フランクリン・テンプルトンのトークン化基盤「Benji Technology Platform」、カントンネットワークに展開

Benji Technology PlatformがCanton Networkに展開

米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)のトークン化基盤「ベンジ・テクノロジー・プラットフォーム(Benji Technology Platform)」が、カントンネットワーク(Canton Network)に展開された。カントンネットワークのブログで11月12日に発表された。

ベンジ・テクノロジー・プラットフォームは、投資信託やマネーマーケットファンド、株式などをオンチェーン化した投資商品として提供するフランクリン・テンプルトンの独自基盤だ。

同プラットフォームは今回、カントンネットワーク展開のグローバル・コラテラル・ネットワーク(Global Collateral Network)に展開されたとのこと。グローバル・コラテラル・ネットワークは、トークン化された担保資産をオンチェーンでの移転・流動化・管理を相互接続的に行うための機関向けネットワークだ。

今回の展開により、グローバル・コラテラル・ネットワークに参加するシンガポール拠点のデジタル資産取引企業QCPキャピタル(QCP Capital)などが、同プラットフォームを活用予定だという。

フランクリン・テンプルトンのデジタル資産責任者ロジャー・ベイストン(Roger Bayston)氏は今回の展開について、「当社は顧客が期待する相互運用性と並んで、プライベートブロックチェーンの選択肢を提供でき、その過程で当社のアプローチを特徴づける透明性とセキュリティを損なうことはない」と発表にて述べた。

なお、ベンジ・テクノロジー・プラットフォームはカントンネットワークのほかに、ステラ(Stellar)、ポリゴン(Polygon)、アービトラム(Arbitrum)、アバランチ(Avalanche)、アプトス(Aptos)、イーサリアム(Ethereum)、ベース(Base)、ソラナ(Solana)、BNBチェーン(BNB Chain)で現在展開されている。

カントンネットワークとは

カントンネットワークは、機関投資家向け金融のために特別に構築されたブロックチェーン。2023年5月にデジタルアセット(Digital Asset)社によって立ち上げられた。2024年6月にメインネットで稼働開始したネットワーク全体の相互運用レイヤー「グローバルシンクロナイザー(Global Synchronizer)」により、複数の資産クラスにわたるリアルタイムで安全な同期と決済を可能にしている。

現在オープンソース化されているカントンネットワークは、ネイティブトークン「カントンコイン(CC)」によって駆動され、分散型ガバナンスと協調的なアプリケーション開発をサポートしている。

参考:フランクリン・テンプルトン
画像:PIXTA

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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