
イーサリアム財団、zkEVM証明のL1統合に向けた技術ロードマップを公開
イーサリアム(Ethereum)財団の共同エグゼクティブディレクターであるトマシュ・K・スタンチャック(Tomasz K. Stańczak)氏が、イーサリアムL1でzkEVM証明をサポートするための技術文書(ロードマップ)を共有した。この計画は、zk証明をL1の検証プロセスに組み込むためのマイルストーンを示すものだ。
公開されたロードマップは8つの主要プロジェクトで構成されている。
プロジェクト1では、ブロック検証に必要なすべてのデータを保持する「ExecutionWitness」と呼ばれるデータ構造の生成を目標としており、実行層(EL)クライアントが担当する。プロジェクト2では、ExecutionWitness等を用いて状態遷移を検証するためのzkEVMゲストプログラムの整備が位置づけられている。
プロジェクト3ではzkVMとゲストプログラム間のインターフェース標準化(再現ビルド等を含む)を目指し、ELとzkVMチームが協力する。これにはハードウェアターゲットの標準化、zkVMプリコンパイルへのアクセスインターフェース、IO(入出力)アクセスインターフェースの標準化が含まれる。プロジェクト4では、コンセンサス層(CL)クライアント側でzk証明を受け入れるための検証・展開手順(テストベクタやロールアウト計画等)が論点となる。
プロジェクト5では、zkVMの統合やGPU検証(例:zkboost)など、運用面も含む証明生成・検証インフラの整備が含まれる。プロジェクト6では、Witness/証明生成時間等のベンチマークとネットワーク影響測定を通じ、将来のガス価格再設定等に資するデータ整備を目指す。プロジェクト7では、形式仕様、供給網(再現ビルド・署名等)、成熟度フレームワークなど、セキュリティ面の枠組みを確立する。プロジェクト8は外部プロジェクトとしてePBS(enshrined Proposer-Builder Separation)を位置づけており、ブロックの証明に利用できる時間を増やすことを目標としている。
なおePBSなしでは、証明者がブロックの証明を作成するために利用できる時間は1〜2秒だが、ePBSを導入することで6〜9秒に延長される。
ePBS(EIP-7732)は、2026年に予定される次期アップグレード「Glamsterdam」での主要候補(ヘッドライナー)として言及されている。今回のロードマップは、zkEVMをメインネットに統合するための基本的な部分として、L1のガバナンスとインフラに統合することの重要性を強調している。
zkEVM on L1 – the planhttps://t.co/KLz7PoH6q9
— Tomasz K. Stańczak (@tkstanczak) January 15, 2026
参考:github
画像:PIXTA
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参照元:ニュース – あたらしい経済


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