ソラナ共同創業者、TGEと投資家アンロックの設計について見解

トークン配分よりも長期的な市場形成を重視

レイヤー1ブロックチェーン「ソラナ(Solana)」の共同創設者であるアナトリー・ヤコベンコ(Anatoly Yakovenko)氏が、スタートアップのトークン発行や資本形成のあり方について1月22日に自身のXアカウントで見解を示した。

ヤコベンコ氏は、初期段階のスタートアップにおける最適な資本形成の形として「長期保有者向けのステーキング」、「トークン生成イベント(TGE)初日における20%以上のトークン放出」、「投資家が存在する場合は、TGEから1年後に100%を同日に一括でアンロック(解除)する設計」の3点を挙げた。

同氏は続く投稿で、TGE時点でチームや投資家向けのトークンを放出すべきではないとし、初期配布は「パワーユーザーへのエアドロップ」または「公正なオークションによる資金調達」に限定するのが望ましいとの考えを示した。

また同氏は、TGEから1年後に投資家トークンを一括でアンロックする設計については、アンロック時の影響が大きく見える場合があっても、市場は事前に共有された情報を織り込む能力を持っていると指摘している。1年の待機期間を設けることで、二次市場では売却を望む投資家と買い増しを望む投資家がマッチし、一次(プライマリー)での価格形成がアンカーになり得るとの見方を示した。

さらにヤコベンコ氏は、長期保有者がステーキングによって報われる構造についても触れ、トークノミクス以上に、最終的にはプロダクト・マーケット・フィット(PMF)が成否を左右するとの趣旨も示した。

これらの投稿は、トークン供給量の調整やロックアップ設計による価格の安定化や、プロジェクトの価値をトークノミクス面で過度に演出する発想よりも、プロダクトやチーム、コミュニティが生み出す価値を市場が評価するという考え方を示唆するものといえる。

暗号資産(仮想通貨)業界では、トークノミクスの設計がプロジェクト評価に大きな影響を与えるケースも多い。そうした中で、今回の投稿は、トークン配分やアンロックのタイミングよりも、プロダクトと利用者、長期保有者との関係性を前提とした市場形成を重視する考え方を示したものといえる。

画像:PIXTA

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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