ビットコインの本質は「ものではなくサービス」Bitwise幹部が示す本来の価値

ホーガン氏が示すビットコイン価値の本質

米国の仮想通貨運用会社Bitwise(ビットワイズ)のCIOであるマット・ホーガン氏は2025年11月19日、同社顧客向けメモで、ビットコイン(BTC)の価値について「アセット(もの)ではなくサービスである」との見解を示しました。

同氏は、ビットコインが株式のようにキャッシュフローを生み出すわけではないものの、過去10年で約28,000%上昇したことを指摘し「価値は需要、つまりこのサービスを求める人の数によって決まる」と説明しています。

ビットコインの価値源泉を「政府や銀行、その他の第三者に依存せず、デジタル形式で資産を保管できるサービス」と同氏は位置付けています。

同氏はさらに、ハーバード大学基金やアブダビの政府系ファンド、著名投資家レイ・ダリオ氏らの利用事例を挙げ、利用者が増えるほど価値が高まる構図を示しました。

また、最近の価格下落については「短期的な調整に過ぎず、根本的な価値には影響しない」との見解を示しています。

ビットコイン価値を決めるサービスとしての役割

ビットコインのサービス的性質と価値構造

ホーガン氏は、ビットコインの価値は「第三者に依存せず、デジタル形式で資産を保管できる点にある」と説明しています。

同氏は、ビットコインを特定の主体に依存しない取引記録と残高管理を可能にするサービスとして位置付け、この機能への需要が価値形成につながると述べました。

さらに、ビットコインが提供する仕組みを「銀行や政府の関与なしに資産を保持できる手段」と述べ、利用者が増えるほど価値が高まると説明しています。

需要拡大を促す世界情勢と機関投資家による採用

またホーガン氏は、価値が拡大する要因として「世界的な政府債務の増加や金融システムへの信頼低下」を指摘しました。

同氏は、中央集権的な管理主体に依存しない資産保管手段の需要が高まっていると指摘し、この環境がビットコインの利用増加につながると述べています。

さらに、ハーバード大学基金、アブダビの政府系ファンド、著名投資家レイ・ダリオ氏など、大口の機関投資家がビットコインを利用している事例にも言及し、こうした採用が利用者増加の一因になるとの見方を示しました。

利用拡大に基づくビットコイン価値の評価

価格については「短期的な価格変動はあるものの、ビットコインが提供するサービスへの需要は変わっていない」とホーガン氏は説明しています。

同氏は、こうした短期的な価格変動はETF資金流入やポートフォリオ調整によるもので、価値を支える基盤的需要は変わらないとの認識を示しました。

また同氏は「サービスへのアクセスを得るにはビットコインの保有が必要である」と述べ、資産としての取得がサービス利用の前提となる構造を指摘しています。

このような仕組みにより、ホーガン氏は「価値判断では短期的な価格変動よりも、利用者数や制度的採用の状況が重要になる」と説明しました。

こうした点から、ビットコインの価値源泉はサービスの利用状況にあり、将来的な焦点は利用者拡大の度合いにあるとしています。

ホーガン氏の見解は、ビットコインを単なる資産クラスではなく、特定の役割を持つサービスとして評価する枠組みを示しています。

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Source:マット・ホーガン氏メモ
サムネイル:AIによる生成画像

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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