
WLFI、GateやKuCoinなど6取引所でエアドロップを実施
2025年10月29日、トランプ米大統領一族が支援する分散型金融(DeFi)プロジェクト「ワールド・リバティ・ファイナンシャル(WLFI)」は、自社ステーブルコイン「USD1」の初期ユーザーに対し、合計840万WLFI(120万ドル/1.8億円相当)をエアドロップすることを発表しました。
同社は8月に「USD1ポイントプログラム」を立ち上げ、提携するCEX(中央集権型取引所)でUSD1を購入・利用した初期ユーザーにポイントを付与してきました。
このロイヤリティプログラムは、過去2カ月間で約5億ドル(約750億円)規模の取引拡大を促進したとされ、これまでの貢献に対してトークン報酬が配布されます。
対象ユーザーは各取引所の条件に基づき「USD1取引ペアの利用や残高維持などでポイントを獲得した参加者」で、エアドロップの実施方法や配布条件は取引所ごとに異なるとしています。
発表によると、初回のエアドロップはGate(ゲート)、KuCoin(クーコイン)、MEXC、LBank、HTX、Flipsterの6取引所で順次開始される予定です。
Two months ago, World Liberty launched the USD1 Points Program to Select Exchanges.
The Loyalty platform put power in the hands of early users, who helped drive $500m of growth in the last two months through activities such as purchasing and using USD1 on partner exchanges.…
— WLFI (@worldlibertyfi) October 29, 2025
2か月前、WLFIは「USD1ポイントプログラム」を一部の取引所で開始しました。
このプログラムでは、初期ユーザーの方々に力を与え、USD1をパートナー取引所で購入・利用するなどの活動を通じて、わずか2か月で5億ドルの成長を牽引していただきました。
その努力に対して、ユーザーの皆さまに報酬が贈られます。
初期ユーザーエアドロップから始まるWLFIのUSD1戦略拡大
ユーザー貢献を評価する新たなエコシステム
ワールド・リバティ・ファイナンシャルは、USD1ポイントプログラムの目的について「ステーブルコインの採用を推進するユーザーの貢献を再定義する試み」だと説明しています。
同社はプログラム開始当初から「利用拡大に貢献するユーザーを正当に評価する新たなエコシステム」を目指しており、今回のエアドロップはその第一段階と位置づけています。
配布条件や報酬内容は各取引所の裁量に委ねられ、今後変更や終了の可能性もあります。ワールド・リバティ・ファイナンシャルは、各取引所の免責事項や利用条件を確認した上での参加を促しています。
新取引ペアと報酬拡大へ進むUSD1エコシステム
さらに、WLFIは今回の報酬配布を「始まりにすぎない」と述べ、今後は新しいUSD1関連プロジェクトやDeFiとの連携を通じて、取引ペアや報酬体系を拡大していく方針を示しました。
USD1の利用促進に貢献するユーザーに対しては、今後も複数のプラットフォームでポイント獲得の機会を提供するとしています。
同社は「USD1エコシステムの持続的な拡張を通じて世界的なステーブルコイン利用の新たな基準を築く」と強調し、CEXパートナーとの協働によりより多様な報酬機会を創出する計画です。
今回の発表は、USD1を軸としたロイヤリティエコノミー形成に向けた重要な一歩とみられ、ステーブルコインの実用性向上と普及促進を目指す同社の中長期戦略の一環となっています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=151.69 円)
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Source:WLFI公式X
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用




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