
ビットコインの採掘済み供給量が2000万BTCを突破
ビットコイン(Bitcoin)の採掘済み供給量が2,000万BTCを突破した。2009年1月のジェネシスブロック誕生から約17年2カ月を経て、総発行上限である2,100万BTCの95.2%超が発行されたことになる。
オンチェーンデータによると、このマイルストーンは3月9日22時22分頃のブロック高939999で達成された。なお現在のブロック補助金(マイニング報酬)は3.125BTCだ。メンプール(Mempool)のデータによると、当該ブロックを採掘したのは米国拠点のマイニングプールであるファウンドリーUSA(Foundry USA)だ。残りの供給量は100万BTCとなり、今後マイナーはブロック補助金への依存度を下げ、取引手数料への依存度を高めていくことになる。
なお、ジェネシスブロックの報酬やスクリプト上支出不能な形で作成された一部アウトプットにより、発行されたビットコインのうち230.09BTCは使用不可能な状態になっているという。なおビットコインの流通供給量には、秘密鍵を紛失したユーザーによって失われた可能性のあるコインは含まれていない。
ビットコインネットワークが開始されてから最初の2,000万BTCが採掘された現在までに約17年かかったが、最後の100万BTCはプロトコルの半減期メカニズムにより、その発行ははるかに遅くなる。
ビットコインの供給スケジュールは、仮名の創設者であるサトシ・ナカモト(Satoshi Nakamoto)が作成したソフトウェアに組み込まれており、総発行量は2,100万コインに制限されている。新しいビットコインは、トランザクションを検証しブロックをブロックチェーンに追加するマイナーに支払われるブロック報酬として導入される。
ブロック報酬は2009年には1ブロックあたり50BTCから始まり、21万ブロックごと、約4年ごとに半分に削減される。2024年4月20日に実施された4回目で最新の半減期により、報酬は6.25BTCから3.125BTCに削減され、市場に投入される新規供給のペースが大幅に鈍化した。これにより、マイナーは以前の900BTCと比較して1日平均で合計約450BTCを生産することになる。ただし、通常通り採掘された各ブロックに対しては、マイニング報酬とは別に取引手数料報酬が配布され続けている。
現在のところ、次回の半減期は2028年4月頃と推定されており、各半減期がさらに発行量を減らすため、残りの供給量はますます遅いペースで市場に出ることになる。アナリストは、最後の100万コインの採掘には1世紀以上かかると推定しており、最後のマイニング報酬が採掘されるのは、プロトコルがハードキャップに達する2140年頃、つまり2026年の今日から約114年後にあたる。
初期のビットコイン開発者であるハル・フィニー(Hal Finney)氏は、ビットコインのソフトウェアがリリースされた直後に、ネットワークの固定供給の影響について思考実験を示している。2009年1月10日に暗号技術メーリングリストへ投稿した文章の中でフィニー氏は、所定の発行スケジュールを持つ新しいデジタル通貨の価値評価の難しさを論じた。
フィニー氏は「事実上誰も最初はそれを受け入れないだろうことを考えると、ビットコインの開始価値を決定することは難しいだろう」と指摘したが、成功したグローバルシステムは最終的にかなりの経済的価値を持つ可能性があると同氏は主張した。
フィニー氏は、ビットコインが世界で支配的な決済ネットワークになった場合、通貨全体の価値は世界の家計資産総額に近づく可能性があると考えた。その前提として、世界の家計資産を100兆ドルから300兆ドル(約1.57京円から約4.72京円)と置き、2,000万コインで割ると、1コインあたり約1,000万ドル(約15.7億円)になると試算した。
参考:オンチェーンデータ
画像:PIXTA
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参照元:ニュース – あたらしい経済


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