Mythical Games、World Chain上初のレイヤー3ブロックチェーン「Mythos Chain」展開へ

World Chain初のレイヤー3ブロックチェーン

ワールドコイン(Worldcoin/WLD)などを展開していることで知られる「World」は2025年10月31日に、ブロックチェーンゲーム開発企業の「Mythical Games」がWorldと提携して、World Chain初のレイヤー3ブロックチェーン「Mythos Chain」を展開することを発表しました。

Mythical Games(ミシカル・ゲームズ)は『NFL Rivals』『FIFA Rivals』『Pudgy Party』などの人気タイトルを手掛ける大手ブロックチェーンゲーム開発企業であり、独自ブロックチェーンの「Mythical Chain」や、ネイティブユーティリティトークンの「MYTH」も展開しています。

同社はWorldとの提携を通じて「World Chain上に構築される初のレイヤー3ブロックチェーン」を立ち上げることを予定しているとのことで、両社の公式Xアカウントでも以下のように報告が行われています。

「Mythical World」が現実に✨

「World」が「Mythical Games」と提携し、数百万人のゲーマーたちに“人間らしさ”を届けます。

Mythicalのマーケットプレイス、デジタルキャラクター資産、MYTHトークン、そしてWorld Chain上に構築された初のL3「Mythos Chain」が“本物の人間のネットワーク”へと進出します。

「Mythical World」が現実に。

私たちは“本物の人間のネットワーク”である「World」と提携し、World Chain上初のL3を立ち上げます。

この提携により、エンタメ分野における「信頼」と「人間性の証明」の新たな基準を共に築いていきます。

World IDの人間証明技術を活用

今回の提携によって、Mythicalで開発されるゲームでは「World ID」の人間証明(Proof of Human)技術を活用して、より安全にログインし、より公平にアイテムを配布し、ゲームプレイをより楽しく進化させることができるようになるとされています。

World IDは、Worldが展開する虹彩認証技術を用いた生体認証装置「Orb」で“実在する人間であること”を証明した人に付与されるデジタルIDであり、World IDを獲得した人は、各種サービスのログインにIDを使用できる他、仮想通貨WLDで毎月報酬を受け取ったりできるようになっています。

また、Mythicalは自社が有する数百万人規模のプレイヤーを本物の人間ネットワーク(Real Human Network)に接続することも予定しており、Mythicalのマーケットプレイス・デジタルキャラクター資産・MYTHトークンなどすべてが新たに構築されるレイヤー3ブロックチェーン「Mythos Chain」上で稼働する予定だと報告されています。

Worldの「Real Human Network」は記事執筆時点で17,469,257人の認証済みユーザーを抱えていると報告されているため、Mythicalのゲームプレイヤーもさらに増加する可能性があると考えられます。

ゲーム業界の「ボット問題」に対処

ここ最近では、人間プレイヤーの代わりにゲームを自動でプレイする「ボット」の数が増えてきていますが、そのようなボットは不正な報酬獲得や経済操作の温床にもなりうる状況にあるとのことで、Worldの公式発表では「実際に約75%のゲーマーが“ボットがゲームの楽しさを損なっている”と回答している」とも報告されています。

しかし、Mythicalのエコシステムに「World ID」を統合すれば「人間」と「ボット」をより明確に区別できるようになるため、開発者とプレイヤーは『ボットに荒らされない環境』で安心して遊べるようになり、より公平なゲームプレイと信頼できる経済圏を実現できると期待されています。

また、World Chain上のレイヤー3として「Mythos Chain」を展開することによって高速・低コストな取引が可能になる他、World IDを組み合わせることによって大会・ランキング・マッチメイキングにおけるスモーフィング(複数アカ利用)やファーミング行為を防止することもできると期待されています。

AI(人工知能)の進化はゲーム分野に様々な恩恵をもたらす一方で詐欺や不正など新たな問題も生み出していますが、World IDとWorld Chainを活用すれば「1人1アカウント」の信頼性を担保して“人間中心のゲーム設計の新基準”を打ち立てることができると注目されています。

>>最新の仮想通貨ニュースはこちら

source:World公式発表
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

コメント

タイトルとURLをコピーしました