金融庁、3メガバンクらのステーブルコイン共同発行の実証実験を支援決定

金融庁が3メガバンク発行ステーブルコインの実証実験を支援

金融庁が、三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行の3メガバンクが関わるステーブルコインの実証実験について、支援を行うと11月7日に発表した。

今回の金融庁は同日、「FinTech実証実験ハブ」内に新たに立ち上げた「決済高度化プロジェクト(PIP: Payment Innovation Project)」の初の支援案件として、同実証実験を支援するとした。なおPIPの立ち上げは、ブロックチェーン技術を活用した決済高度化の検討に国内外で進展がみられることを踏まえ行われた。

発表によると同実証実験には、3メガバンクの他、三菱商事・三菱UFJ信託銀行・プログマ(Progmat)社も参画している。プログマ社はデジタルアセット発行・管理基盤「Progmat(プログマ)」提供企業である。

実験内容は「ステーブルコイン(電子決済手段)を複数の銀行グループが共同で発行する場合において、サービス設計に応じた規制対応や実務対応を適法かつ適切に遂行できるか等の検証」とされている。期間は本年11月より当面の間とのこと。

この実験を通じて整理されたコンプライアンスや監督対応上の論点、一般利用者に向けてサービスを提供する際に生じ得る法令解釈に係る実務上の論点等を含む実験結果・結論については、実証実験終了後に金融庁ウェブサイトにおいて公表予定とのことだ。

なお今回の発表については10月17日に先行して各社が報じていた。

その際の報道によると、同実証実験によるステーブルコインは今年度内の実用化が目指されているとのこと。

また同ステーブルコインはまず三菱商事の社内資金決済で利用される予定で、企業間送金の効率化やコスト削減を図るとも報じられており、将来的にはドル建てステーブルコインの発行も検討されているとのことだった。

参考:金融庁1金融庁2
画像:PIXTA

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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