セイがシャオミと大規模モバイル施策開始、新スマホに暗号資産アプリを標準搭載へ

セイがシャオミと大規模モバイル施策開始

レイヤー1ブロックチェーン「セイ(Sei)」のエコシステム支援団体であるセイ開発財団(Sei Development Foundation)が、中国の総合エレクトロニクス企業シャオミ(Xiaomi)と大規模な施策に取り組むと12月10日に発表した。

この取り組みは、500万ドル(約7.7億円)規模のグローバルモバイルイノベーションプログラム。消費者向けデバイス全体でのブロックチェーン導入を加速させるため実施される。シャオミは世界で3番目に大きなスマートフォンメーカーであり、年間1億6800万台の新デバイスを製造しているとのこと。世界市場シェアは13%を占めているという。

今回の取り組みでは、新たに販売されるシャオミのスマートフォン全てに、暗号資産(仮想通貨)ウォレットとディスカバリーアプリ(コンテンツ発見のためのアプリ)がプリンストールされるとのこと。

リリースされるアプリへのユーザー登録は、Google IDとシャオミIDが利用される。また、統合されたマルチパーティ計算によるウォレットセキュリティ、厳選された主要な暗号資産分散型アプリケーションへのアクセス、そして個人間送金と消費者向けビジネス取引の両方への対応が同アプリで提供されるとのこと。

さらに同取り組みでは、シャオミのモバイルエコシステム全体および2万店舗以上の小売店でのステーブルコイン決済導入も計画にあるという。顧客がスマートフォンから電気自動車まで、USDCなどセイにネイティブで利用されているステーブルコインを使ってシャオミの製品を購入できるようにするとのことだ。

アプリの初期展開は、シャオミが大きな市場シェアを持つ欧州、ラテンアメリカ、東南アジア、アフリカなど、暗号通貨の導入が確立されている地域に優先的に行われるという。中国本土と米国は対象外となるようだ。

またステーブルコイン決済機能の初期展開は2026年第2四半期までに香港とEU(欧州連合)を対象に行われるとのこと。その後、他の規制遵守法域への拡大が予定されているとのことだ。 

参考:セイブログプレスリリース
画像:PIXTA

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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