
DappRadar、財政難でサービス終了を決定
分散型アプリケーション(DApps)関連の総合情報サイトであるDappRadar(ダップレーダー)は2025年11月17日に、2018年から7年間続いた「DappRadar」のプラットフォームを閉鎖することを決断したと発表しました。
DappRadarは、分散型アプリケーション(DApps)、分散型金融(DeFi)、NFTなどに関連する様々な情報・サービスを提供している人気のプラットフォームであり、各DApps・DeFi・NFTの基本情報・ユーザー数・取引量・関連URL・ランキングなどが分かりやすくまとめられている他、複数のブロックチェーンにも対応していたため、世界中で多くのユーザーに利用されていました。
しかし、現在はこの規模のプラットフォームを運営するのが経済的に困難な状況にあるとのことで、あらゆる選択肢を検討した結果『事業を縮小する』という苦渋の決断を下すことになったと説明されています。
DappRadarの創設者であるスキルマンタス・ヤヌシュカス氏は公式発表の中で「自分たちのコンテンツを通じて何百万人ものユーザーがDappを見つけて、調査し、学ぶための手伝いをできたことを誇りに思う」と述べており、DappRadarが何千もの開発者やプロジェクトと連携してきただけでなく、ジャーナリストにもデータが引用され、研究論文でもデータが使用されてきたことを説明しています。
After seven years, it's time to say goodbye. pic.twitter.com/QGfRRe6Gts
— DappRadar (@DappRadar) November 17, 2025
7年の時を経て、お別れを告げる時が来ました。
今後は段階的に縮小&DAO・トークンに関する報告も
DappRadarの今後については、近日中にプラットフォームの段階的な縮小を開始し、ブロックチェーンとDAppsの追跡を停止し、関連サービスの停止を開始すると説明されています。
また、DappRadarでは「DappRadar DAO」と呼ばれる分散型自律組織(DAO)と「RADARトークン」と呼ばれるネイティブトークンも展開されていますが、これらの今後については通常のDAOチャネルを通じて別途報告が行われるとのことです。
なお、RADARトークンの価格は過去24時間で37.89%、過去7日間で47.15%下落しており、サービス発表前時点で約0.16円だったRADAR価格は記事執筆時点で0.098円まで急落しています。
2025年11月14日〜18日 RADARトークンの価格推移(画像:CoinMarketCap)
スキルマンタス・ヤヌシュカス氏はDAOやRADARトークンについて「まだ決定すべき事項があるため、コミュニティの皆様にも議論に参加していただきたいと考えている」とコメントしています。
今後はDAOやトークンに関する重要発表が行われる可能性もあるため、DAO参加者やRADARトークン保有者は今後の続報なども忘れず確認しておく必要があると考えられます。
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source:DappRadar公式発表
サムネイル:Freepikのライセンス許諾により使用





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