ビザが「Visa Direct」でステーブルコイン決済の試験導入へ、、BVNKと提携で

BVNKがビザと提携でステーブルコイン決済強化へ

ステーブルコイン基盤を提供するBVNKが、デジタル決済大手のビザ(Visa)の送金ネットワーク「ビザ・ダイレクト(Visa Direct)」向けにステーブルコイン決済インフラを提供すると1月14日に発表した。この取り組みのため、両社は提携している。

発表によるとBVNKは、ビザ・ダイレクトにおいてステーブルコイン決済機能を試験的に導入する取り組みを一部の市場で支援する。この試験導入では、対象市場におけるビザ・ダイレクトの法人顧客の一部が、従来の法定通貨に加えて、ステーブルコインを用いた資金拠出や、受取人のデジタルウォレットへのステーブルコイン払い出しを行えるようになるという。

両社は、規制対応や顧客ニーズを踏まえながら段階的に展開するとしており、今回の試験導入は、その初期段階に位置付けられる。

ビザ・ダイレクトは、ビザが展開する即時送金ネットワークだ。年間約1兆7,000億ドル(約269.5億円)規模の資金移動を処理しており、給与支払いやギグワーカーへの報酬、国際送金など、企業から個人への迅速な送金用途で利用されている。

一方、BVNKは年間300億ドル(約4.75億円)超のステーブルコイン決済を処理している。同社は今回のビザとの提携を通じて、ビザ・ダイレクトにおけるステーブルコイン関連機能を技術面から支えるという。具体的には、ステーブルコインによる事前資金化や、受取人のデジタルウォレットへの直接送金を可能にするインフラを提供するとのことだ。

両社によるとこの取り組みは、銀行の営業時間外や週末・祝日であっても資金移動を可能にするなど、決済の柔軟性を高めることが目的だという。ステーブルコイン技術を活用することで、より多様な支払手段を顧客に提供できるとしている。

今回の発表は、ビザとBVNKの戦略的関係の次の段階を示すものとされる。ビザの投資部門であるビザ・ベンチャーズ(Visa Ventures)は、昨年5月にBVNKへ出資しており今回の統合はその関係を背景に実現した。

なおビザは昨年9月、クロスボーダー決済の効率化を目的として、ステーブルコインによる前払い(プレファンディング)機能をビザ・ダイレクトで試験的に導入すると発表している。

この仕組みでは、企業が法定通貨の代わりにステーブルコインをビザ・ダイレクトに事前入金し、ビザがそれを預託金として扱うことで、送金資金として即時に利用できるようにするという。これにより、企業や金融機関は国際送金における資金管理の柔軟性や処理速度を高められるとされていた。

参考:プレスリリース
画像:iStocks/iBallBall14

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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