返されてきたテーマであり、今回の数字はその議論に新たな材料を加えるものとして投資家の関心を集めています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=159.13 円)
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Source:ピーター・シフ氏X投稿
サムネイル:AIによる生成画像







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