Backpackがトークノミクスを発表|TGEで25%配布・IPOを見据えた「ユーザー第一」の設計

Backpackトークンの概要と「ユーザー第一」の設計

ソラナ(Solana/SOL)エコシステムで主要な地位を確立している仮想通貨取引所およびウォレットプロバイダーの「Backpack」は2026年2月9日に、独自トークンのトークノミクス(経済圏設計)を正式に発表しました。

この独自トークンの総発行枚数は10億枚に設定されており、その配分モデルは従来の仮想通貨プロジェクトとは一線を画す「ユーザー第一」の原則に基づいて設計されています。

発表されたトークノミクス最大の特徴は、開発チームや投資家(VC)への直接的なトークン割り当てが存在しない点です。従来のプロジェクトで一般的だった「インサイダーへの大量割り当て」や「時間経過による自動的な売り圧力」を排除し、すべてのトークンがエコシステムの成長とユーザーへの還元に結びつくよう設計されています。

TGE(トークン生成イベント)で25%を配布。
これがトークン配布の全貌です。
ユーティリティ(実用性)については次に発表します🎒

TGEでの配布と成長連動型のロック解除モデル

Backpackのトークン供給は「TGE(トークン生成イベント)、IPO(新規株式公開)前の成長フェーズ、IPO後の企業トレジャリー」という3つのフェーズで管理されます。初期段階からコミュニティへの還元を重視しており、TGEの時点で総供給量の25%にあたる2億5,000万トークンが市場に供給されます。

TGE(トークン生成イベント)の内訳

  • Backpackポイント保有者:総供給量の24%(2億4,000万トークン)
  • Mad Lads保有者:総供給量の1%(1,000万トークン)

この25%の配分は、これまでのプラットフォーム利用やエアドロップキャンペーンへの参加度合い(ポイント蓄積)、および主要NFTコレクションである「Mad Lads」の保有状況に基づいて、ユーザーへ直接配布されます。

IPO前の成長連動型アンロック(37.5%)

残りの供給量のうち、37.5%(3億7,500万トークン)は「IPO前の成長連動型アンロック」として確保されています。これは、単に時間が経過すればトークンが市場に出る従来の「ベスティング(権利確定)」とは異なり、明確な事業成長のマイルストーンを達成した場合にのみロックが解除される仕組みです。

事業成長のマイルストーンには以下のようなものが含まれるとされていますが、「ただしこれらに限定されない」とも説明されています。

  • 規制面での進展(ライセンス取得など)
  • プロダクト機能の拡張
  • 新しい市場や地域へのアクセス拡大

このように、トークンの市場供給量が増加するタイミングは、必ずプラットフォームの規模拡大や有用性の向上とセットになっており、希薄化による価値の毀損を防ぐ設計となっています。

IPO後の展望とインサイダーへの公平なインセンティブ

Backpackは将来的なIPO(株式上場)を視野に入れており、最後の37.5%(3億7,500万トークン)は「IPO後の企業トレジャリー」として管理されます。この資産はIPOから1年間は完全にロックされ、その後も企業のバランスシート上の戦略的デジタル資産として扱われます。

特筆すべきは、創業者、従業員、初期投資家に対して、個人のウォレットへの直接的なトークン付与が一切行われない点です。彼らのインセンティブは企業の「株式(Equity)」に限定されています。企業自体がトレジャリーとしてトークンを保有するため、チームや投資家が利益を得るためには、ブロックチェーンプロダクトとしてのBackpackの長期的成功と、それに伴う株式価値の向上が不可欠となります。

この構造により、インサイダーがトークンを短期的に売却して利益を得る(いわゆる「売り抜け」)リスクが構造的に排除されています。ソラナ(SOL)エコシステム発のプロジェクトとして注目を集めるBackpackですが、今回のトークノミクスは、Web3(分散型ウェブ)業界における「持続可能な成長」と「ユーザーとの利益相反の解消」を強く意識したモデルケースと言えるでしょう。

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source:Backpack公式発表
サムネイル:AIによる生成画像

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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