ビットマイン、イーサリアム総保有数は約373万ETHに

BitMineのETH保有率約3%に

ビットマインイマージョンテクノロジーズ(BitMine Immersion Technologies:以下、ビットマイン)が、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の追加取得を12月1日に発表した。

発表によるとビットマインは、直近1週間で9万6,798ETHを購入したという。ETHの追加購入により、同社の保有資産総額は121億ドル(約1兆8,827億円)に達した。

11月30日時点での同社の保有資産の内訳は、イーサリアム3,726,499ETH、ビットコイン192BTC、米ナスダック(Nasdaq)上場企業エイトコ・ホールディングス(Eightco Holdings)の株式持ち分3,600万ドル(約56億円)相当、そして現金8億8,200ドル(約1,372億円)となっている。

ビットマイン会長のトム・リー(Tom Lee)氏によると今回のETH購入量は、これまで週次で購入してきたETHの数と比較すると39%増加させたという。

同氏は、12月3日に有効化される予定のイーサリアム(Ethereum)の大型アップグレード「フサカ(Fusaka)」によるスケーラビリティとセキュリティ強化などのユーザビリティの様々な改善、米連邦準備制度理事会(FRB)による量的引き締め(QT)の終了措置で10日に再びの利下げが見込まれること、そして10月の暗号資産市場暴落から7週間以上が経過し、再び軌道に乗りつつあることを挙げ、これらを総合的に判断するとETH価格にとって追い風となると考えられるからだと、今回の購入量増加の理由を説明した。

ビットマインは米国の証券取引所NYSEアメリカン(NYSE American)に上場している。上場企業としてのイーサリアム保有量は世界最多で、イーサリアムを含む暗号資産全体の保有額では、ビットコインを最大保有するストラテジー(Strategy)に次いで世界第2位となっている。

なおビットマインの株式(ティッカー:BMNR)は米国市場において取引量の多い銘柄としても注目されている。暗号資産調査会社ファンドストラット(Fundstrat)のデータによれば、直近5日間の平均出来高は17億ドル(約2,645億円)で、米国内株式の取引量ランキングで第39位に位置しているという。

また同社は、2026年1月15日にラスベガスで年次株主総会を開催する予定とのことだ。 

参考:ビットマイン
画像:PIXTA

関連ニュース

参照元:ニュース – あたらしい経済

コメント

タイトルとURLをコピーしました